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神田 やぶ仙 大せいろ [日本蕎麦]

10月某日
神田 やぶ仙 大せいろ  890円

久しぶりに”お蕎麦界”に復活だ。今日は運よく、江戸蕎麦のメッカである神田でお蕎麦をたぐることができた。大人はいろいろと忙しいのだ。慣れ親しんだ御茶ノ水界隈で雑用を終わらせ、かねてより足を運ぼうと考えていた やぶ仙 の珍しく緑色ののれんをくぐる。 いらっしゃーい、とまだ年若いおじさん?が迎えてくれた。

品書きにちらりと目を走らせ、考えることなくいつもの大せいろをお願いした。小ぶりな店の中をしげしげと見まわすと、使い込まれた机といす、壁などは埃っぽく汚れている。おそらく自社ビルで、2階に上がる階段もある。小体な店ではあるが、けっこうなキャパがあるのかも、と思った。おそらく平日の神田界隈の学生や会社員たちの胃袋をみたす役割も担っているのだろう。お掃除がいきわたらないのも仕方がないか?でも私は多少高くなってしまってもきれいなお店が好き、、、。清潔病だから。

しばらく待つ間に、日本酒を冷でお願いした。金婚という、聞きなれない銘柄。都内で醸されているお酒らしく、一合で540円、二合で650円!たしかどこかの自社ビルで営業しているお蕎麦屋さんでも同じようなシステムでやっておられた。普通に呑みたい人からは普通の金額で、たくさん呑まなければいけない?人には安くお酒を沢山提供する、という。私のような鯨飲馬食人間にとっては夢のようなお店だ。辛口、と記載されてはいるが、口当たりの良いお酒をクイクイやっていると、ようやくお蕎麦が登場だ。久しぶりのお蕎麦 in 神田、、、。感無量だ。

お蕎麦はプラスチックの愛想のないお盆に乗せられて、せいろが3枚。普通にお願いすると1枚なのだろうと思われる。小皿に刻み葱と生?と思われる山葵。大き目の蕎麦猪口と、一緒に蕎麦湯が供された。

お蕎麦はやや平べったい、角のたった、手打ち蕎麦。つなぎが少な目に入っており、わずかに大き目の星がちらほら。お蕎麦の粒々感がわずかに残されているような。おそらく氷水で〆ておられるらしく、めちゃめちゃ冷たい。それで薫りがたたないのかな?と思っていたが、鼻をぺったりとくっつけてクンクンしてみると、そうでもない。きちんとお蕎麦の正しい薫りが楽しめるじゃあありませんか。栗のような薫りではなく、 よくある良心的なお蕎麦の薫りだ。さっそくそのまま少し手繰ってみる、、、、。冷たい水で〆ていることもあり、歯ごたえ抜群、、、それで控えめな薫りをのこしつつ、やや粗い喉ごしをのこしてお蕎麦が喉を通り抜けてゆく、、、、。おお、なかなかいい。自分的には十分合格だ。次に蕎麦つゆは、、、と、、、。辛く濃く”塊”のような味がする、いわゆる江戸前の蕎麦つゆとは違い、甘みと醤油系の塩分をやや強くして、全体にバランスを少し崩し、味の塊感をほぐして、ちょっとだけゆるくしたような蕎麦つゆだ。旨いか?旨い。そのまま飲んでしまいたいか?そうでもない。それでもお蕎麦との組み合わせは素晴らしく、最後の一手繰りまで楽しませていただいた。例によってお葱と山葵はお蕎麦とは別にして、お酒のつまみ的な役割を果たしてもらった。

その後大量に出してもらった蕎麦湯を飲み干し(これはゆで汁そのもので、別仕立てではないと思う)、さらには出されたお水もぜーんぶ飲み干して、満足してお店を後にした。ごちそうさまでした。


