多分さいごの楽器？ ２

多分さいごの楽器？　２

ということで、楽しみながら新しい楽器の調整を進めている。いやあ、いつ見てもきれいな楽器だなあ、コレ。楽器の作りはとてもいいのだが、NCから出したままのような仕上がりになっていることと、それから作りが頑丈なのはいいのだがしなやかさが足りないようなのがちょっと残念かな。以前にGRのストラト型のコントローラーを持っていたことがあるのだが、あれは意図的に倍音を消す、つまりあまり“鳴らない”仕様になっており、アンプを通さないで弾いてみるとなんだがつまらない音がしたのだが、この楽器はあれを思い出させる。つまり生ではあまり鳴らない。重量が重めなのもおそらく関係しているだろう。私の個体は3㌔後半と思う。まあいいや、それも個性というものだろう。

ちょっと困っているのは指板をダイで黒く染めてあることだ。いつものようにオレンジオイルで保湿しつつ掃除をしたのだが、オイルが乾くまでダイが指先にこびりついてしまってえらいことになってしまった。昔のように目がつんでいてしかも外見が黒っぽいローズを大量に手に入れることが難しいことはわかっている。しかし黒く塗らなくってもいいのではないだろうか。茶色いローズもそれなりに味がある。それより今日はネックを外そうと試みた、、のだが、おそらくラッカーが溶けて接着剤のようになってしまっており、なかなか外れない、、、。まあいいや、そのうちまたやろう、とねじを締めなおしてケースにしまった一日だった。結構楽しかった。
→Fenderからお返事、染めていないとのこと。信じるしかない。

70本作って39本だけ売りに出したって本当？この後に出した楽器のほうが完成度は高いみたいだ。しかし私にとってはかけがえのない一本なので、きちんと向きあっていきたい。

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