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徒然F30 2019/7-1 Fuyaoのガラス [クルマ]

徒然F30 2019/7-1 Fuyaoのガラス

工業製品の製造については国際的な分業が進んでおり、純粋な国産製品などというものはもはや存在しない、ということはわかっているつもりだ。かつての愛車であったHondaのFD2だって、内部の部品にはアジア製のものが結構沢山採用されていたっけ。だから国産車と言っても昔のように全てを国内の製造業が担っているわけではなく、日本の自動車会社がコンダクターのような立場で作ったクルマ、ということになるのだろう。しかし魂であるエンジンまで外国で作って、、、というクルマなど、個人的には国産車とは呼べないと感じてしまうのだが皆様はどうだろうか、さて。

BMWはそういった意味で、ドイツで設計~製造されているクルマなのだが、やはり採用されているパーツは世界中から集められているようだ。それらは全て、BMWがきっちりと吟味した良品であると信じたい。今朝方の通勤中、いつも通り機嫌よくドライブしていたのだが、何気なくサイドウインドウを見てみると、BMWの見慣れたプロペラロゴに加えて、なんだか怪しげなFuyaoというプリントがあるではないか。これはつまり中国や韓国あたりの漢字を使う国でウインドウガラスが製造されているということではないだろうか?正直ちょっと悲しくなってしまったのだが、まずは事実を知ることから始めるべきであろうと考えて調べてみた。するとすぐに答えが出た。

世界の自動車に使われるガラスの4割くらいは日系企業の手になるものなのだが、Fuyaoという中国の会社がどんどん存在感を増しており、世界中で使われる自動車用ガラスの2割程度がFuyaoで作られているというのだ。飛び石で割れたBMWのウインドウを何度も見たことがあり、どうもBMWのガラスは弱いようだという偏見を持っていたのだが、私のクルマのウインドウも中国で作られていたとは、、、。ガラスとしての品質は複数の工業規格を満たしているため問題ないものと思われるが、やっぱりちょっと悲しい。ドイツ製、もしくは日本製であればよかったのに、というのが正直な私の気持ちだ。だってクルマには“物語”が必要でしょう?そうでしょう?心が狭い私の愚かな偏見だと頭ではわかってはいる。同じものを先進国で作るとコストがかさむため、中国製のウィンドウが採用されたのだろう。現在の中国を発展途上国と呼ぶことは事実と照らし合わせるとどうなの?という議論の余地はここでは取り上げないこととしたい。ともあれ、国際化の波は既に我々庶民の生活の至る所に押し寄せており、個々人の好みでそれを避けることはもはや不可能なのだ、残念だ。

中華パーツを堂々と身にまとったF30なのではあるが、それでも私の寵愛は損なわれることなく、今日も機嫌よく職場に到着したのであった。

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