SSブログ

徒然FD2 2018/7-1 Bride のフルバケ [クルマ]

徒然FD2 2018/7-1 Bride のフルバケ

いろいろあって腰痛対策にこのところBrideのフルバケを使っている。真っ黒い機能優先のシートにすることに決めたので、飾りらしい飾りは一切付けなかった。赤いステッチなんかがあるとType Rらしくてかわいいんだけれど、それもあきらめてただただ真っ黒なやつを使っている。いつもお世話になっているメカ氏の言うとおり、こいつのおかげでずいぶん腰が楽をさせてもらっている。

しかしフルバケに慣れるにつれて、こいつの設置角度が気にいらなくなってきた。メカ氏お勧めの標準的な角度では膝のサポートが足りないかな、と思って一段寝かせてもらって使っていたのだが、最近だんだん背中がつらくなってきのだ。それで背中をシートから離して運転することが多くなってきた。これでは何のためのフルバケかわからない。なのでシートの角度を一段階起こしてみることにした。やはり最初からメカ氏のお勧めに従っておけばよかったのだ。プロのいうことはやはり聞いておく方がいいのだ。しかしまあやってしまったことは仕方がない。しばらく乗ってみてようやく角度が不適切であったことが分かったのだから。何事も経験だ。

しげしげとかんさつしてみると、5ミリのアーレンキー、つまり六角ボルトで回すことのできる、あまり強そうではないなんだか柔らかそうに見えるボルト4本で私のフルバケは固定されている。このボルトの強度は、おそらく何らかの計算に基づいて設定されているものと思われる。たとえば事故の時にボルトが折れてドライバーが助かる確率を上げるとか。だから高級には見えない、弱々しいメッキが剥げかけたオリジナルのボルトをそのまま使うことにした。運転方向右側の2本のボルトはスペースが十分にあるので簡単に外すことができたのだが、左側、特に後ろ側のボルトはパズルを解くようにして外さないとだめで、外すまでにずいぶん時間がかかった。椅子を前にしたり後ろにずらしたりして、何とか仕事をやり遂げた。しかしフルバケの前側を下げることでシートの角度を変えたため、座ってみると椅子をスライドさせるためのレバーとフルバケ自体が干渉してしまい、スライド機能が全く使えなくなってしまった。フルバケ自体は限界まで下がって、座ってみた眺めはなかなかいい感じだったのだが、やはりスライド機能をあきらめるわけにはいかない。それで今度はフルバケの前側をもとの高さに戻し、後ろ側のボルトを一段階上にあげることでフルバケの背を起こすことにした。狭い空間でクルマを痛めないよう気を遣いながら作業をしたため、体中汗だくになり、いたるところにシートレールのグリスがこびりついてしまった。作業はお恥ずかしいことに1時間では終わらなかった。ああ、疲れたでしょう。

しかし結果は上々であり、軽く座ってみるとシートが軽く背中を押しだしてくれるようなセッティングになって、なんというかいい感じだ。背中が楽だ。頸から腰にかけて全体がシートにぴったりと接触し、点ではなく面で背中がサポートされていることを実感できる。一方でひざ下のサポートはなんだか頼りない感じになってしまったが、慣れることができなければ、クッションを厚くしてポジションを合わせればいいのだと思う。しかしこれくらいなら乗っていれば慣れてしまうかもしれないな。しばらくこのまま乗ってみよう。そうしよう。明日のドライブが楽しみだ。

フルバケの角度調節なんて簡単だ、と私は思い込んでいたのだが、やると見るとでは大違いであった。これはお金を取れる仕事だと思う。ということで、結構手間暇がかかる作業を自分でやり遂げることはできたが、どんな作業でもにっこり軽々とやってのける、メカ氏に対する感謝と尊敬の念が強まった今日この頃なのである。しかし自分で作業するとクルマに対する愛情が深まるなあ。いいこといいこと。

どうでもいいことなのだが、Brideはどうしてブリッドと発音させるのだろう。コノ字面を見ると、どうしてもブライドと発音したくなる。ちょっとストレスだ。理由を知っている識者の方、教えていただけると幸いだ。

タグ:FD2 BRIDE
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車