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Stratocaster 2019-3-4 [音楽]

Stratocaster 2019-3-4

それで最近はあまり手にすることのない機材を人様にお分けすることにした。自分が適切かな、と感じた値段から2割ほど安くして売りに出したところ、買い手が付き、音楽を楽しむ皆様に喜んでいただけたようだ。私自身にとっても、いい体験になった。手塩にかけて作ったり育てたりしてきた楽器を人手に渡すのは大変つらいことだったが、今後は、いつも手にしたくなるような楽器以外は手放すことに決めた。コンマリみたいになってしまった。30年以上付き合ってきたTelecasterだって例外ではない。真面目にこの問題(物との付き合い方、まあ断捨離っていったっていいけれど、、、)に取り組もうと思っている。

しかし困ったことがないわけではない。残された人生を考えると米国製の由緒正しいFenderを弾いていきたいとおもうのだが、楽器としての性能が私の要求を満たさないことがあるのだ。例えばノイズ低減対策なのだが、私のアセンブルした楽器ならばアースにものすごく気を使ってあるので、Champのようなシングル真空管アンプを鳴らしてもほとんどまったくノイズを感じない。しかるに米国製のFenderの場合は、音を出していない瞬間は、指で弦を触っていないと私的には我慢できない大きさの盛大なノイズが乗ってしまうのだ。それ以外にも、ペグの性能、ナットの材料、塗装や指板の端の仕上げなど、枚挙にいとまがない。Fenderの初期のころのマスタービルダーに、岩撫さんという日本人がいたように記憶しているのだが、ああいった方の作った楽器であれば、私のような人間でも満足ができるように思うのだが。その後あの方ご自身で会社を始められたようだが、いまはどうしておられるのだろうか。話を戻そう。

それで、いつも手元に置いてきた、USACGの部材を使って組んだ初代のParts Caster Teleや、珍しく長い間手元にある米国製のテレ以外の楽器を少しずつ放出している。すると当然の帰結としてお金がたまるわけで、そいつを新しいStratocasterに化けさせても罰は当たらない筈だ、などとニヤニヤしてしまうわけだ。日本の職人さんが作ったFender。今はもう以前のような意味でのFJは世の中に存在しないが、こいつこそが私が残された時間を一緒に過ごすべき楽器なのではないか?まあStratocasterって最もありふれたエレキなので、特別な存在ということにはならないことはわかっている。でもみんながいいっていうものは、けっこういいんだなって、最近BMWを買って実感しているので、“羊の群れ”に入ってみようと考えているのだ。それで結構シアワセになれるんじゃないかなって。

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