SSブログ

日本のクルマをおりるかも -5- ディーラーの力 Mazda Roadstar [クルマ]

日本のクルマをおりるかも -5- ディーラーの力 Mazda Roadstar

何度かMazdaディーラーを訪れようとしたのだが、休みが合わなかったり、道路工事をしていたり、周囲の道が渋滞していたり、、、なぜかその機会に恵まれなかった。ご縁がないのかな?とあきらめかけていたところ、数日前になんとか目的を果たすことができた。やれ嬉しや。訪れたディーラーは、表通りをはずれた少し寂しい感じのところに建っていたのだが、建物に入ってびっくり、ずいぶん広く、清潔で、気持ちのよい空間だ。うれしい驚き。Mazdaなかなかやるじゃないか!

駐車場も十分に広く、後の心配をしないで愛車を停めることができた。これはクルマを愛する私にとっては大変重要。駐車場に停めた車を心配していたら、真剣にディーラーのスタッフと話もできないし、試乗にも身が入らないではないか。とりあえず合格、◎だ。スバラシイ。すぐにスタッフの方が来てくれて、エスコートしてもらった。開けたドアがぶつからないように手をかざしてはくれたが、ドアノブを触ったりはしなかった。細かいことだが私はそんなやり方が気に入った。大丈夫そうかな、と。

それでできるだけ丁寧に試乗をお願いした。

段取りは悪かったが、購入を考えているグレードのロドスタを用意してくれ、さっそく乗ってみろという。いそいそと車に向かう。あったあった、これだこれだ。なかなか可愛いカッコイイ。知ってはいたがなんとも小さな車体。小動物がぺたんと小さくつぶれて路上で四足を踏ん張っているような。トランクを開けてバッグを入れさせていただいたのだが、ちょっと驚いた。何に驚いたかというと、トランク周りのかっちりした造りと塗装の品質の高さだ。昔のMazdaのイメージを引きずっている私は、失礼だがこの車の仕上げや剛性感に多くを期待していなかったのだが、期待を二回り以上上回る出来栄えだ。スバラシイ(2回目)。ドアを開け閉めするとバシャンという音。この車は基本オープンだし、2ドアなのでそれは仕方がない。ドアの開け閉めで感じられる剛性感はそこそこだ。

さっそくコクピットに乗り込んで、、、、ポジションを合わせる、、、ペダル位置は全体に外側に向けて設定されており、下半身が斜めに流れる不思議な感覚。ハンドルは角度調整のみで、テレスコは無しだ。それでもそれなりに快適なポジションを探し、背筋を伸ばして外を、、、、と、、、私の頭をこするのは誰?それまもちろんロドスタの幌だ。シートを上下するリフト機能はついていないため、前後にスライドさせて背中を丸めて車に体を合わせることになる、、、、これはちょっと困った。

ともあれ、可能な範囲でベストポジションを探して、、、、ちょっとだけ首を曲げながら、、、エンジンをかける。当然一発で始動。基調黒でまとめられた狭いコクピット、上下左右からの包まれ感、エンジンの音と振動とわずかな油のにおい、、、いい感じだ。とっても落ち着く。排気系と思われるややからからという音がちょっと耳障り。しかしそれはまあいい。さっそく走り出す、、、、ギャップを超えて、、、、よいしょ、、、と、、、ダイレクトにショックが尻とハンドルに伝わってくるが、FD2と比べれば何のことはない。快適、と言ってもいいようなショックだ。車体はミシリともいわず、なかなかしっかりとしたシャシーであることを伝えてくる。ゆっくり走っていても、手、尻、それに加えて目や鼻からたくさんの情報が入ってくるので結構楽しい。ステレオはいらない。FD2もそうだけれど。大きくゆすってみてもおさまりがいい。FD2とは違ってエンジンが主役という印象は薄い。体全体で走っているような感じ。なかなかいいぞ。

”踏んで回すと本領を発揮”、とスタッフの方が言うのだが、道が混んでいてアクセルをがばっと開くチャンスはなかった。返す返すも残念だ。ギアはメカニカルに小さなストロークでカチカチと決まるタイプ。クラッチもわずかなストロークで切れたりつながったり、しかし半クラも当然楽々決まる。ペダルのオフセットは上記のように結構きついが、ヒールアンドトウは初めての私でもやりやすかった。体の真横にブレーキとギアを横付けにして、カチカチやりながら地面の上すれすれをお尻が滑っている感じはなかなか良かった。頭の中がちょっと静かになる感じだった。ウヒヒ。ちょっとヨダレ垂れるね。しかしものすごく劇的なわけではなく、日常的に楽しめるレベルのちょっと地味目な。

これは、高級車ではないが、間違いなく名車だ。肌で感じた。代を重ねて磨き上げられて、おそらく特別なパーツはほとんど使っていないのだろうが、ある方向性に向かって高度に絞り上げられ、洗練された一つの”かたち”になっているのだろう。内装の一部の樹脂の銀色メッキがちょっとビンボくさいような気もしたが、いやだな、と思う部分はほとんどなかった。スバラシイ(3回目)私がもう少しだけ小さなオヤジだったら、、、悔やまれる。体重を落としてもたぶん結果は変わらないだろう。あきらめる前にもうすこし調べてみるつもりではあるが、この車は私には少し小さすぎるようだ。

私がディーラーで見つけたもう一つのスバラシイこと。ガレージがものすごくきれいで整頓されていたこと。これだ、私が求めているものは!と感涙にむせんだ。床なんてピカピカだぜ!これはスゲエ、スバラシイ。

それにしても、車のことを調べれば調べるほど、FD2は私にちょうど良い選択であったことを再確認することになる。嬉しいやら悲しいやら。

Mazdaのディーラー、少なくとも私がお世話になったところは、資金力などはToyotaなど大き目の会社にかなわないのだろうが、スタッフがものすごく頑張っていることがよく分かった。みんなニコニコと感じが良かった。頑張る方向性は、まさにわたし好みのものだった。私の期待をはるかに超えたディーラーの力を感じさせてくれた。うれしい驚きだ。Mazda頑張っている。 Mazdaスバラシイ(5回目)。

-to be continued-
タグ:Roadstar MAZDA
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0