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2022/4/11   まさかそんな [音楽]

2022/4/11   まさかそんな


最近は時間もないのにすごく一生懸命音楽に向き合っている。すると、意外なことだがいろいろなことが明らかとなってきた。同時にGASを発症しかかっている。やめてくれやめてくれ。話はこうだ。最近難曲に挑んでいるのだが、そうすると楽器によってそいつを弾けたり弾けなかったり。弾ければ嬉しいし、弾けなければ呪詛の言葉を叫んだりする。いろいろと分かってきたこととは、こんな感じだ。

腰を酷使して生きてきたので、これ以上無理はできない。骨盤を立てて(Mazdaの宣伝のようだが)、背骨をまっすくにして楽器を弾かなければ近い将来体を壊すことは火を見るよりも明らかだ。なので楽器に合わせるのではなく、私の体に楽器を合わせる必要がある。ストラップの使用は必須であり、楽器に合う、使用しても楽器に傷がつかない、楽に楽器をつるせるようなストラップが必要で、それにはある程度の幅と厚さがあることが必要だ。しかしよくあるFenderのストラップが幸いこのニーズを満たしている。大金をはたいて購入した革製のストラップよりも、Fenderのものの方がひょっとすると出来がいいのかもしれない。

また、ネックは太いほうが疲れにくく弾きやすいようだ。Fenderでいうところののthick Cとか Large Cとか呼ばれるものがどうも私の手に馴染むようで、現代風の薄くて平べったい奴は、手のひらに無理がかかるので長時間弾くことはできない。指板のRは、昔ながらの7.5が好みなのだが、より平べったいものの方が疲れにくくミスりにくいようだ。21Fが渋いと思うのだが、やはり22Fあったほうがいろいろな曲を弾くことができてよろしいようだ。フレットなのだが、伝統的な小さなvintageサイズではなく、narrow tallとか、もしくは早引き用の大きなものが意外だが具合がいいようだ。フレットが大きいと、弾いていてあまり指板の材質を感じることがなく、寂しいのだが、演奏に集中している際はそのほうがいいのかもしれない。指板はローズかエボニーが好みなのだが、メイプルでも問題はない。ネック裏はできればサテンっぽく加工されているものがいいようだ。

ボディは、これはどうしようもない。他に体に馴染む形もあるのだろうが、やはりストラトの形が無難で疲れにくいようだ。当然軽いものが望ましいのだが、うまくストラップをつかえが必ずしも激軽でなくとも大丈夫のようだ。材質は、アルダーが無難だが、どうもアッシュの方が愛着がわくような気がしている。しかしアルダーでも問題なし。バスウッドは心情的に嫌だな。マホガニーでも許せるかな。センでもいいのだが、個人的な体験から、偏見かもしれないが、耐久性が劣る気がするのでアッシュの方がいいかな。

PUは意外だが何がついていてもあまり気にならない。しかしvintageタイプよりある程度パワーがある方が弾いている楽みたいで疲れにくい。頑張らなくてもきちんと音になるということなのだろう。ほとんどフロントしか使わない私なので、ミドルやリヤのPUはさらに気にならない。

ハードウェアは迷う必要はない。Gotohの製品であれば何でもOKだ。現在自宅にある楽器についているSD91だったか、ごく一般的なペグが、夢のように精度がたかいので使うたびに驚いている。金メッキしてあるものなのだが、それが何らかの関係があるのかもしれない。ブリッジもその他もハードウェアもGotohで決まりだ。それ以上もそれ以下も必要ないと思っている。

なので、私の要求をすべて満たすような楽器はないだろうと思っていたら、あったあった、出会ってしまったFener made in Japan のRichie Kotzenモデル。ここ数年でかなり値上がりしている。いったんディスコンになって、最近再販され始めたようだ。しかし高い高い。まともに買えば20万円近いしろものだ。仕上げがラッカーでないにもかかわらず、だ。考えてしまう。

しばらく前に、Fujigenの楽器をよせばいいのに手に入れて、完成度の高さに舌を巻いた。悪いところが全くないのだ。なすべきことがなすべきようになされ、精度高く組み上げられていて頭が下がった。一つだけ問題だと思ったのはネックなのだ。現代的にやや幅が広く、薄くもなく暑すぎもしないネック。エッジはややとがっており、良質の素材がきれいに削られ、塗装され、サテン仕上げに。フレットも中庸なサイズのものが丁寧に加工されて打ち込まれている。エッジの処理なども完璧だ、素晴らしい。自分で楽器作りに挑んだことのある人には、この楽器のすばらしさがわかるだろう。私にはよくわかる。しかるに現在国内でFenderを作っているダイナは、細かいところの詰めが甘いようだ。ボディの磨き残しとか、ネックのエッジのラッカーの剥がれとか、細かいところにわずかーな問題が残されていることが多いようだ。サンプル数はわずか3本だが、Made in Japanラインの中で最高峰の楽器たちなので、多少文句を言っても許されるだろう。いい味を出しており、加工や組み込みの精度は十分に高いのだが、Fujigenと比較するとわずかに劣っているように思われる。わずかな緩さが残されているという言い方もできそうだが。アメリカ的おおらかさ?

私は細部にこだわる人間なので、わかりやすく言うとFujigenの楽器の方が好みだ。最近はブランドにもほぼ全くこだわらなくなってきたので、楽器はブランドではなく、楽器それ自体の質で評価したい。しかしダイナの楽器は、細かいことにうるさい私であっても、十分許容範囲の仕上がりであることは間違いない。Richie Kotzenモデルは、私から見ると実用一点張りの男らしい楽器であり、使用用途がはっきりした人にはいいのではないかと思う。私に向いているとはとても思われないのだが、GASが発症したらどうしよう。全く自信がない私なのだった。また買ってしまったらどうしよう?ギター弾きってみんなこんなもんなのだろうか。我ながら頭がおかしいのではないか?

タグ:richie kotzen
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