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徒然FD2 2018/8‐3 [クルマ]

徒然FD2 2018/8‐3

仕方がないので輸入車も一通り当たってみた。FR、セダン、とくれば、だれが考えてもまずはBMWということになるだろう。ちょっと調べてみたところ、マニュアルが新車で買えることも分かった。家人がOKをだしたので、直ぐにディーラーに足を運びそうになった。しかし事前調査は重要だ。勢いでクルマを買うのはさすがにいい年なのでためらわれる。よくよく調べてみると、Targetとしているマニュアルが設定されている3シリーズは、日本で販売される個体の場合、その多くがどうも南アフリカ生産らしいではないか。わたしはかつて、オーストラリア製のドイツ車に乗っていたことがあるのだが、そのことを思い出した。いろいろ意見はあるだろうが、私はドイツ製のドイツ車でなければ買う意味はないと考えている。生産国について正面からBMWJapanに尋ねてみたが教えてくれなかった。ディーラーに尋ねるとメーカーに聞いてくれろというし、まあ何台かVINをチェックすればすぐにわかることなのだが、なんだか隠蔽的な雰囲気が漂っていて気分がよろしくない。ディーラーがドイツ国内で生産した車であることを保証してくれればすぐにでも、と思ったりするのだが、ディーラーにはディーラーの都合があるだろうし、ドイツ製であるという保証をしたうえでクルマを売ってくれたりはしないだろう。なのでどうしても二の足を踏んでしまう。BMWの案は棚上げにして、ほかのメーカーも当たってみた。

次のTargetはVWのゴルフGTIだ。GTIも由緒正しいいいクルマであることは間違いない。調べてみたところ、現在手に入る個体は、ディーラーが正式に“ドイツ製である”と教えてくれた。それで買う気満々の数日間を過ごしたこともあるのだが、やはりFFということで購入に踏み切ることができなかった。だってFFなら、私にとってFD2を超えるクルマはとりあえず存在しないのだ。それにゴルフは本質的に実用車なので、買うならば是非、普通のあまりパワーがないゴルフに乗りたい、と考えてしまう。それが可能であれば、ゴルフは世界のクルマの基準になっているので、悪くない選択だと思う。それでいろいろやってみたけれど、並行輸入以外に手がないらしいという結論に達した。整備に問題を抱えるのは避けたいし、自分で整備に深くかかわるだけの時間も体力もない。やっぱりあきらめるしかない。

マニュアル、という条件を排除すれば、よりリーズナブルな値段で様々なクルマがターゲットに入ってくる。そういう選択肢も真面目に考えてみた。そうであれば、世界の実用車、メルセデスのCクラスがおそらく最良の選択だ。生産国はやはり南アフリカとなるらしいが。そのあたり、妥協したくはない。しかしそれでいいのか?買い替えのための買い替えになってしまうのではないか? 悶々と考えた。しかし家長としてはそれなりの結論を出さねばならない。1人で煮詰まっていても仕方がないので、ディーラーに赴いて試乗をお願いした。プライベートな時間は皆無に近いのに、我ながらよくやると思った。乗せていただいたCはとにかく“大きな”印象を与えるクルマだった。数値上は大したことはないのだが、見ても乗っても、なんか“大きいな”と感じさせれらた。ハンドルを握ってみると、様々な電子デバイスでハンドル周りが飾られている。ハンドルのチルトやテレスコすらモーターのアシストが付くのには驚いた。というかあきれてしまった。それでも走らせてみると乗り心地は最高に近く、地面の大きなギャップを故意に踏んでみても、腰に大きな衝撃が伝わることはない。長距離は楽だろうなあ。どうしても許せなかった問題は一つだけ。試乗させていただいた個体だけの問題ならよいのだが、ブレーキの利き具合が私の許容範囲に収まらなかった。ブレーキが完全にスイッチになってしまっているのだ。ほんの少し足に力を込めると、かなりの量のアシストが入ってグッと減速する。踏めば踏んだだけ止まるFD2のブレンボとは全く違う。乗っていれば慣れるとは思う。なので目をつぶってメルセデスを買ってしまおうかとも考えた。しかしFD2と比べてしまうともうダメだ。私はやっぱり昔ながらのアナログ的なブレーキが好きみたいだ。あきらめた。我ながら面倒くさいオヤジだ。

いわゆるイタフラ車も考えてみた。最近は新車を買ってから数年間は、手厚いロードサービスを受けられるため、国内で乗っても不安にならずに乗れることは知っていた。しかし私が気に入るようなクルマはほとんど全てFFなのだ、、、。なので却下するしかなかった。

そこで私は考えた。人間は考える葦なのだ。あたらしいTypeRはサスの特性を状況によって変えられるため、乗り心地が大変結構だと聞いている。そいつを手に入れればいいのではないか?簡単だ。メカ氏ともこれまで同様のお付き合いを続けられる。FD2が乗れなくなったら新しいTypeRを手に入れて、それがダメになったらまた最新のTypeRを手に入れればいいのだ。この考えは素晴らしいと思ったのだが、いかんせん新しいTypeRの車幅が大きすぎる。これは国内では扱いきれないし、何よりも拙宅の立体に入らないではないか、、、。無理やり押し込めば何とかなるようにも思うが、クルマの出し入れに過度に気を遣うのは望ましくない。残念だがあきらめた。

私のように頭が固い、Old fashionedの人間には、現在の国内の新車販売状況はあまり好ましいものではない、ということを改めて知り、ため息ばかりついている今日この頃なのであった。To be continued

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