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市川 市政屋 [つけ麺]

11月15日
市川 市政屋 つけ麺 大盛り 900円

私にはもうラーメンは必要ない。ジジイになって脂肪もカロリーも塩分も必要ないからだ。脂肪はすでにお腹に売るほど蓄えてある。血圧はすでにレッドゾーンだ。だから私にはラーメンを語る資格がない。しかしつけ麺なら何とかなるかもしれない、と思って市川で評判の高い、某ラーメン屋さんに足を向けた、、、、しかし本日休業のつれない表示が!しぼんだ心にケリを入れて、背筋を伸ばして、かつて通った市政屋に行ってみることにした。駅前再開発の始まる前の、市川駅南口の店舗からかなり歩いた。お店に近づくにつれ、”豚のかほり”がぷんぷん。このお店が系列であるかどうか正確には知らないが、家系の文法通りのラーメンのように記憶している、、、調べてみると、六角家の系列らしい。昔は、ご亭主が一緒に働いているお母さん?を厳しく詰責することで有名だったように記憶している。

いわゆる家系のラーメンは、新杉田の吉村家が元祖と理解している。個人的に、家系のラーメン屋さんには親近感を感じる、、、というのも、子供のころ新杉田の近くに住んでいたからだ。私の記憶が確かなら、新杉田の駅前に小さな屋台(だったと思う)を出していたのが吉村家の前身であったはずだ。当時から評判の”うまいラーメン”ではあったが、何せ昔のことでもあって清潔感は今一つ。”子供の食べるものじゃない”といって大人たちは自分たちだけでこのラーメンを楽しんでいたようだ。子供時代に数回、駅前の殺伐とした雰囲気の中、大人たちに囲まれて、寒空の下でどんぶりを手にした経験がある。スープが子供にとっては非常に熱く、ラーメンをあまり楽しめなかったように記憶している。大人になってから家系のラーメンはずいぶん沢山食べた。家系のファンといってよい。

ともあれ、市政屋だ。自販機で大盛りつけ麺を購入。カウンターに食券を置いてしばらく待つ。感じのいいお兄さんとお姉さんが10人前後の客を前にして奮闘している。例によって二人とも黒いTシャツ。ずいぶんと大変そうだ。ややたどたどしくはあるが、順調にオーダーをこなしている。しかし何たることか、お兄さんが突然食事をしに下がってしまう。どうしてこんなに混んでいるのに食事を?理解不能。まあお腹がすいていたのだろう、、、。その後のお姉さんの奮闘ぶりは大したものだった。無表情に働く、働く、働く。そしてようやく私の番、一手間多くかかるつけ麺だ。麺をゆで、水でしめて、丁寧に湯をきる。ずいぶん頑張ってざるを振ってくれた。そしてたれをスープで割ってつけ汁をつくり、一丁上がりだ。

しるは”豚のかほり”がビンビンで背油がやや浮いている。鳥っぽい薫りも多少あるようだ。しかし豚のかほりがゆき過ぎて、発酵臭が混じっている。のりを手でちぎったものが少量の葱と共に浮かせてあるのは、油臭さを抑えるのにいいようだ。しかし全体として、私には残念ながら”ちょっとクサイ”感じ。つけ汁としてはからさも足りない。お姉さん忙しすぎて気配りが不十分だったのか?しかし黙って許してしまう。女に甘いのはおじさんの特権だ。麺はもちもちとして、小麦と適度なかん水?の薫りが混じっていい感じ。味もかみごたえもよい。量も十分だ。これに刻んだチャーシューとホウレンソウ、半熟味玉に少量の海苔が乗っている。大きなチャーシュー、ホウレンソウ、のりが数枚どんぶりのふちに並べて、という家系ラーメンでおなじみの景色ではないが、つけ麺なので仕方がない。つゆに多少の問題を感じたが、文句を言わずにどんどん食べて、満腹してフィニッシュ。お口の周りは脂でてらてら、お腹はポンポコだ。満足感は”おつゆの充実”があるラーメンに遠く及ばないが、お蕎麦よりもはるかに上だ。ご馳走様でした。


良い;千葉県で家系の味が楽しめるお店 ぶた!のかほりにつつまれながら麺を心ゆくまで堪能できる
もっと良くなる;無理はわかっていますが、人を増やして、味を昔のレベルに戻して、お店を清潔にお願いします 潜在的ポテンシャルは高いと思います えらそうですみません 
また行く?;しばらくはNo
総括;千葉県にある家系のラーメン屋さん。地元に既に溶け込んでおり、無くてはならないお店になっている。若者向きでしょうか?
タグ:つけ麺
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