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屋守(おくのかみ) 純米 荒走り 直汲み 無調整 本生 1800ml 3009円 [日本蕎麦]

屋守(おくのかみ) 純米 荒走り 直汲み 無調整 本生 1800ml 3009円
東村山 豊島屋酒造Okuno.jpg

お蕎麦屋さんで教えていただいた屋守を頑張って入手した。高速道路に乗って、細い曲がりくねった道を延々と、、、。それでようやくたどり着いた酒屋さんにお願いして屋守を出してもらった。お願いは、“3000円くらいで屋守らしい奴を”“お蕎麦屋さんで教えてもらって気に入った”と。ご亭主は、“それなら爽やかで薫りの良いこれがいいです”と瞬間的にこいつを出してくれた。“それください”と憧れの屋守を入手した。一升瓶を割らないように気をつけながら拙宅にもどり、いそいそと封を切る。おお、古風でかっこいいキャップだな、、、。プシュ、、、と、僅かに発酵している屋守を味わうひとときを楽しんだ。

詳細は書けないが、面倒を見ている若者にもらったぐい飲みにトクトクと屋守を満たす。薫りはさほど立ってこないが、冷えているからか?ぐい飲みを少しだけ掌で温めつつ屋守をすする。徐々にフルーティな薫りが立ってくる。甘さとさっぱりしてはいるがある程度のコクもある。フルーティさっぱりと比較的強いコクの魔法のような両立がこのお酒の美点なのかな?と思っていたのだが、こいつはあら走りだけあって爽やかさとか新鮮さが勝っている。つまりコク成分はやや弱いわけだ。しかし最近はやりだという芳醇旨口?(なんだか考えれば考えるほどよくわからない日本語だ)の方向性に乗っているお酒なのだろう。当たった時の福祝とベクトルが似ているような気がする。ということは、いい年こいたオジサンの私なのだが、最近のトレンドと好みが一致しているということなのだろうか?ちょっと恥ずかしいが、お酒はおいしければいいのだ。そんなことを考えつつ、このお酒はわずかな苦みを舌に残しながら、私の胃の腑の奥底に消えていったのであった。

東京のお酒というだけでイメージが悪く売るのが難しいと聞いているが、屋守は掛け値なしにいいお酒だと思う。もっと手軽に手に入ればなおいいのだが。

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