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奥多摩 鳩美 [日本蕎麦]

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10月21日 奥多摩 鳩美 ざる大もり 800円

平打ちの田舎蕎麦。ぽそぽそした感じ。大量に口に含むとほのかな蕎麦のかほり。お蕎麦は小さなざる(かご)に小山のように盛ってある。大食漢の自分的には”大盛り”なのだからもっとたくさん盛ってほしい。山葵は生ではなく、薬味は葱と茗荷。茗荷はなかなかよかった。つゆは甘めのものがたっぷり。蕎麦湯はとろりとした濃いもの。食器が古くなっており、やや残念な感じ。つゆはたくさん余ってしまった。

良い; そこそこの値段、薬味の工夫、独特の平打ち蕎麦、そこそこ清潔で家族的雰囲気
もっと良くなる;もっともりを大きく、食器を取り替えて、つゆはからく少なく(個人的な好みデス)
また行く?;Yes
総評;江戸前との違いを期待したい。山のお蕎麦屋さんらしく豪快に沢山もって頂き、野趣豊かな方向に修正するとより良くなると思う。


2013年1月20日 再訪 ざる大もり 800円
仕事を終えて、山岳ドライブを楽しんで、ここでざるを食べて、帰りに”へそまんじゅう”を買って帰るのが最近のお気に入りの休日の過ごし方だ。朝一番でお店を訪れた。感じのよい中年女性がやさしく迎えてくださった。

私は葱を蕎麦と一緒に食べないことが多いのだか、本日供された、ぴかぴかと光るような葱は非常においしかった。これだけでお酒が呑めそうだ(私は休酒中)。茗荷はなぜか今日はなし。山葵は -私は基本的にめんくい活動に山葵を必要としない- なんだか粉山葵のようだが、これが不思議と悪くない。きちんと風味があり、お鼻に優しい。

麺はいつものように小ざるにもった山もりの平打ち麺。余裕をもってきちんと味わってみると、ちゃんとした蕎麦のかほり。二八っぽい感じ?。のど越しを楽しむのではなく、蕎麦そのものの味を楽しむタイプ。もそもそしているが、素朴に美味しい。例によって甘めのつゆがたっぷり。江戸前と比べてからくはない。平打ち麺なのでつゆによくからみ、蕎麦つゆは少量で十分。前回同様沢山余ってしまった。申し訳ない。だんだんここのお蕎麦がわかってきた。やはりもう少し沢山もっていただくとうれしいと思った。

山で食べるお蕎麦は美味しい。乾燥した肌寒いような山の気候が、お蕎麦を食べるのに向いているようだ。お蕎麦は本来高級な食品ではないと思うjが、繊細な食べ物なので、その日気分、体調、環境などで、味や印象が大きく変わるのが面白い。2013年2月某日 再訪 ざる大もり 800円
睡眠をほとんどとらずに働いて、飲まず食わずでドライブをしてお店に到着。いつものようにざるをお願いしたのだが、お店が混んでいて待ち時間が長かった。腹ペコだったのであっという間に完食。そうではあったが、つゆの味やお蕎麦のかほりなど、敏感に感じることができた。山の景色を楽しみながらのお蕎麦は、都心で食べるお蕎麦とはまた違った味わいだ。帰りにトイレに行きたくなることを心配し、とろりとした蕎麦湯を半分くらいでやめ、心を残しながら帰途についた。山蕎麦はやっぱりいい。今度はおかわりしてみよう。

2013年3月某日 懲りずに再訪 ざる大もり*2 1600円
仕事を終わらせてまったりとドライブを楽しんで到着。お店はすいており、窓際の席にゆったりと座ることができた。ラッキーだ。今日は思い切ってお蕎麦で満腹になってみようと考え、大もりを二つお願いした。前回とお蕎麦の印象は変わらないが、新しい発見としては、1.つゆにお蕎麦をどっぷりとつけたほうがおいしく食べられるように調理されているようだ 2.お蕎麦のかほりはやや弱めなのだが、つゆにつけずに味わえば、結構楽しめる ということくらいか。(どこかの地方には、水蕎麦という食べ方もあるらしい)たっぷりと供された蕎麦湯を飲み干したかったのだが、運転中に何度もトイレに行くのはウザいので、ほどほどで我慢し、蕎麦湯を残して店を後にした。満腹。満足。ご馳走様でした。山は空気も水もすがすがしく、清潔感があるのがいいと思う。

2013年11月某日 再訪 ざる大もり 800円
非常事態で二日間ほとんど寝ずに働いた。疲れ果て、乾ききった体に栄養補給をするのをひかえてお蕎麦をもとめた。体がそうしろといったのだ。安心の鳩美に車をとばし(かなり遠かった)、ざるの大盛りを久しぶりにお願いした。信頼と安心の鳩美だ。冒険する余裕は今日の私にはなかった。

