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Kutu 3 [雑文]

Kutu 3

その後私のKutuはどうなっているかというと、実は膝をやってしまってお気に入りのチロリアンはしばらくお蔵入りになっていたのだ。いきなりかなりの頻度で日に数十キロも歩き回ったせいか、膝が痛み、かつ少々腫れてしまったのだ。専門家に相談したところ、階段を避け、そこが柔らかい靴を履いて、歩く距離は少しずつ伸ばせと指導された。そうであれば、指導していただいたとおりにするしかないではないか。

それでミズノの靴を履いたり、柔らかいビブラムを張ってあるGoroの靴を履いたりしていた。しかしどうにも気に入らない。あのごつくて重い、チロリアンを履きたくて仕方がないのだ。これまで、底敷きをオーダーメイドしたり、厚い靴下を試したりしてみたのだが、うまくいかなくて足を痛めてしまった。皮が当たる部分を生まれ故郷のGoroまでわざわざ持って行って伸ばしてもらったり、クリームを塗って皮を柔らかくしてみたりもしたのだが、結局は駄目だった。それでどうなったかというと、、、結論から言うと、何とかこの靴を履きこなすことが出来るようになったようなのだ。この先どうなるか自信がないが。

まず、親指を痛めないように、靴底と靴下があまり滑らないようにした。結局最初に選んで気に入って履いていた、The North Faceのトレッキング用の中程度の厚さのソックスが一番いいようだった。しかし数年前に販売されていたものと素材が変わってしまったようで、靴の中で足がちょっと遊んでしまう感じは無きにしも非ず。足をきっちりと踵の側に寄せてから、靴ひもをグッと結ぶことで対応した。これでつま先と親指の疼痛が解決された。残ったのは、長時間歩いた時の、足の裏全体の痛みと膝の痛みだ。いろいろと調べてみたのだが、固い登山靴用のソールが張ってあるこの靴を履くときには、歩き方を少しだけ変えるのがいいようだ、というのが結論で、今のところそれでうまくいっているのだ。

普通に街歩きをするときは、まず踵から着地して、足の外側に踵からつま先に向けて順番に荷重を移動させて、小指から親指に向けて順番に力をかけてから足を持ち上げる。このとき、足の甲は逆ぞりになるわけだ。しかしトレッキングなどの場合は、すこし前かがみになり、歩幅を小さくして早めに膝を曲げ、靴底をぺたりと全体に地面に置くような歩き方をするものだと理解している。いろいろ考えた末に、チロリアンを履くときは、街中を歩くときでも、トレッキングの歩き方のモードへと変えてみた。また、足の荷重を抜くときに、小指から親指に向けて力をかけつつ足を持ち上げる、という通常の方法を、親指ではなく人差し指に向けて力をかけるようにしてみた。こうすることで、足の裏の痛みと膝へのダメージがかなり軽減されたのだ。歩いているときに、足の裏の感覚に意識を集中するようになったこともよかったのかもしれない。

最近も郊外まで電車で赴き、思うがままに20‐30キロほど舗装路や砂利道を歩き回ってきた。幸いにして、帰宅しても私の足腰が痛むようなことは無かった。この幸運が今後も長く続くことを期待している。

タグ:kutu
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