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徒然FD2 2018/1-3 [クルマ]

徒然FD2 2018/1-3

オーナーの皆さんは骨身にしみて知っているだろうが、FD2の乗り心地は、低速ではお世辞にもいいとは言えない。しかし得意とする80㌔~150㌔くらいのスピード領域、特に路面が滑らかである場合には、路面を滑るように自由自在に進んでいく。なので、街中ではダメダメなこのクルマなのだが、高速道路(やサーキット)を走っていると、楽しくてたのしくて、一人で走っているのについつい笑ってしまう。周囲を走っている人は、異常なドライバーだと思うことだろう。しかしそんなことは気にはしない。走るためだけに生まれたFD2の走りを心いくまで楽しめばいいのだ。このクルマは、よほど無茶なことをしなければ、路上で破綻をきたすようなことは無い。私はもういい歳なので、無茶な走りはしないし、スピード違反など、法を犯すようなこともない。ずっとゴールドの免許を維持していることも、そのことを証明しているといっていいだろう。さて。

ある朝、私は職場に向かっていた。いつものように、必要以上に車間距離を開けて、ほどほどの速度で朝の高速を流していた。目をつむっても走れる、などとは言わないが、長年通いなれた、慣れ親しんだ道なので、コーナーを一つひとつクリアするごとに軽い横Gを体全体で感じながら、鼻歌などをうなっていた。さて、目の前の坂を下ると登りながら結構な右急カーブ、ここはコーナーの出口が見えないため、ブラインドで走らざるを得ず、いつもちょっとだけ緊張するところだ。しかし余裕をもった速度で走っており、隣の車線にも車がいないため、そのまま坂を下ってハンドルを右に切りつつコーナーの出口を確認した。と、突然私の視界をふさいだのは黒く伸びる路面ではなく、沢山のクルマが停まっているというシャレにならない状況であった。後ろの方に止まっているクルマの多くは、ハザードをたいている。一瞬で事態を理解した私は右足に力を込めて八割ブレーキング。こういった状況では高性能タイヤと信頼できるブレンボのブレーキがついている、よく整備されたクルマっていうのはありがたいものだ。後ろと隣の車線に目を配りながらグググッと減速して停止。おお、いつもながらFD2はスバラシイねえ。車体は割と軽いし、ボディ剛性は高いし、タイヤもブレーキも基本的な性能が高い。性能が高いクルマっていうのは早く走るためのものなのだが、緊急的な状況から脱出する能力も高いのだ。ふっふっふっ。こういうのをActive Safetyっていうのかな?

後ろの方から何やら車が近づいてくる雰囲気。しかしまあ大丈夫だろう、と用心のために私もハザードをたくことにした。

タグ:クルマ FD2
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