良い:神田にある小体なお蕎麦屋さん。知らないとなかなか見つからないが、このお店もおそらく老舗の一つなのだと思われる。調べてみると、昭和25年開店とか。まだちょっと老舗とは呼べないかな?
もっと良くなる;お掃除を、、、これはもういいか。お店に男性が、調理場に女性がおられたのたが、逆の方がいいかも?
また行く?;また近くを通りかかったら、Yes
総括;神田にある、おそらく老舗と思わえる小体なお蕎麦屋さん。筋の通った、正統派のお蕎麦を出しておられる。沢山食べたい人には、特にお勧めしたい。金婚というお酒も安くておいしい。正統派お蕎麦やさんではあるが、居酒屋的な使われ方をすることも多いような印象だった。



2019/9 再訪 おおもり900エン
       金婚  650エン

他店に振られて久しぶりにこちらに。2100まで暖簾を降ろさないお店なので、なんとかお蕎麦にありつくことができた。私が疲れていたせいなのかもしれないが、つなぎの割合が増えている?なんかお酒の味わいが薄め?調理はいつもながら手慣れて物で、なんの文句もないのだが。今度は私が疲れていないときに伺って、もう一度確認させていただきたいと思う。なにはともあれ、遅い時間にお蕎麦を食べさせていただいてありがとうございました。ほんとに助かりました。

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新宿 渡邉 [日本蕎麦]

5月7日
新宿 渡邉 かさね 850円

仕事の後に時間ができた。今日は良く働いて納得のいくプレゼンができた。心地よい疲れと共に渡邉を目指した。確かこれで2回目。郵便局の裏に回って、、、あったあった。一人で入店すると通路脇のカウンターに座れ、と。これでは落ち着かないかな?半分あきらめつつ”かさね”をお願いした。

お茶は出ない。出入り口は開けっ放しで、外の喧騒とタバコのかほりが、、、。我慢して待つ。ざるに乗せられたいなたい感じの、ちょっともっさりとした蕎麦が供された。ざるが2枚。山葵は生のものがほんの少量。これは素晴らしい。粉ものが沢山出てくるよりも個人的にはずっとうれしい。葱はやや乾いてしまっている、細く固めのものがやはり少量。

つゆは、、、なんというか丁度いい感じ。しっかりとした腰のはいったつゆで、かなり強めの鰹節の出汁が効いている。のどの奥のほうで甘さも主張。かほりもいい。新宿ぽくってちょっと下品な感じもいい。お蕎麦は上記のように、確かに手打ちで、ところどころ縮れたり、角が丸まっていたりする。男性的な強いかほり。僅かなつなぎの印象。微妙なこげのような味わいがあるのは蕎麦それ自体のかほりなのか、電気でまわしている石臼のせいなのか、、、、ともあれつゆとよくバランスが取れており、一瞬で楽しくもむもむと食べてしまった。

その後ようやく蕎麦茶が供され、トロリ系の蕎麦湯もなぜか同時にでてきた。血圧が上がるのでつゆを泣く泣く残し、その他の全てを飲み干して、お店を後にした。なかなかよかった。日本酒が欲しいと思った。

良い;やや下世話な雰囲気の、新宿の街中のお蕎麦屋さん。本格的なお蕎麦を出してくれる。
もっと良くなる;接客をもうすこし丁寧にしてほしいと思いました。がさがさした雰囲気ももうすこしだけなんとかなるといいです。お茶も早く出してほしいかな?でもまた行きます。
また行く?;Yes

総括;新宿町中本格的お蕎麦屋さん。日常生活の中にしっかりと根を張っている感じがいい。(新宿に日常生活が存在するかどうかは別のお話です)

12月某日 かさね 850円
今日のかさねはとってもよかった。僅かにくるみのような、まるい深いかほりがして非常によかった。本日は当然のように蕎麦茶が供された。背広を着ていたのが良かったのか?蕎麦つゆは全体に薄めで、血圧に影響しない感じ。山葵に、勘違いで無ければ僅かな抹茶のような味わい。なかなかいい。例によって商売上、口にできない葱に心を残しつつ、大量に供された蕎麦湯を全て楽しんで(恐らく全て飲み干すひとは、めったにいないだろう)大変満足して店を後にした。最近のパーソナルベストかもしれない。疲れきっている体がちょっと元気になりました、ありがとう。はす向かいにすわった中年の女性が、うれしそうにかさねを食べていた。今度は少なくとも3枚は食べようと心に決めた。


