SSブログ

2023/05/28   ES330 [音楽]

2023/05/28   ES330


新しい楽器のことは金輪際考えるべきではないのだが、それは重々承知しているのだが、ストレスが多いとつい妄想の世界に逃避してしまう。最近よく働いているのだから、何本楽器があってもいいじゃないかと遠くの方で神の声が聞こえるような気もする。今日はES330から拡散していくだらだらとしたまとまりのない話だ。

ES330って、Grant Greenが初期のころ使っていた楽器だ。P90が乗っているフルアコなのだが、セミアコ並みの薄さなので扱いやすいだろう。Feedbackも普通のフルアコに比べれば越しにくい筈だ。最近まで知らなかったのだが、Originalの楽器はネックジョイントの高さがES335とは違い、やや低い位置、目視では16フレットのあたりでボディにつながっている。新しいモデルではよりハイポジションでジョイントされているものもあるようだが、古いものはそうではない。フルアコなので、強度的にあまり高い位置、もしくはハイポジでつなぐわけにはいかないと思うのだが、強度設計的にはどうなっているんだろうか。ネックのヒールの部分、通常のフルアコと比較して厚みが取れないので、強度は出ない筈だ。ES335のようにセンターブロックがあればなんとかなるのだろうが、そうではない330の場合はあまりネックをボディの外に出さないほうが無難なような気がする。音ではなく、機械的な強度の話をしているのだが。いろいろな画像を調べてみると、ES335ではなんと19フレットでボディとつながれている。いままでそんなこと考えたことはなかったのだが、大丈夫なのだろうか。SGとかも同じ問題を抱えているような気がするが、何十年という時間の審判を経ているので、大丈夫なのだろう、おそらく。とにかく、最近は330が気になって仕方がないのだ。全くどうしようもない話だ。

また、175Dという、175と同じフルデプスなのに外形が335と同じギターもGibsonは作っている。むかし所ジョージが所有しており、いい音していたのでこいつもまたずっと気になっている楽器なのだ。調べてみると、年代によって違うのかもしれないが、335と同じく19フレットでネックが継がれている。175Dの場合は、上にも書いたがフルデプス故ヒールの部分の厚さが確保できるので、これでもなんとか強度が保たれるのだと思う。しかしそれでも通常の175よりは機械的強度が低いのだろうと考える。Gibsonの中古を探すつもりは全くないのだが、国産で、しかも寺田楽器が珍しくこのモデルを作っていることを知ってしまったので、なんというか、しばらく前からこの楽器が気になっている。幸いいまのところ行動に移していないが。

私が愛用しているフルアコはHeritage H575Customで文句のつけようのない素晴らしい楽器なのだが、ES175と比べると僅かに薄く作られており、全体のフォルムも同じ16インチサイズではあるものの、やや小ぶりにできている。丁寧に作られて美しく好ましい楽器であり、最近真剣にセッティングをにつめているのでさらに使いやすくなっているのだが、長時間ブル下げているとなぜか腰に来てしまうので深刻に困っている。シビアにネックの調整をして、弦高を限界までおとし(フレット処理が甘くネックが微妙に波打っているのであまり低くならないが)、ブリッジを金属製のものに代えてオクターブをきっちりと合わせ、少しでも軽くするためにPGを外し、弦をフラットワウンドに変え、ストラップの長さを何度も繰り返し調整した。ワイヤレスシステムだって導入した。そうすることで演奏性はかなり向上してはいる。そうそう、椅子だって楽器の練習のためにピアノ用の椅子の足をわざわざ短く切って調整した特製のものを使っているのだ。できることはなんだってやっている。ブリッジの台座、なんと呼べばいいのかわからないが、ボディと接する場所が100%きっちりとフィットしていないので、懐かしのStuMacから専用工具のようなものを取り寄せて、加工する計画も進行中だ。この問題はそのうちここに書いてみるつもりだ。このパーツのカーブをきっちりとトップの曲線と合わせることができれば、演奏性はともかくとして音質が向上する可能性があると期待している。また、Groverのペグの機能がいまいちなので(調べてみたところ私の楽器についているパーツはMade in Koreaであった)、Gotohの510シリーズに乗せ換えるべく、自分仕様のオーダーメードを通したり、そういった方向でのProjectも進行している。とにかくHeritageとうまく付き合っていくための最大限努力はしているのだ。手に入れた楽器はしゃぶりつくさないと失礼だからね。話がそれてきたので元に戻す。とにかく背骨をまっすぐにして音楽と向き合うようにしているのだが、時間がたつと骨盤が寝て背中が丸まってしまい、そうなると足がしびれだしてしまう。どこかに書いたが、交通事故の後遺症と言えないこともないが、いまさら何を言っても仕方がない。自分の体と付き合っていくしかないのだから。

もう楽器を増やすことはしたくないのだが、リアPUがなければもっと軽くなるかな?とか、もっとボディが厚いほうがいいのかもとか、いやいや薄いほうがむしろ楽でいいのでは?などといろいろ考えてしまう。情けない話だが、少しでも体に負担が少ない楽器を使いたい。爺の言いぐさだなこれは本当に。上記の175Dは、ジャックをサイドに刺す仕様になっているので、座って弾くとおさまりが悪いのではないかと思われる。なのでおそらくダメだ。175を選んでもその点では同じだ。それにしても、楽器を選ぶときは、ソリッドならストラト、フルアコなら175といったように、そのジャンルの代表的な、大多数が選ぶ楽器をとりあえず手に入れて、楽器に対する基準のようなものを自分なりに作り上げるのがいいと思うのだが、へそ曲がりな私はどうしてもひねりを入れて別のものを選んでしまう。それで得ることも多いが失われることもないわけではない。今の私は、楽器を増やすにしても175よりも330を手元に置きたいと考えてしまう。それにしても、腰を痛めた以降、在手元にある楽器の中で、一番楽に音楽できるものは、冷静に考えると国産の60‘sストラトなのだ。なので最近は腰の調子が悪いときはついその楽器に手が伸びてしまう。情けない話だが。ストラトは何本か手元に置くようになって遅ればせながら大好きになったのだが、やはりJazzは箱モノでやりたいよね。ストラトくらい体に楽な箱モノ楽器はないものだろうか?それはやはり無理な話なのだろうか?

私の手許にある楽器で、一定のレベルに達していない楽器は一本もない。一生弾いていられるだけの楽器は、すでに手元に置いてある。その中の数本を物好きな誰かに譲って、今後のことを考えて箱モノをあと1本だけ手に入れるのは悪くない選択なのかもしれない。P90が乗ったサンバーストの楽器、プライウッドの比較的廉価な国産の楽器がいいのではないかと考えている。Gibsonではなく、楽器としての機能だけを考えて、できるだけシンプルなものがいいのだろうな。愚痴のような、つぶやきのような、内容の乏しい文章になってしまった。失礼しました。 

タグ:ES 330
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。