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Telecaster Custom 2019/1 [音楽]

Telecaster Custom 2019/1

暫くこいつが手元にある。私にしては珍しく、この楽器には一切の手を加えていない。購入当初は高音弦のテンションが高く、音色も固いことが気に入らず、あまり手にすることもなかったのだが、高音弦のストリングピンを避けて弦を張ることに思いついて、それ以後は悪くない弾き心地となり、結構こいつを弾いている。特別な仕様ではないが本家本元の米国製のFenderであるためか、何というか弾いていて安心感がある。ネックは意外にも細めのUシェイプであり、特別に選んだメイプルが使ってあるわけではない筈なのだが、それなりの強度を保って狂わない。ボディだってアッシュのはずが木目から判断してアルダー材で、しかもおそらく化粧板を前後に張り付けてある集成材的な作りとなっているのだが、それでも全体としてかなりいい味を出している。弾き込んでいくとさらにいい感じに成っていくのだろう。唯一納得がいかないのがノイズ対策だ。

さすがは本家本元のFenderだ、手元にあるやはりFender製のアンプにつなげれば過不足のない音、爽やかで透き通った、夏を思わせるようなFender soundが出る。この手の音が好きであれば文句のつけようはない。しかし自作のChamp改、つまりシングルアンプにつなげると、弦アースがされていない状態でのノイズが結構乗ってしまうのだ。なので気分よくこのアンプで弾くためには、必ず弦を触っていないといけないわけだ。これが自分的には疎ましい。自分でアセンブルした楽器の場合は、指を弦から離したってほぼ全くノイズは聞こえないからだ。思うにこの楽器は、アルミ箔や導電塗料で一応のノイズ対策はしてあるものと思われるが、ボディに塗られた導電塗料とピックガード裏のアルミ箔がきちんと接触しておらず、さらには電気回路のアースと、塗料とアルミ箔で作られたシールドが、電気的に結合されていないのではないだろうか?今のところそんな風に考えている。

いい歳なので楽器もどんどん整理しているのだが、エレキに関してはどれを手元に残すべきか決めかねている。職場に一本、自宅に一本あれば十分なのだが絞り込むことが難しいのだ。なのでTelecasterCustomの内臓に手を入れて、ノイズ対策をするべきかどうか悩んでいるわけだ。Originalに手を加え、価値を下げたりはしたくないのだが、おそらく私の知識と技術で、きれいに対策できるだろう。それなりに自信はあるのだが、そこまでやると、精度がやや低めの、おそらく韓国で製造したものと思われるF Keyがついたペグだって気になってしまうだろう。あとはあまりパワーがなく味わい薄めのリヤピックアップや、なんだか貧相な作りでシビアに合わせることができないブリッジだって問題だ。

そんなこんなで、いまだにこの楽器には全く手を入れていない。フロントピックアップのビニールだってきちんとはがしていないくらい手つかずなのだった。

タグ:Fender Telecaster
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