1月某日かさね 850円
今日のかさねもとてもよかった。他にお客さんがいなかったからか?茹で方もしめ方も文句なし。くるみのような深いかほりもびんびんで、蕎麦つゆもいつも通りからすぎない。本日も蕎麦湯を全て楽しんで大変満足して店を後にした。やはり最近のパーソナルベストだ。喫茶店よりもいい。禁煙なのは最高だ。おねいさんたちも感じがよい。渡邉あいしているぜ!3枚食べるの忘れた、、、。

2月某日かさね 850円
早朝からよく働いた自分に かさねをおごった。しかも冷やのキクマサ付きだ。やはりここのお蕎麦が今現在の個人的ベストだ。高くはないが今の私に合うというか。蕎麦を打つオヤジの不愉快そうな?頑固な顔を眺めながらつるつると。疲れていたのでヒジョーに蕎麦つゆがうまい、、、しかし血圧が、、、。葛藤していたところに子供を連れた若夫婦。叫ぶガキ。謝るニョウボ、自分のことしか考えない馬鹿夫。奴は酒とつまみに没入している。ニョウボがあんまり謝るものだから、気の毒になって店を後にした。これで彼らも心おきなく食事が楽しめるだろう。しかし私の後に座った人たちがどう思うかは知らないけどね。ともあれ、1300円の極楽は、儚く消えてしまったのだった。それでも結構幸せだった。渡邉ラブ。

2月某日かさね 850円
ものすごくストレスフルな一日を送った。キクマサを2本つけて、幸せな時間を過ごした。おねいさんたちの明るい応対に心をあらわれる思いだった。かっこいい若者には笑顔5割増しを目の当たりにしてちょっと凹んだが、やはり幸せなひと時を過ごすことが出来た。やっぱり渡邉ラブ。

5月某日かさね 850円
疲れた夜はここのかさねが最高だ。やっぱりここが今の私のPersonalBestだ。そばつゆの甘みが強いような気がしたが、私の体調の変化のせいかも。冷酒の白龍?というやつもなかなかよかった、、、。このお店は、私が行くときだけかもしれないが、地元のお年寄りと、それからかっこいい若者が多く、男性客がほとんど、という印象だ。おねいさんたちの接客も相変わらず最高。今日は叫ぶがきんちょもいない。幸せでした、ありがとう。

5月某日
古い友人をつれて伺った。大変良くしていただいて、ありがたかった。いつものレベルのサービスと思われるが、ここのおねいさんたちの接客には、連れが感動していた。なんといっても彼女たちの笑顔がいい。かさねもしっかりといただいて、蕎麦湯をたっぷりと楽しんで帰宅。どうもありがとう。やっぱりここが今の私のPersonalBestだ。間違いない。

7月某日
いつもどおりの重ね。いつもどおりのおねいさん。今日も満足だった。重ねの下の段がおそらく偶然田舎風に太いお蕎麦になっていた。美味しく楽しかった。ごちそうさま。

7月某日
いろいろあってへこんでいる。自分に気合を入れようと重ねを。美味しいお蕎麦屋さんではいつも感じるのだが、お蕎麦が栗のような、好い薫りがする。今日発見した。このお店のお蕎麦は、僅かーに、遠くの方で小豆の薫りが混ざっている。今日も美味しかった。お姉さんたちの接客もとてもよかった。少し元気になった。

8月某日
古い古い友人を、連れて行った。いつもの料理、何時ものサービスで素晴らしかった。特にお蕎麦が良かった。おそらくうんよく”3たて”だったのだろう。ビールを沢山飲んで、二人とも大変満足して帰宅した。今日もごちそうさまでした。とってもありがたかったです。