お蕎麦が出来た。何もつけずに味わってみた。いつも通り、しかもちょっと茹ですぎ、やや失敗したお蕎麦なのに、非常にいいかほりで、クルミのような芳ばしいかほりも密かに漂ってきてびっくりした。いつものようにたっぷりどっぷりとした蕎麦つゆ。しかし今日は味わいがいつもと違う。塩分をあまり感じないのだ、、、、わかった、そうだ、私はとても疲れているんだ。乾いているんだ、お腹が空いているんだ、、、、、。びっくりした。いつものお蕎麦が、こんなに違って感じられるなんて。ここのお蕎麦は、山を歩いたりして、疲れた人の味覚に合わせて味を作ってあるのかもしれない。考えすぎか?ただ私のお腹が空いているだけかもしれない。ともあれ、葱も、山葵も、お蕎麦も、蕎麦つゆもえらくおいしく、砂漠に水を撒くように、全てありがたく吸収させていただいた。私的な話だが、史上初めて大量に供された蕎麦湯を全て飲み干し、こちらも初めて、なみなみと注がれた蕎麦つゆを(蕎麦湯とはべつべつにして)全て飲み干した。あきれたことに、お茶までお代わりした。もう一つ食べようかとも考えたが、今日の感動を損なうような気がしてやめておいた。脱水状態だったらしく、おしっこは少ししか出なかった。これはドライブ中はとっても助かる。

都心のお蕎麦は飽食した人が楽しみのために食するもので、山里のお蕎麦は、おそらく本来、疲れた体をいやすために食べるものなのだ、ということが身をもって理解された。つまり都心で供されるお蕎麦を、足りないぞ!もっとくれもっとくれ!、というのはやはり目的をはき違えているのだ。私の欲しているお蕎麦は、おそらく山里で供されるようなものに近いのだろう。ちょっと目が開いたような気がした。びっくりだ。都心のお蕎麦屋さんを愛でつつ、何とか時間を作って自分が本当に必要としているお蕎麦屋さんをじっくりと探してみようと思う。日帰り長野県ツアーなど、企画してみるか?十分可能だ。老後の楽しみが一つ増えたかな?ありがとう、鳩美。本日もごちそうさまでした。満足。


その後何度か訪れたが、なぜかなかなか入れない。たのむからオレに蕎麦を食わしてくれー!

2014年8月某日 大盛り2枚 1600円
山蕎麦がお腹いっぱい食べたくなって、矢も楯もたまらずに車を飛ばした。冬支度なのだろうか、複数の場所で道路工事をしており、いくつもの渋滞を超えての再訪だ。私がお店につくと同時に2パーティーがお店に入ってゆき、なんと私が座るテーブルがない。私にしては珍しく、座敷で本腰を入れてお蕎麦を味わうことになった。

そば茶を飲みながらのんびりと待たせていただき、景色を楽しみながらゆったりとした山時間を過ごす。そして楽しみにしていた、久しぶりの、ざるではなく“かご“に盛られた山蕎麦。いつも通り平打ち蕎麦で控えめな薫り。蕎麦つゆは真黒だが甘みの勝ったいつものやつだ。疲れている体に染み入るような。美味しく感じられる。これまでの経験を活かして、蕎麦を数回、何もつけずにそのまま楽しんだ後は、蕎麦つゆにどっぷりと浸してから手繰る。やはりこのお店ではこれがバランスの好い食べ方といえよう。平打ち蕎麦がふやけてしまわないよう、スピードを出してはむはむと蕎麦を楽しんだ、、、。満足だ。いつもの高品質粉山葵と、野趣豊かな刻み葱も美味しかった。例によって蕎麦とは別々に楽しんだ。

帰りのトイレを心配しつつ、全ての蕎麦湯を飲み干して山蕎麦を〆た。どうしてもたまに足を運びたくなるお店だ。このまま頑張ってほしい。ごちそうさまでした。明日からまた頑張ろう。

2015年3月某日 再訪 ざる大もり 800円
久しぶりに再訪。いつも通りのお店、雰囲気、味。客層も同じだ。いつもの高品質粉山葵と、刻み葱。お蕎麦に飢えていたので大変美味しくいただきました。文句なし。トイレ60点くらいだが山の清浄な空気で70点くらいの印象。

