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徒然F30 2019/6-1 [クルマ]

徒然F30 2019/6-1

クルマは1万㌔をようやく超えて絶好調だ。ドイツ系のクルマは、新車の時よりもこれくらい距離が出てからの方が性能が上がるという情報をどこかで目にしたことがあるが、確かにそういった印象を受ける。最高の状態が数万キロ続き、その後はゆっくりと性能低下に向かうのだという。このクルマとは、とりあえず20万㌔程度は付き合いたいと考えている。さて。

ディーラーに整備に出したら内装を爪でやられて帰ってきたので、そのうち何とかしてもらおうと思っているのだが、それ以外の整備はきちんとやってくれたようだ。とにかく機械としては絶好調だ。

満を持して、というか、かなり無理をして、出張にF30を連れ出してみることにした。高速での長距離移動はお手の物の筈なので、そのことを確認してみたかったのだ。実際に高速を長距離流してみると確かにそのとおりであり、1●0㌔を超えるあたりから“ミズスマシ感”が俄然増してきて、自分が走りたいラインを狙った通りにトレースしてくれた。メルセデスほどではないが、乗っていて安心感を感じさせるクルマなので、長距離移動の心身の負担は驚くほど少なかった。一度だけOverspeedでコーナーに飛び込んでしまった際も、車体をやや大げさににロールさせながら、それでも上手にコーナーをこなしてくれ、なんとも頼もしかった。ちなみに、FD2での一日最高走行距離は1500㌔だったのだが、あの時は結構痺れた。スピードさえ十分に出すことができれば(国内法規では不可能だが)、F30なら一日2000㌔くらいはいけるのではないだろうか?今度暇があったらやってみよう。

出張の往路は、早朝に晴れ渡った空の下を、数百㌔に渡って一気に“駆け抜ける喜び”を楽しんだ。しかし現地到着後、地方都市の機械式立体駐車場は思いのほか狭苦しく、管理人さんと二人でヒヤヒヤしながらF30を小さなパレットに押し込んだ。あれはかなりヤバかった。幸いにもかすり傷一つ負わず、現地の豪雨からもF30を守ることができて幸運だった。

帰途は夜中に真っ暗な田舎道を走ったのだが、突然の豪雨と虫の攻撃に苦しんだ。安全に自宅に帰りついた私は、駐車場に収まった我がF30をみてびっくりした。クルマの“顔面”全体が虫の亡骸でおおわれているのだ、、、、。これを放置すると塗装が大変なことになる。空からの雨の贈り物に期待するわけにもいかないため、洗車場に行ってすぐに洗い落とした。それでようやく安心して、“これでよし”、と我がF30を駐車場に収めたわけだ。

やっぱりこれ、いいクルマだよ。あとはディーラーが口うるさい私が満足のいくレベルの整備をしてくれると良いのだけれど。いまのところ、80点かな?ディーラーにクルマを持って行ってクルマを傷つけられるのはどうにも我慢が出来ないのだ。私が通っているディーラーは、どうも顧客が多すぎ、ピットが忙しすぎるように思われる。多少お金がかかってもいいので、満足のいく整備が受けられないものか、、、、。Hondaのメカ氏が懐かしい。またHondaを買って身近に置くことを考えたりしている。

そうそう、私のF30の燃費は通常リッター13㌔弱なのだが、足を延ばした今回は、16㌔弱まで伸びたことを記録しておきたい。BMって、踏めば走るし回せば曲がるし、あいまいさは受け入れてくれないけれど、こちらの意図を正確に反映してくれるクルマなのだ。なので長距離を走れば当然のように燃費が良くなる、というわけだ。

長距離を走り切った後の軽快に回るエンジン音を、朝に晩に、ニコニコと楽しんでいる最近の私なのだった。

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新潟 小嶋屋 天へぎ 1890エン [日本蕎麦]

新潟 小嶋屋 天へぎ 1890エン



ということでまたまたへぎ蕎麦だ。小嶋屋は、確か都内に支店があって、
本場の味を楽しむことができるということで、何度か足を運んで夢のような時間を
過ごさせていただいた。おいしい日本酒を廉価で楽しむことができて幸せだった。

さて、本場ではどうなのだろうか?

駅ビルの支店を何とか探し当てることができたので、ほっとして暖簾をくぐると、こぎれいなお店はお客さんであふれており、若い民芸風?の衣装を身につけた若い女性たちがサーブしてくれる。上品で清潔な雰囲気が漂っており、そういったあたりは私の好みだ。

以前に都内のお店に足を運んだ際は、お蕎麦と日本酒だけをお願いしたように思うのだが、今回は須坂屋との比較の意味もあり、私にしては珍しいことなのだが天へぎをお願いすることにした。予想はしていたが、お値段は結構高めだ。都内であれば全く驚くようなことはないのだが、ここは地方都市、、、まあ偏見かな。いいものいいものだし、いいものは値が張るのはアタリマエだ。さて。本当はテーブル席が良かったのだが、案内された比較的広いカウンターで、ゆっくりとお蕎麦を待った。

