SSブログ

2023/05/19   Telecaster 再び Updated [音楽]

2023/05/19   Telecaster 再び Updated



私はYamahaの000モデルからギターの世界に足を突っ込み、ESPのTeleを入手して沼にはまって現在に至っている。最終的に手元に残る楽器はどちらかだと思っているのだが、しがないマンション暮らしなので000を全力でかき鳴らすことは不可能だ。なのでおそらくTeleが最後に残るのだろう。拙宅には現在Teleが“2人”、ひっそりと住んでいるが、二人とも最近は出番がない。というのは、腰の調子が悪いため、彼らと仲良くするのが難しくなってしまったからだ。座って楽器を膝に置くスタイルだと、巨人クラブの中核的なメンバーである私の場合、腰を左にひねることになるので、長時間のプレイは事実上不可能だ。足がしびれてくるからだ。なのでストラップをつかって肩に楽器をぶるさげて音楽することになるのだが、そうするとシールドのプラグが丁度膝にぶつかってしまってうまくない。なのでL型プラグがついているFenderの、つまりTeleにもつかえる純正のシールドを買ってみたところ(多くのL型プラグはTeleには使えないことはTelePlayerにはよく知られた事実だ)、微妙なノイズが乗るため音楽に没頭できなかった。見てくれはすごくはいいんだけれど。つまりこういうことだ。
L.jpg














問題をひとつづつ切り分けて吟味して、、、という根気がなくなってしまったのでせっかくの楽器がお蔵入りしている。手作りのシングルアンプをFender純正のアンプに変えてみてもダメ、Yamahaの卓上アンプに変えてみてもダメ。しかしBossのワイアレスを買ってみたところ、アンプに依らず完全にNoiseがなくなった。ということは、おそらく室内にノイズの発生源があるとか、アースに問題があるとか、そういったことなのだろうと思われた。とにかくこれで問題解決だ、、、というわけにはいかなかったんだこれが。というのは、BossのワイアレスシステムをつかうとTeleのジャックに数センチの棒状の送信機のようなものを突き刺すことになるのだが、こいつがTeleを構えると、いい具合に右ひざに当たって不愉快なことこの上ない。しかもこいつをガンガン膝にぶつけると、ジャックがへたって修理が必要になることは間違いない。Teleのユーザーにはよく知られたTelecasterあるある物語りなのだ。百聞は一見に如かず、ちょっとこれを見てほしい、すぐにわかるから、ね。Boss.jpg















やっぱこれじゃダメでしょう?立って弾くならこれでもいいんだけれど、椅子に座るとトランスミッタが私の場合もろに膝に当たってめきめきいうのだ。これではやっぱりだめだ。それでようやくみつけたノイズ撃退法であるワイアレスはストラトに譲り、再びTeleはお家で休んでもらうことになったというわけだ。なんとも残念だ。あの一弦のハイフレを弾くときゃんきゃんいうような独特の鳴りを毎日味わいたいのに、、、。それで解決法が見つかるまでしばらく放置しておいた。さて。

それで、幾晩か夢の中で考えたところ、Boss以外のワイアレスで、送信機が折りたためる仕様になっているものがあるらしいことに思い至った。そうであれば、送信機が膝にあたることはあまり気にせずに腰をいたわりつつ以前のようにTeleを楽しめるのではないか?それでいくつか、あまり値段を気にせずに使えそうなシステムがないかどうかをチェックしてみた。イバニーズ(私の世代はこう呼ぶ)のものがよさそうだったが、プラグの長さがいまいち短そうで、テレのジャックと干渉しそうだった。もっとプラグが長いのはないかな?と、探し回った。そうすると結局どれをとっても作っているのはPRCであることが分かってきたので、メーカーを気にせず機能とデザインで選ぶことにしたところ、おお、コスパ最高のメーカー、ベーリンガーのものがよさそうじゃあないか。寸法は書いてないが、プラグがすんごく長いのでなんとかうちのTeleにも使えそうだ。プレスチッキイでぺけぺけのつくりが気にならないわけではないが、値段はイバニーズの半値なので、長持ちしなくてもいいや、という気持ちでぽちることにした、、、というのが今朝早朝のことなのだ。何をやっているんだオレは。まあ楽しいからいいか。ともかく、こいつが拙宅に住むTele達と仲良くしてくれれば、腰痛に苦しむ私もしばらく幸せになれるのではないだろうか?構造的に、プラグと送信機が角度を変えられるようになっているので、送信機にフェルトを張り付けて、Teleのボディと干渉しても傷がつかないように養生すれば、私の理想の音楽環境が整うのではないか、と期待している。こういったちいさな問題は、一時にまとめてお金や力技で解決するのではなく、暫くいい知恵が出てくるまで寝かせておくのがいいというのは、経験的に身に着けた生きる知恵のようなものだ。おそらくうまくいくだろう。

またここで報告したい。


ということで手に入れたワイアレスシステムがこれだ。ベリンガー.jpg
















きちんとプラグがジャックに収まっているし、ボディとの緩衝も予想通りで対処可能な感じになっている。手元にあるFenderのジャックではなく伝統的なカップがついているTeleでもこれなら十分大丈夫だろうと思われる。それで予定通りに手元にあるフェルトを張り付けてっと。
Pad.jpg















これでとりあえず今まで通り、Teleを楽しめるようになった。めでたし、めでたし。Yamahaは押し入れで休んでもらい、やはりお気に入りの手作りシングルアンプに戻ることにした。レンジの狭い、古いラジオのような音がなかなかいいのだ。しばらくはこれでやっていこう、うん。
タグ:Telecaster
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。