2015年4月某日 再訪 ざる大もり 800円
どうしてもたまに食べたくなって再訪。山で働く人たちに混ざってお蕎麦を手繰った。疲れていたので蕎麦はいつもより薫り高く、蕎麦つゆは舌に残る甘さが強く感じられ、体に優しいと思った。都心の趣味蕎麦と、山の生活蕎麦を比べると、私にはここのお蕎麦のように生活蕎麦の方があっているようだ。今日はいつもと違う、ちょっと年配のおばさまお二人がサーブしてくれた。蕎麦湯を沢山飲み、膀胱を空にし、満足してお店を後にした。泥だらけのオジサンたちが大声で話をし、楽しそうに食事をしており、泥は許して欲しいなあと思ったが、どちらかと言えば私の方が部外者なのだと理解できた。ナルホド、山蕎麦。今日もごちそうさまでした。ドライブ、景色、水、雰囲気、、、全てに満足です。おおもり二つを食べまくるより、蕎麦湯を飲んでお腹を膨らした方が総合的な満足度が高いようだ。

2015年6月某日 再訪 ざる大もり 800円
山は人気があるようで、週末は山歩きを楽しむ人でごった返していると言ってもよいような状況だ。地元の方たちに加えて観光客が沢山いるので、車を止める場所を確保するのが難しい。山を歩くのなら電車で来てくれよ、と言いたい。まあ人の好き好きだろうけれども。駐車場でのんびり昼寝をするのも、人目が気になってはばかられる。これではちょっと困ってしまう。それでもなんとか自分の場所を確保して、鳩美に足を運ぶ。心身が疲れているのか、甘辛の蕎麦つゆが妙に美味しい。乱切りにされたさらし葱も、何時もよりずいぶん甘く感じられる。ここのお蕎麦は比較的質が安定してるので、味が変わったように感じられるのは、体調の変化によるものだろう。お蕎麦は健康のバロメーターにもなるのだ、面白いなあ。あとはいつも通り。無心にお蕎麦を手繰り、蕎麦湯をたっぷりと楽しんで店を後にした。お蕎麦を二つお願いするよりも、蕎麦湯を大量に消費する方が、なんというか、最近の気分と体調に合うようだ。始めて蕎麦つゆを全て飲み干してしまった。今のところ、山蕎麦はここが個人的なベストだ。

2016年5月   再訪 ざる大もり 800円
山蕎麦で体をいたわろうと再訪。いつもの奥多摩、いつもの鳩美の蕎麦だ。見た目よりたっぷり入っているざるに盛られた平打ちの蕎麦をわしわしと味わう。やや薄め、甘めの例の蕎麦つゆにどぼどぼとつけて味わう。薬味はWildな葱、輪切りをさらに半分にしたもの。山葵はほとんど生?のように思われた。すべてのお蕎麦を味わい、食べつくし、たっぷりと湯桶で供された蕎麦湯を飲み干し、さらに蕎麦つゆも飲み干して、すこし幸せになって奥多摩を後にした。疲れた時の山蕎麦は、心に沁みる。


2017/11 再訪 ざる おおもり 800エン
無理やりに時間を作り、ものすごく久しぶりにクルマで奥多摩を訪れた。奥多摩の峠を愛車で流すのは時を選ばずいつだって最高だ。運悪く小雨が降っていたが、それでもとても楽しい、密度の濃い時間を過ごすことができた。

そうだ、奥多摩には鳩美があるじゃないか。使いやすい駐車場もある。足を運ばない法はない。ゆったりとクルマを転がしていつもの場所にスペースを確保。川を渡ったすぐそこには、大好きな鳩美がまっているではないか。ワクワクしながら暖簾をくぐってお店に入る。店内はいつもの雰囲気ではあるが、トイレが男女別にしつらえなおしてあるようだ。お店のなかの一部が工事中で、なんだか大変なことになっている。しかしあとはいつも通りの鳩美だ。外を眺めながらお蕎麦を楽しめるお気に入りの席に腰を落とし、花番さんにいつも通り大盛りをお願いした。かつてのようにおおもりを二つ食べようと意気込んだが、年を考えて遠慮した。ゆったりとした山時間の中で、懐かしいお蕎麦が供された。ちょっとドキドキした。

角盆に小皿に乗った籠、その中に平打ちのお蕎麦がこんもりと。小皿に野趣豊かな地物と思われる刻み葱とおいしい粉山葵。蕎麦つゆは蕎麦猪口に投入済みのスタイルだ。まずはいつもよりも平打ち度が高めと思われるお蕎麦をヨーク観察してから数本手繰る。うーん、いつもの味、いつもの薫りだ。おいしい。調理場にはご亭主の息子さんと思われる方もご亭主と一緒に立ち働いておられ、彼が調理してくれたお蕎麦なのかもしれない。蕎麦ツユも遠い記憶どおりの、やや濃いめで甘さを強く感じさせるもので、カツヲはあまり強く主張してこない。しかしシイタケなどの山の幸を感じさせることもない。疲れているのでコックリとした甘さが腹に染みる、、、。やっぱりおいしい。