へぎ蕎麦やはり長細いせいろに乗せられ、小分けされたお蕎麦は、きれいに指で整えられて供された。これは外見からして須坂屋のものとはかなり違う。透明で緑がかった、それこそ海藻を感じさせるようなお蕎麦で、数本口に含んでみると、お蕎麦の薫りは僅かであり、あとは僅かなお小麦と海の雰囲気。表面はつるつるとして寒天のよう。エッジは比較的立っており、星は全く散っていない。蕎麦というよりは太めのそうめんの様でもある。しかしじっくりと味わってみると、ナルホド確かにこれはお蕎麦だ。深みを感じさせる味わいを持っている。同時に供された蕎麦ツユは、あくまでも透明な印象であり、口に含むと上品かつスムースである。そうではあるのだが、お蕎麦も、蕎麦ツユも、セントラルキッチンでまとめて調理されたような印象を与えるのが不思議だ。つまり手作り感が希薄ということだ。だから悪いというわけではないけれど。さて、実食だ。蕎麦ツユがやさしめなので、これはもう、お蕎麦をほとんど全てくぐらせるしかない。若干の違和感を感じつつ、濃厚な蕎麦時間に突入した。

やはり天ぷらについても触れなければならないだろう。私は天ぷらにはあまり造詣が深くないのだが、衣が繊細で、からりと揚がっていることはよくわかる。いい油で適切に揚げられていることは私にも十分感じられた。須坂屋のようにエビが二本ではなく一本しかないこともきちんと認識した。これもやはり塩で楽しむことにしたのだが、お蕎麦に油が回るのを気にするあまり、あっというまに食べきってしまった。獅子唐、カボチャ、茄子といった出現頻度の高い野菜に加えてかき揚げも登場していたのは須坂屋と同じみたいだ。もうすこしゆったりと楽しめばよかったな。お酒を入れたのが悪かったかな。

ということで、二つの銘店を勝手に比べてみる。値段を考えると須坂屋の圧勝なのだが、清潔なお店と女性たちのサービス、それから透明感の高い蕎麦ツユなどを考えるといい勝負かな。前面禁煙であれば僅かに須坂屋がいいかな、というのが現状での私の印象だ。ともあれ、どちらもお勧めの銘店だ。ごちそうさまでした。

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新潟 須坂屋 上天ざる蕎麦 1360エン [日本蕎麦]

新潟 須坂屋 上天ざる蕎麦 1360エン



仕事で新潟に。同僚たちと食事を。タクシーの運転手さんに話を伺って
このお店に足を運んだ。例の”へぎ蕎麦”の銘店らしい。さて、本場のへぎ蕎麦ってどんなだろうか?
今日は一人ではないので、珍しく天ざるをお願いした。

供されたお蕎麦は長方形の大きなざるに乗せられて。お蕎麦は小分けされ、きれいに指で整えられている。海苔が少量ちりばめられているのはあまり好みではないが、蕎麦の中にフノリ
?を練りこんでコシを出してあるのだから、海の風味を嫌うことは不合理だろう。
中細でエッジはやや鈍く、表面は僅かにざらざらとしている印象。色合いは
濃いめの“お蕎麦の色”であり、私が良く知っているお蕎麦の中では神田松屋のものを
すこし太くしたような外見だ。星はまったく飛んでおらず、テクスチャーはあくまでも均一である。
数本手繰ってみると、お蕎麦の薫りはさほど強くなく、僅かに海の風味。フノリだろう。
歯ごたえ良く、歯切れも大変結構、のど越しはやや引っかかる感じだ。独特だがおいしい。
しかし海苔の強烈な薫りで微妙な味わいはマスクされてしまっているのは少し残念かな。

蕎麦猪口に満たされ、さらに徳利にて追加を供された蕎麦ツユは、薄めの外見である。
少量すすってみると、比較的醤油が勝った、甘めでバランスの良い蕎麦ツユだ。
しかし何か少しだけ、あまり慣れていない感じの風味が舌に残る。これはなんだ?
シイタケ方面の味わいなのだろうか?わからない。まあ細かいことにこだわるのはやめよう。
人生短いから楽しまなくっちゃね。


大きなエビ、それも二本もある天ぷらは、家庭料理に近い仕上がりと見た。
しかしアツアツで新鮮なエビや野菜がまずかろうわけが無い。僅かに
生姜の薫りがする、大根おろしを予め沈めてあると思われる
天つゆを少々、しかしほとんどは塩を付けてお蕎麦とは別に楽しんだ。
お酒があればな、と思わないでもなかったが、なかなか結構であり
楽しめた。

天ぷらを食べたお口でお蕎麦を手繰ると、どうしても油がお蕎麦に回ってしまい、
それが本当は好きではないのだが、お蕎麦を放置して伸ばしてしまうわけにはゆかず、
同時進行でお蕎麦を手繰った。蕎麦ツユをくぐらす割合は6割くらいにして、
一気に蕎麦時間に突入した。

時間がないため素朴な茹で湯そのものと思われる蕎麦湯は一杯しか楽しめなかったが、
同僚と仕事の話をしながら濃厚な蕎麦時間に身を浸すことができた。
地方都市であることを鑑みても、大変良心的でコストパフォーマンスが高いステキなお蕎麦だと思った。


実はこのお蕎麦が忘れられず、数日後にもう一度足を運んでみた。
お蕎麦と天ぷらは相変わらず素晴らしかったのだが、
お隣にヘビースモーカーがおり、私のお蕎麦の到着と同時に
煙草を吸い始めてしまったので、味も薫りもどこかに飛んで行ってしまい、
ちょっと悲しい結果に終わったことは、くれぐれも残念であった。


それでも、機会があればまた足を運びたいと私に思わせるくらい
良いお店でありました。肝っ玉母さんのような花番さんも、
私は大変気に入りました。ありがとうございました。

書き忘れましたが、薬味も新鮮で大変結構でした。
私にしては珍しく、大量のさらし葱を楽しんで帰途に就いたのでありました。

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