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宗玄 純米 山田錦 ひやおろし [日本酒]

11月6日
宗玄 純米 山田錦 ひやおろし 4合瓶 1575円 宗玄酒造

昨年から呑み始めた”とろり、こってり”とした独特のお酒。どこかのサイトで、”全国的な淡麗辛口化の中で、「宗玄」の味わいはこれと正反対の濃醇甘口タイプ”などと紹介されている。時代劇を見ていると、お酒を飲んだ殿様が”甘露甘露”なんて呵呵大笑することがあるが、このお酒はまさに私にとって”甘露”だ。去年のものは深くまろやかな味わいであったが、今年のものはやや厳しめの印象、しかしそれもいい。デザートワインみたいな呑みかたもできそう。石川県の知人によれば、"たいした蔵ではない"などというが、私は自らの味覚を信ずる。何時口にしても満足できるお酒だ。上述したが、肴なしでもいけるタイプ。食事と合わせると、持ち味を損なうことがあるかもしれない。ともあれ、理屈をこねずに杯を口に運べば、あなたもこのお酒のファンになるかも。

また呑む?:Yes 
印象    :石川県のこってりめのお酒 このお酒を呑んで石川県が好きになった 毎年一回は呑みたい 個人的にかなりお勧め


12月某日
最近一升瓶でお酒を買うことが多く、このお酒も一升瓶で買ってみた。今回も上記の印象は変わらない。一升呑みきるまでの数日間(まあ、一日で飲んでしまうこともあるけれど)このお酒はほとんど味も薫りも変わらない。やや”厳しい”味になる程度。ひやおろしなので瑞々しさ、はかなさ、繊細さを欠くきらいはあるが、そのぶん奥行きの深い味で、安心して飲める。肴はいらない。お勧めの銘柄だ。

2013年11月某日
めちゃめちゃ疲れているので外に出るのがつらい。としなのだろう。いったん出てしまえば多少つらい仕事でも全然怖くない、むしろぬるい仕事は嫌いだ。日本人だからだろう。それでも今日は、ちょっとだけ、自分を大切にしてみよう、と、久しぶりに日本酒を舐めてみることにした。飲酒行動をゆっくりと再開している。最も信頼している友人が、急に止めるのは体に悪いといったからだ。またやめるかもしれないけど。人にあわせられないので、一人で呑むことが多い。昔行きつけた酒屋さんで今年のひやおろしを目にしてしまい、誘惑に身を任せることにした。ちょっとなめてみた。久しぶりで私の”舌”がかわってしまったのかもしれないが、ことしのものは例年とは明らかに違う。いつも通りおいしい、しかし淡麗辛口化してしまっているようだ。”とろり、こってり”を期待したのだが、、、。しかし日本酒は超生ものだ、文句を言わずに毎年の違いを楽しむのが正しいように思う。昔親しかった女の子によそよそしくされたような寂しさは感じるが、それはそれ、人生はうつろうものなのだ。四合呑みきってから、また考えてみようと思う。
タグ:日本酒
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