SSブログ

2022_09_29    トイレ問題 その後 Up dated [Home Improvement]

2022_09_29    トイレ問題 その後


IMG_20220928_1.jpg












きた。ダイアフラムが来た。実はこの写真は新品ではなく、古くなって交換したパーツなのだが、ダイアフラムの実物はこんなもんだ。本来新旧を比較して、何が悪かったかを検証するべきなのだが、パーツが来たことがうれしすぎて”秒で”作業してしまった私なのだった。結果はもちろん完ぺきだ。ともあれ、こいつが水洗タンクの水の出し入れの水栓として長い間働いてくれたのだ、いままでお疲れさまでした。水が流されると水面に浮くフロートが下がって、そいつがダイアフラムにつながっており、水栓を開くのだが、ダイアフラムを下から見るとこんな感じ。



IMG_20220928_2.jpg












上から見るとこうだ。わかりずらくて申し訳ないが、上面のプラの部分にフロートがつながっており、水がいっぱいになると上面中央のとがっている部分をフロートが押して、それで便が閉まる仕組みになっている。開閉の動きは結構微妙であり、ゴムがその弾力を利用して数ミリ動くか動かないかというメカニズムになっている。だからゴムが馬鹿になってしまうと弁が閉じなくなることもあるし、うまく開かずに水がタンクにたまらなくなることもある。拙宅の場合は、弁が開きずらくなって水をためるのに時間がかかったり、まったく水が出てこなかったりした。さて。



IMG_20220928_3.jpg












弁のゴム部とプラ部をばらしてみるとこのような造りとなっており、まあ外見上は単純に見えるが、素材とか、加工とか、長年のノウハウが注ぎ込まれていることは間違いない。だって10年以上毎日使って完ぺきに機能してくれるものなのだから、洗練された技術として高く評価されるべきだろう、少なくとも私はそう思う。偉いぞTotoの技術者たち。



IMG_20220928_4.jpg












それで何が悪かったかというと、この写真の真ん中のゴムの部分が出たり入ったりして水栓として機能するのだが、10年以上の酷使によって中央部分が劣化してしまい、押された後に元の位置に戻らず、水栓がきちんとあかなかったのだろう、という結論に至った。とくに中心部が変色して硬化、若干のカルシウムが沈着していることが問題なのかもしれない。なので、やはりダイアフラムを交換して正解だったと思われる。修理完了後の拙宅のトイレは、水の出も、貯めも、流れも、たいへん”きれ”がよくなり、前立せん肥大が改善して出が良くなったオシッコのような感じだと思った。例えが尾籠でもうしわけない。今回のHome Improvementもかなりの成功を収めたので、山の神からお褒めの言葉がいただけるものと確信している。

言いたいことが一つ。上記したように、このパーツにはたくさんのノウハウが集積されているため、大変価値がある部品であることは言を俟たない。そのこと自体には敬意を払いたいと思うのだが、拙宅の便器は数が出なないやや特殊な仕様であるためか、なかなかこの小さなパーツを売ってくれる業者さんが見つからずに少々苦労した。ほかの一般的な便器であれば数百円程度のパーツであり、それは個人的には適価だと思われるのだが、私の場合はその数倍のお支払いをする必要があった。こういうのはどうなんだろうと思う。客を囲い込むために特殊な機材を作るのではなく、高級機であれ、普及用の便座であれ、できるだけ仕様を共通にして、メンテをやりやすくするのが筋なのではないか?今後日本人は減っていくんだし、高齢化がものすごい速度で進んでいくわけなんだし、年単位の長い目で見れば、使用の共通化による製造費用やメンテ費用の包括的な軽減は、結局メーカーさんの利益になるのではないか?だって今回だって業者を呼べばおそらく便器全体の交換を勧められる可能性が高く、請求は15万円を超えることになったのだろうと思う。業者さん的にはその方がいいのかもしれないけれど、どこかに商習慣として本質的な間違いがあるのではないか。エコじゃないしね。とにかく私は、できることは最大限自分でやって、手元にあるものたちと長く付き合っていくことを基本にしたい。自分の体も例外ではないかな。メンテしながら長く付き合いたいもんだね、うん。



2022/10/19   Up date

その後当然このトイレを愛用しているのだが、使用中にごくごくわずかに水が漏れている音がする。弁が閉まり切っておらず、貯水槽にわずかに水が供給され続けているようだ。ダイアフラムの据え付けに問題があったのだろうか。数日様子を見たのだが、間欠的に、数日に一度くらいこの現象が繰り返されていて、どうも寒い日にこの現象が目立つようだ。時間も元気もある朝方にもう一度自分の作業を確認した。やはり取り付けの4ミリのボルト、4本あるうちの1本が緩んでいた。ビニルっぽいプラの部品を金物で挟み込む造りになっているので、プラの弾性を利用できるような適切なトルクで締め付ける必要があるのだが、均等に締め付けられておらず、最も力がかかるボルトが多少さびが取り切れていないこともあり、それが潤滑油のような働きをして微妙に緩んでしまったようだ。なるほどそういうことか。ダイアフラムを取り外してすべてのパーツをチェックしたのだが、こいつはただの単純な弁ではなく、ゴムの中心に小さな穴が開いていたりして、水圧を利用したごく繊細な動きで弁としての機能を果たしているようだ。たいしたものだ。機能をわかりやすく説明しているサイトもあるのだが、貼り付けは遠慮しておく。とにかく、さらに調べることで、ダイアフラムの機能と役割をようやく十分に理解できた。パーツの寿命は20年といった情報も目にしたが、当家では残念ながら10数年で寿命となったわけだ。上の方で部品が高すぎると文句を言ったが、撤回する必要がありそうだ。多くのノウハウがつぎ込まれた外見からは理解できないほど洗練されたパーツなので、多少高くても仕方がない、と納得せざるを得なかった。機械ものは構造をよく理解して、適切な道具を使って整備してやれば長く使えるものだ。今回このトイレのことをそこそこ詳しく勉強できたので、今後もメンテしつつ大切に使っていこうと思った。こうなるとクルマもトイレもおなじだな。機械ものはこちらの頑張りに必ず答えてくれるので楽しいな。人間と違って付き合いやすくていい。



オリジナルのダイアフラムはもう捨ててしまったのだが、画像をよく見ると、きちんと掃除すればもうしばらく使えたのかな?という印象。もったいないことをしたけれど、何事も経験、勉強になった。こんど同じことが起こればすぐに直せるのでどんとこいだ。成長した、ということにしてとりあえずこのお話はおしまいです。Washlet全体を入れ替えてもよかったんだけれど、やっぱり今あるものを使える限り使い続けようと考えている。SDGsとかではなく、それが日本人としてのものに対する礼儀というものでしょう、うん。



2023/01/10
ダイアフラム、結構緩むもんなんだな。確認してみると、ボルト4本すべてが緩んでごく少しずつ水が流れてたりしている。けっこうお金を無駄にしているのかもしれない。トルクを強めにかけて壊さない程度に締め直し。これでしばらく様子を見ようと思う。水道代は上がっていないようだが、、、。













nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。