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Mazda 2 2019/7-1 [クルマ]

Mazda 2 2019/7-1

Mazda2が我が家にくるのを楽しみに待っている。
病人搬送用とはいってもクルマは楽しく買わないと。
本当に楽しく待っているのだ。

私は6フィートを超える大男であり、我が愛する日本で暮らすともろもろ差支えがある。背が高いと言っても西欧人の血が混じっているわけではないので、身長のほとんどは胴と首だと言ってもいいだろう。欧米の空港のトイレで西欧人と並んでも引けは取らないが、お尻の高さがずいぶん違う。ちょっと悲しい。ちなみに大事なところを彼らと現場で比べたことはない。一生遠慮しておきたいと強く願っている。さて。

若かりし頃、私は本気でミニが欲しかった。職場の先輩が乗ってみなさいといってキーを貸してくれた時はだから、本当に嬉しかった。喜び勇んで駐車場に赴き、赤茶色に輝くそのクルマに乗り込んだ私は、数秒後に悲しみのどん底に叩き込まれた。背中を伸ばしてクルマに乗れないのだ。たまたまそのクルマにはサンルーフがついていたので開けてみたところ、私の頭は天井を突き抜けて鼻の先まで外気に吹かれることになった。絶望して先輩にキーを返したことは今でも記憶に新しい。小さなコミューターが好きな私は、その後も懲りずに実用性を全く考えずにスズキのツインを買おうとしたり、トヨタのiQに食指を動かしたりもした。スバルのR1もかっこよかった。メルセデスのスマートだって見に行った。私はいつだって本気なのだ。しかしどのクルマも私の座高に拒絶されて結局手元に置くことにはならなかった。残念だ。

今回クルマを買わざるを得なくなって、自分の喜びはどぶに捨て、道具として信頼性が高いと思われるHondaのFitやToyotaのVitzなどをチェックしてみたのだが、実用性第一に考えられており、クルマとしての魅力が私にとっては乏しかった。しかしMazda2に乗ってみた瞬間に気づいてしまったのだ。これは私が長年欲していたが手に入らなかったクルマそのものではないだろうか、と。それで当初は最小限の装備のクルマを買い、必要が無くなったら誰かに譲ろうと考えていたのだが、その後考え方を大幅に変えることにして、自分にとって理想に近いパーソナルコミューターを、あまりお金のことは考えずに買ってみて、気に入ればしばらく一緒に暮らしてみることにしたのだ。もちろんF30と一緒にだ。おカネはかかるが、お酒を減らせばいいかな、やめちゃえばいいかな、などと考えている。

Mazda2は小さな小さな車だ。2+2のような造りで、後席にはあまりスペースが割かれておらず、見ようによってはパーソナルコミューターそのものといってもいいだろう。巨人である私の傍らに佇むMazda2はまるで小さな小動物のようであり、なんだかとっても愛着がわくのだ。まだ手元にないけれど。私の生活にMazda2が仲間入りする瞬間を、長い頸をさらに長くしてニコニコと待っている最近の私なのであった。

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