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2022/12/05   Str-RKその後 [音楽]

2022/12/05   Str-RKその後
この楽器は“漢らしい”。RKがFenderUSAのMaster Builderに作ってもらったものが基になっており、そいつのネックを太くして、一部の仕様をシンプルにして、実用本位に作り直したのがこの楽器だ。ネックや木材などはある程度こだわっているようだが、あとは実用本位でVintageからは距離を置いているところがいいと思う。ちゃんと“ツアーで使える楽器”になっていると思われる。この楽器レベルの仕様でも、アンプなどの機材がきちんとしていれば使える音が十分に出せるはずだ。RKはその気になればどんな楽器でも手に入れられるのだろうけれど、“これでいいじゃん”といってこの楽器を使い続けているのだろう。そういった雰囲気が感じられて、ついつい一本手に入れてしまった。たしかに“これでいいじゃん”っていう感じの楽器だ。


2022/12/07   楽器が戻ってきた
”出戻り”というわけではないが、別の個体を送っていただいた。こちらで送料をお支払いします、と申し出たのが、いえいえこちらが、と先方で持ってくださった。スバラシイ楽器屋さんだ。最初の個体はナットの問題で交換していただいたのだが、他にも細かい問題がないわけではなかった。表面に長いピックの傷(塗装レベル)と米粒大の凹み(木部までいっている)があったのだが、特価なので私的には何の問題もない。弾いていればいずれ傷はつくものだからね。ただ楽器の場合、すべての傷には思い出があってほしいとは思うけれど。今度の楽器は、やはり予想通りやや重い個体が送られてきたので、弾いてみてもまだ新しい感じがして全体がなじんでいないにしても鳴っている感じには乏しい。その代わり剛性感がより強く感じられ、太いネックとメイプルキャップの個体を選んだ意味を実感できる。やはりボディにわずかな塗装レベルの傷が入っているが(こすっても消えない)、店頭品なのでまあ仕方がないだろう。楽器の質にうるさい私ではあるが、これも気にならないレベルで何ら問題がない。ネックとフレットまわりは弾いてみた印象が最初の個体とずいぶん違うのはなぜなのだろう。フレットがすこし大きく感じられて、全体としてよりがっしりした感じを受けるのだ。この方が全然いいな。手元にきた状態ではほぼ全く調整がされていなかったが、ネックをまっすぐにして弦高をいつものレベルまで徐々に落として全体に整えてみたところ、肩には重くて厳しいが、全体にしっくり来て、長く付き合えそうな確信を持った、これなら大丈夫だ。ネックに関しても、もうすこし太くて大きなものを期待したので残念と言えないこともないが、ネックのプロファイルも、なんとなく頼りない印象をうけた本来好みではないネックのサテン塗装も、エッジの仕上げも、しばらく弾いてくると指になじんでだんだん好きになってきた。好きになる、信頼できるという主観的な印象が大切だ。なので、あとはしばらく電気を通して音が変わってくるのを味わいつつ(おろした当初はかなりの変化を感じる)、全体の調整を進めて自分好みの楽器に仕立て上げればいいかな。私にはあまり自由な時間がないので1か月くらいかかるかな?木部の調整はそのたびに少しずつ木が動くので、調整~観察のサイクルを弾きながら何度も繰り返して追い込む必要があるのはわかっている人には言うまでもないことだろう。

ということで、とりあえず納得できるStr-RKが手に入った。あとはどんどん弾くのみだ。暇なときに画像を上げてみようか。


2022/12/09   調整を進めている
弦高を落としてネックをまっすぐにして数日、やはりまだまだネックが動く。こんなに太いのにね。メイプルの質の問題も塗装の問題も関係しているのだろう。ロッドをビニールでくるんでいるというハナシも聞いたがどうなのだろうか。更に弦高を下げてみたが、フレットの仕上げの精度がかなり高いのでバズはでない。更に設定を追い込んで自分の指に合わせてゆく。面倒だが楽しい作業だ。安定したらもう一度オクターブピッチを合わせなくては。サドルの調整のイモネジの動きが渋いのが気に入らないなあ。メッキの厚さの問題か?ネジ山を傷めないように注意して作業しなくては。最初が肝心だからね、こういうことは。ああ楽しい。困ったもんだねオレは。
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