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The Ultimate Single Guitar Amp 3 [音楽]

The Ultimate Single Guitar Amp 3

時間がない。夜中に音は出せない。窓を開けらない雨の日は半田をつかえない、、、そんなこんなで作業が進まなかったが、結局トーン回路をつけ、音が気に入らず取り外し、NFBを可変コントロールとしたがこれも気に入らず元に戻し、最終的にこんな形になった。Finish 2.jpg 電源部分のコンデンサは、本当はこのままのほうが美しいのだが、少しでも静かなアンプにするために、コンデンサをパラにつないで見かけよりも音をとることにした。しかし改善は劇的というわけでもないため、気がかわったら外してしまうかも。やはり早く何らかの客観的な評価方法を導入したいものだ。 Finish 1.jpgこんな感じだ。フロントのポット用の穴は、二つの残したままとした。

このアンプはまとまりのよい、優等生的な音がするノイズが比較的少ないアンプで、
部屋の中で小さめの音でジャズなんかを弾くために作った、というか、ようやく
この程度の形にまとめこむ実力がついたというか。

このアンプを作り直すにあたって心がけたこととしては、
1.徹底的に納得するまでやり直すこと
2.疑問は放っておかないこと
3.つけ外しをして汚れてしまった部品も見捨てないこと
4.見かけよりも性能を重視すること

ハムはほとんどゼロだ。楽器を弾いていれば全く気にならない。しかしギターをつないでボリウムを絞り、アンプ側のパワーを最大にするとわずかにハムが。悔しいがまあ今の私の技術ではこんなもんだろうとあきらめる。

あとは、このアンプの場合、信号、電源、アースをもうすこしきちんと分けることができれば、
さらにノイズを減らすことができると思うのだが、部品の配置を変えることができないので
これ以上はどうにもならない。具体的には交流を扱う領域に割り当てた面積が広すぎるように思う。しかしまあ、穴をあけなおすほどの問題ではないか、と自分を慰める。それでもかつてアメリカから輸入した5F1のキットと比べてもノイズは低いのではないか。まだオシロを購入していないので客観的は評価はできないけれども。

ということで、ほとんど汎用部品のみを使って(オレンジドロップは100円前後の安いものだけ使った)組み上げたアンプを、幸せに使っている。パワー管はKT88の見かけが気に入って、設計の基本になっている6V6ではなくこればかり使っているが、音それ自体を評価すれば、6L6のほうが味わいが深いかもしれない。今後KT88に合わせた定数の最適化が必要なのだと思うが、もう少し実力がつくまではこのままにしておこうと思っている。プッシュプルまでやってみるか、シングルの小さなものまでにするのか、考えてみよう。やるなら徹底的に、というのが基本だ。

重いので今後チョークコイル(おそらく使い方が不適切であまり効果を感じられない)を外す可能性はあるが、しばらくこのままで使い込んでみようと思っている。投入した資源を無駄にしなくって本当に良かった。

いままでに途中で放り出してあるプロジェクトを見直してみようか。今なら少しはましなものにつくりかえることができるかもしれない。お金をほぼ全く使わず、楽しい数日を過ごすことができて良かったでしょう。

自分の技術を評価するために、実は専門家が提供しているキットを購入して組み立て、比べてみた。結果は近いうちにまた書いてみるつもりだ。


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