一通り確認して安心した後は、いつも通りにお蕎麦をたっぷりと蕎麦ツユにくぐらせ、一心にお蕎麦を手繰った、というかすすった。クルマなので当然お酒は楽しめないが、お葱と山葵も全て堪能、供された湯桶に入れられた茹で湯そのものの蕎麦湯も全て味わい尽くし、ついでにいつもはやらないのだが、蕎麦ツユも濃いままで味わい尽くして、満足しきってお店を後にしたのであった。大満足、ごちそうさまでした。時間があったらまた来たいです。



2019年10月 再訪 ザル 大盛り 970エン!
懐かしい道をドライブして鳩美に。いつものお店、いつものお蕎麦を満足して楽しんだ。おしっこが近いので蕎麦湯を2杯で我慢して、血圧が高いので蕎麦つゆを途中であきらめてっと。それでもとても密度の濃い時間をすごすことができた。ありがたい。しかしお支払いの段になってびっくり。970エン!地元の人のためのお店はやめてしまって、観光客相手になってしまったのかな、、、。だから今日は休日なのにお店が空いていたのかもしれない。たまにしか来ない客が勝手なこと言ってるだけかもしれないけれど、やっぱりちょっと寂しかった。でもまたここに来て、今後もお蕎麦を楽しませていただこうと思っている。



2019/11-1 再訪 ザル 大盛り 970エン

延々とドライブを楽しんで鳩美に。ドライブ中にサルの群れに初めて遭遇してとても幸運だった。ここは日光なのか?しかし週末の奥多摩は雨ゆえに人影少なく、空いていて快適だ。よしよし。いつものお店でいつものお蕎麦を楽しもう。結構野性的な刻み葱を噛みしめて、山葵をちょこちょことなめて。平打ち麺なので蕎麦つゆによくからみ、いつもながらおいしい。おしっこが近いのはわかっているが、蕎麦湯を3杯たっぷりと味わって、血圧が高いので蕎麦つゆはやっぱり途中であきらめてっと。お客さんがまばらな店内で、密度の濃い時間をすごすことができた。ありがたい。またここに来たい。



2020/1-1 再訪 空振り

遠路はるばるクルマを飛ばして奥多摩までお蕎麦を手繰りに行ったのだが、駐車場をおばあさん二人の乗ったクルマに譲ってしまった。ダメだなオレ、欲がないなオレ。仕方がないので峠をちょっと攻めてから帰宅した。残念無念。



2020/3-1 再訪 大ざる 970エン

またこちらを訪れることができた幸せにふるえつつ、いつもの新鮮なさらしネギと粉わさびを楽しみつつ、かごのようなざるに盛られたお蕎麦を堪能した。朝方からなにも食べずにお店にうかがったため、我ながら浅ましいほどお腹が空いており、あっという間に、ほんとうにあっという間にお蕎麦を堪能しきった。その後はそば湯のお楽しみなのだが、里に下りるまでに自慢のBMWを駆ってもかなり時間がかかるため、残念だがいつものように三杯ではなく二杯でやめることにした。

この日は最高のお蕎麦を静かな環境で楽しむことができて幸せだったのだが、その後のドライブが問題だった。鳩美を訪れた後は腹ごなしに峠をちょっとだけ攻めるのを楽しみにしているのだが、コーナーをいくつも立ち上がり、峠を登って高度を増すごとに、気温が下がってついには雪が降りだしたのだ。しかし風が強いため路上はクリアで、何とかなるだろうと峠越えを急いだ。すると頂上が近づくにつれて、吹きだまりのようなところが増えてきて、ついに雪が厚めに積もったセクションを避けることができなくなってしまった。重いFRで峠を登るとどうなるか、わかる人にわかるだろう。教科書みたいなもんだ。結局亀の子のようになってしまった私は、周囲のドライバーに迷惑をかけつつ、冷たい視線に耐えて数百メートルバックして峠を下り、這々の体で雪のない里へと逃げ帰ったのであった。お粗末。その後ディーラーにいって愛車の点検をしてもらったのは秘密だ。



2022/12/某日 再訪 
意を決して再訪したのだが、入り口に大きく 臨時休業 とはってあってがっくりした。峠のドライブを楽しんで帰宅した。お気に入りの駐車スポットにクルマは止められないし、駐車場を使うドライバのマナーはよろしくないし、しばらく足が遠のいてしまいそうだ。残念であった。


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