やはりここがPersonal best だ。通えば通うほど好きになる。予約ができないのも気に入りました。

2015年10月某日 再訪 かさね 850円

夢を見ていて渡邉のお蕎麦を思い出してしまった。今日も一日つらい仕事が待っている。それで渡邉に行くことだけを楽しみに、一日の苦行に耐えることにした。 、、、、、。 、、、、、。 、、、、、。 それでなんとか“今日の業”をなしおえて、足早に渡邉に急ぐ、、、と、、、席はあらかたうまっている。入れないかな?残念だ。しかしなんだかアニメ顔のオネイサンが私に近づいてきて、ちょうど4人用のテーブルが開いたので、それでよければどうぞ、、、と勧めてくれた。すごく疲れていたのでちょっと泣けた。

喜びを片頬の微笑で表現して、オネイサンにきちんとお礼を言って、冷酒(今日は高知の酔鯨だった)と鴨焼きをお願いした。お願いするのはどこに行ってもおおもり(ここではかさね)とお酒だけ、と決めているのだが、オネイサンに対する感謝を軽く表現してみた。鴨焼きはいつもの味、酔鯨は例によってフルーティだがさっぱりとした味だ。

文句を言うつもりは全くないのだが、お酒に口をつけたらすぐにお蕎麦が、、、それで蕎麦湯も供されて。こちらの様子を見ながらもう少し待って順番に出してくれたらもっと良かったかもしれない。しかしオネイサンはお酒を呑まないのかもしれないし、夜のお店はいつもながら繁盛しているので、繰り返すが文句はない。お昼過ぎにいけば、おそらく絶対に同じことは起きないだろうから。とにかくこのお店のお蕎麦、蕎麦つゆはいつも味も質も安定しており、安心して楽しめる。お蕎麦の穀物の薫り(クルミ臭といつも表現しているが)もしっかり楽しめ、いつもながらおいしかった。ちょっと少な目だった蕎麦湯は本当はもっと楽しみたかったのだが、実をいうとお酒も調子に乗ってもう一本追加したことだし、何の間のいっても最終的には心身ともに満足し、リラックスしてお店を後にした。この間約40-50分くらいのものだろう。このお店の魅力は、お蕎麦とお料理だけではなく、若く素人っぽいが例外なくフレンドリーなオネイサン達だ。家族と友人?どこかの女子大と提携している?謎は深まるばかりだが、どうか私に答えを教えないでください。渡邉に足を運ぶ楽しみが減ってしまうので。

読み直してみると、オレ、疲れるとここにくるみたい。疲れているんだろうか?多分そうだと思う。

2015年11 月某日 再訪 かさね 850円

いつもの通り、最高だった。今日はなぜか蕎麦つゆが薄めみたい。すべての蕎麦つゆを蕎麦湯とともに楽しんでから、お店を後にした。ここのオネイサンたちは最高だ。今度時間をとって彼女たちについて書いてみようと思う。また、一人で来る女性客に頭にくるのが多かった。そうではあるが、やはりこのお店は私の人生に欠くべからざるお店だ、ということを再確認した。新宿でお蕎麦?はい、そうです。そうなんです!

2016 年2 月某日 再訪 かさね 850円
再訪。私にとっては絶大なる安心と信頼のお蕎麦屋さんだ。今日の蕎麦つゆはすこしカツヲが強めかな?しかしやはりおいしい。文句なしだ。多忙で一杯やれないのが残念だ。


2016 年3月某日 再訪 かさね 850円
再訪。今日は最悪の席だったが、オネイサンの誠実な接客は、例によって大変結構でした。
いいお酒をお願いしたところ、なぜか菊正が。しかし文句はない。一日の疲れを癒して
帰路に就いた私であった。そうか、毎月来ているのかオレ。

