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市川 文殊 おおざる 500円 [日本蕎麦]

市川 文殊 おおざる 500円

行きたいお蕎麦屋さんに何度もふられて結局通りがかりのこのお店に。毎日ここに立ち寄る人がいるほど固定客のついた、評判のいい立ち食いお蕎麦屋さんなのだが、清潔感が、、、といううわさを聞いていたので立ち寄るつもりはなかった。しかし蕎麦欲求がMaxになっていた私は、禁を破ってがらりと戸を開けてしまった。“いらっしゃーい”。感じのいいおやじさんが調理場で頑張っておられる。これなら大丈夫そうだ。お客さんは誰もいない。これはまいった。

ともあれ、ハンドルは切ってしまったのだから逃げるわけにはいかない。券売機でおおざるを購入。500円だ。それで椅子に座って店内をしげしげと見まわす。なんというか、思いっきり昭和の雰囲気だ。嫌いではないが。店内の幟によれば、自家製麺であり、自家製蕎麦つゆであるという。なるほどそれば素晴らしい。店内は狭いのだが、ざるが洗濯ばさみでぶらさげて干されている。限られたスペースの有効利用だ。しかもなんともいなたいいい味が出ている。

それで、おやじさんはずいぶん丁寧にお蕎麦を調理して水でお蕎麦を〆てくれ、時間をかけてようやく大ざるが供された。プラの角盆にのったプラの丸いせいろとざる、お隣の小皿に乗った薬味はたっぷりの葱、少し仕事をしてある少量の粉山葵とゴマをすりおろしたものだった。お蕎麦は親切にに2枚に分けて出してくれた。しかも時間差攻撃だ。蕎麦つゆは蕎麦猪口ではなく徳利に。これに蕎麦猪口がかぶさっているスタイルだ。

れいによってお蕎麦をクンクンしてみると、、、、つなぎの薫りが鼻をつくが(これはこれでいい薫りだと思っている)、結構豊かなお蕎麦の薫りをたのしめるではないか!素晴らしい。お蕎麦の小山の上に載っている刻みのりは意外だが薫り高いものであり、それでかえって海のものと山のものが喧嘩しているのは困ってしまう。しかしそれはおいておこう。お蕎麦は機械打ち機械切り特有の、きれいにそろってはいるがながーい奴だ。中細でわずかに星が散っており、エッジはわずかに丸まっている感じ。なかなか美しくってよろしい。数本手繰ってみると、いい薫りを漂わせつつ喉を滑ってゆく。お蕎麦はかなりなものだと思った。期待以上だ。

それでは蕎麦つゆは、、、、。カツヲ以外にも小魚系の出汁を感じさせる、薄目でやや甘めの、全体が一体となったなかなかよい蕎麦つゆ。しかしお蕎麦とのバランスがちょっとよくないかも。お蕎麦がしっかりしているので、格好悪いがどっぷりとくぐらせてあげるしかないようだ。そうすると適度な相乗効果が発生して、よりおいしくお蕎麦を食べることができた。なかなかおいしいと。蕎麦湯がないのはやっぱり物足りないが、本日の私のお蕎麦欲求は、おかげさまでかろうじて満たされたのであった。ごちそうさまでした・

良い;市川駅高架下の、評判の良い立ち食い蕎麦やさん。固定客がついており、いつも結構混雑している。地元の人に評判は良いようだ。
もっと良くなる;お茶があるともっと良いかも。お掃除をもう少し、、、、これはもういいか。
また行く?;Probably
総評;市川駅から雨にぬれずに行ける、駅前の立ち食いお蕎麦屋さん、このお店にも椅子がある。良心的に調理しておられる。
トイレ;未使用
駐車場;お店は高架下の駐車場の中にある

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