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"もの"としての"楽器"③ Fujigen "NTL21RAH-WB [音楽]

"もの"としての"楽器"③" Fujigen NTL21RAH-WB


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さすがFujigenの楽器で、通販で購入しても何の問題もなく、店頭品と違いって傷一つついておらず、気分がいい買い物ができた。この楽器はテレのすべてのネガをつぶした上で独自の付加価値が加えられてあり、満足度が高い。

テレのトラスロッド調整はヘッド側からできないこと、フロントPUが弱いこと、ブリッジの構造上オクターブ調整が正確にできないこと、ジャックが壊れやすいこと、ボディの角の塗装が傷みやすいこと等、テレが持っているすべてのネガが修正されている。さらに追加するとしたら、ペグの高音弦のポストを短いものにして、テンションピンをなくすことくらいだろうか。付属するギグバックの保護機能は限定されているが、ジャージの保護袋に入れて送られてきた。50代以上のオジサンにしかわからない話だとは思うが、大昔のGrecoのprojectシリーズと呼ばれた高級モデルはネルの袋に入れ、そのうえでハードケースに収められて納品されたものだが、それを思い出した。しかしやはり長く使うためにはやはりハードケースがあったほうがいいだろう。

PUの組み合わせが工夫されていること、ネック裏の塗装がサテン仕上げになっていること、ストラップピンの取り付け部に塗装が傷まないよう布のワッシャを使ってあること、それからFujigen独自のCFSがInstallされていることなど、見かけの派手さはないが、隅々まで神経が行き届き、細かいところまで手が入っている。塗装もトップラッカーだが完璧だ。それでいてTraditionalなテレの音も全てではないが出すことができ、これ一本でなんでもできそうな気がする。細すぎず強度が確保されたネックも、微妙にコンパウンドになっている指板も気に入った。指板のエッジの丸め方も丁度いいかんじ。Fujigenなので言うまでもないことだが、くみ上げの精度が高く、音楽するための道具としての楽器として信頼できる。弾いていて安心感があるというやつだ。弾きながら自分の手と指に合わせてネックやブリッジをじっくりと調整しているが、すぐに体に馴染んで自分にとってなくてはならない楽器になるだろう。テレは大好きで、沢山買ったり作ったりしてきたが、もうこれで打ち止めにできそうな予感。というかそうしないと。

Fujigenのおかげで素敵なギターがてにはいった。
とても感謝している。

はじめて真剣に買った楽器はESPのテレで、30年以上前に12万円ほどした。高い買い物だったが長年付き合ったので十分に元を取ったと感じている。このFujigenの値段もほぼ同じ、感慨深いものがある。うん。

タグ:Telecaster
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