昔の記載を読んでみた。”接客を丁寧に”などと書いてある。我ながらものの本質が見えていなかったようだ。ここのオネイサンたちの接客は、素人っぽいがサイコウだ。私の心のオアシスだ。



2016年6月
記録を見ると、なんと3か月ぶりの渡邉だ。3か月もここのお蕎麦を食べないなんて体に悪いよ。いつものように重ね(850エン)と冷酒(700エン)。冷酒はフルーティで切れが良く、後味さっぱり、大雪渓というやつだ。純米酒レベルかな?それでも十分おいしい。ここにはお酒の目利きがいるようだ。それで重ねは、、、。おお、いつもより細めのお蕎麦だ。季節に合わせて少し切り方を変えているのか?いつもの薫り、いつもの甘さ、喉越し、舌触り、味わい、それから膨らみ。お蕎麦を打っている方がいつものご亭主?とは違うようだ。一枚目は蕎麦つゆを使わずに楽しみ、ちょっとサラサラとして夏向きと思われる伝統の蕎麦つゆは二枚目からだ。存分に、しかし迅速に、生鮮食品たるゆでたてのお蕎麦を存分に楽しんだ。お葱と生山葵は、いつものようにお酒のつまみにさせていただいた。私の食べ方をみている若い花板さんがタイミングよく蕎麦湯、蕎麦茶を出してくれるのもいつもながらありがたい。多忙な一日を締めくくるのにふさわしい、素晴らしいお蕎麦だった。ごちそうさまでした。渡邉Love。やっぱり私的なベストお蕎麦屋さんだ。今日は夕方伺ったのだが店内の空気は清浄で、いつぞやのようによどんだ飲み屋の匂いは全く感じさせなかった。花板さんいつもながら最高でした。どうもありがとう。良質な”いつも”に満たされた夕べであった。


2019/7-1 再訪 かさね 850エン
再訪。ものすごく久しぶりだった。3年ぶり?本当かな、、、。お酒を二合嗜んで、合計で2020エンだった。不思議だが渡邉ではどうも菊正をもらうのがぴったりくるようだ。お蕎麦を待ちながら酒の香を味わう瞬間がサイコウだ。細かいことを言えばお蕎麦と蕎麦つゆのバランスが悪いような気もしたが、久しぶりに濃厚な、それも新宿街中での蕎麦時間を楽しませていただいた。ありがとうございました。新宿と言えば渡邉!オネイサンたちも相変わらず最高だったよ。また行こうっと。



2019/9-1 再訪 かさね850エン
        菊正  470エン

“マジで”しんどい仕事を終えて、久しぶりに渡邉へ足を運ぶ幸運に恵まれた。冷酒を呑もうとテケテケと道を急いだ。カウンターに案内されて荷物を置いて、いつも通り感じのいいオネイサンに注文を通す。と、冷酒をお願いしたところキクマサがでてきた。まあバイトの子たちなので仕方がないのだが、どこの地酒が出てくるか楽しみにしていたのにキクマサ。キクマサはもちろん大好きなのだが、二本目にするのが私の好みだ。オネイサンとオーダーについて確認したところ、私の席の周囲に微妙な“緊張感”がただよったようで、人目を引いてしまった。でっかいオヤジが大人げなく文句を言っているように見えたのだろう。仕方がないのですかさずわざとらしい笑顔を浮かべてオーケーサインをつくり、その場をやり過ごした。でもやっぱり升の中に置かれたコッブでサーブされる地酒を飲みたかったなあ。疲れてたしなあ。

それでもいつも通りきっちりと調理されたかさねを手繰り、例によって蕎麦湯を三杯たっぷりと楽しんでお店を後にしたのだった。葱も山葵もとてもよかった。何のかんの言っても満足させられてしまうあたり、さすがは渡邉だと思わされた。今日もご馳走様、ありがとうございました。でも次は間違わないでね、かわいいオネイサンがた、、、。(この夜私を担当してくれたオネイサンは、お世辞抜きで可愛くて感じが良かった)。私の渡邉ラヴがお酒によって試され、僅かたりとも揺るがないことが証明された一晩だった。



