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徒然 Mazda2 2020/5-2 Speeding3 [クルマ]

徒然 Mazda2 2020/5-2 Speeding3


某国の職場で妙齢の笑顔がきれいな女性と知り合ったのだが、その人が突然、“KJ,理由は聞かないで私の言うとおりにして”“明日は絶対運転しちゃだめよ”“ともかくそうして頂戴”とおっしゃる。お茶を飲みつつ詳しく話を聞いてみると、人柄のいい彼女は親切にいろいろと教えてくれた。その人の旦那さんは現役のPoliceなのだという。彼女の話では、某国某場所の車関係のPoliceにはスピード違反取締のノルマのようなものがあり、期限も決められている、とのことだった。なので、期限が迫るPoliceたちは殺気立つことも珍しくなく、多少のことは気にせずにクルマさえ走っていればバンバン取り締まるのだという。あまり詳しく書くと差し障りがあるかもしれないが、汚いクルマ、小さなクルマ、古いクルマなどに乗っているドライバーや、外見から外国人と判断されるドライバーなどは特に危ないのだという。また、一人きりで運転しているドライバーも狙われやすいとのことであった。なんという恐ろしい話なのだろう。小さな安いクルマに乗っている外国人丸出しの私などはもう、、、。なるほど、と納得した。某国で切符を切られると、罰金を払うだけでは話が終わらず、翌年のクルマの保険などにもシャレにならないくらい高くなるし、何度も繰り返されるとまともな保険に入れなくなる。クルマがないと生きていけない社会なので、Speedingの切符はマジで避けたい災難のようなものなのだ。素直な私は、というか、きれいな女性に弱い私は、彼女に言われた通りにその日は休みを取り、家の周りをぶらぶらと歩きまわっていた。すると朝方、某警察署からパトロールカーが蜘蛛の子を散らすように勢いよく町中に走り出していき、その後しばらくするとサイレンの音が路上に響き渡ったのには本当に驚いたし、怖いと思った。某国は結構ヤバいところなんだ。それでも自分だけが嫌われているわけではない、ということを実感できたことは有益だった。彼女には本当に助けられた。しかしそういった状況にどうやって対処すればいいのか、しっかりとした情報を手に入れるまではそれからしばらく時間が必要だった。

どうすればいいかって?答えはこうだ。

大きめの、パッと見がいいクルマ、高そうなクルマに乗ること。
クルマを良く洗って、きれいにしておくこと。
身なりを整えること。
男性ドライバーの場合は、女性か子供を乗せて運転すること。
以上だ。

私は早速クルマを買い替えることに決めて、かなり無理をしてまあまあ高そうに見えるToyotaのSUVを手に入れた。こいつをいつもピカピカに磨いて、できる限り家人を隣に乗せ、無理してジャケットを着てネクタイをしめて家を出るようにした。それ以後、確かに取り締まりにあうことはなかった。びっくりした。一度、運悪くPoliceに呼び止められてSpeedingを叱責されたことがあったのだが、家人と二人で微笑みながら上品に謝罪したところ、“特別に見なかったことにしてやる”と許してもらったことさえある。Policeのオジサンにていねいにていねいにお礼を言ったことは言うまでもない。日本人の必殺技、アルカイックスマイルやぺっこりお辞儀も効果を発揮したのかもしれない。中身の人間(私の事です)は同じでも、パッケージングが物をいう文化なのだなあ、と実感した。

あ、もう一つだけ切符を切られないためにやらなければならないことがあった。
怒らないでほしいが、それは交通ルールをガチで守る、ということだ。

もう一つ追加。仕事関係で某国のPoliceと親しくなることが度々あったのだが、知る限りほとんど全ての人たちが、老若男女を問わず、明るく楽しいFriendlyな人々であったことは書いておきたい。初めて会った警察官と、仕事の後に呑みに行く約束をしたことなどを懐かしく思い出す私なのであった。

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