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徒然Mazda2 2019/9-1 [クルマ]

徒然Mazda2 2019/9-1

お金を払い込んで1か月もたつのだが、Mazda2は未だに手元にこない。1か月も待たせるのが当然、という商習慣は、普通に考えておかしくないか?だって200万円って大金だよ?やっぱりおかしいよ。私とは違ってまっとうな常識人である家人が頭から湯気を出さんばかりに怒っているよ。代車出せ!、金利払えっ!て毎日のように言ってます。しかも駐車場は月初めから確保しろって言われてて、結局丸々1か月分無駄になってしまった。これだって無駄な出費だ。おかしくないか。これで税率が上がったりしたら、家人は切れるだろう、間違いない。くわばらくわばら。

そんな状態におかれているので、街を元気よく走っているDemioを目にすると、愛するBMWに乗っているにもかかわらずじっとりと目で追ってしまう。思うに、どうもDemioのデザインの方が、前と後ろを変えてしまったMazda2よりも、まとまりがいいのではないか?実物を目にしたことはないのだが、どうも“顔”も“お尻”も、縦に間延びしているように見えてしまう。全体に上品になり、新しい世代のMazdaの雰囲気をまとうことには成功しているのだが、どうも全体のバランスが悪くなってしまったように感じられて仕方がない。ともあれ、3Dで実物を撫でまわしたことはないので、実際にクルマが手元に来てからじっくりねっとりと評価したいと思う。

複数のクルマは持たないという主義を破ることになるのだが、Mazda2、手元に置くことをとても楽しみにしている。早く来ないかな、、、。ああ楽しみだ。

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徒然 Mazda2 2019/9-2 [クルマ]

徒然 Mazda2 2019/9-2


最近必要に迫られてレンタカーを使ったのだが、偶然にもMazd Demioが割り当てられた。運が良いのか悪いのか、縁のようなものを感じた。じっくりとクルマを味わってみた。外見はよく見知ったMazdaDemioそのものであり、塊感がある小型の車両だ。FFなのにノーズが長く、全体にスポーティな印象を与える。悪くないなと感じた。シートに座ってみると、着座姿勢が高いことが気になった。大柄な私であっても頭を天井にこするようなことは無いが、もうすこし低く座れるとよりスポーティーな運転感覚を楽しめるのだが。シートの前後長が短めであることは、私の場合収まりが悪くない印象であった。ポジションを合わせるのに若干苦労したが、チルト+テレスコがついているハンドル周りのおかげでいい感じに座ることができた。体の真ん中にハンドルがあるというのはやっぱり気持ちがいいものだ。コクピットはそれを強調するようなデザインになっている。しかしナビの画面がドライバーを向いていないことはちょっと不自然だ。小さめのハンドルも悪くないし、6㌳を軽く超える私のような人間もきっちりと座らせてしまう作りは改めて素晴らしい。足回りのフラットな印象を与える造りも高得点だ。フロントドアを閉める音、その外側を叩いた時の音なども合格点だ。決して高額なクルマではないのにいい味が出ている。

このクルマはレンタカーであるため、車内の装備は必要最低限だ。それでも貧相な印象は受けず、ウレタンのハンドルやシフトノブ、サイドブレーキなども、使っていて決して悲しくなるようなことはない。リヤシートにも座ってみたが、短距離であれば十分我慢できる乗り心地。トランクだって荷物の出し入れはやりやすいとは言えないものの、必要十分であって機能的だと思った。レンタカーゆえ複数の人に雑に扱われる運命であるこのクルマなのだが(私自身は大切に扱うが)、トランク付近のバンパ上面に多数の傷がついていたことは、トランクの使いにくさを端的に表現しているものと思われた。文章が固くなってきたのでこれ以後柔らかい表現でいく。


私にはたまたま距離を走り、年数を経たクルマが割り当てられた。走ってみるといわゆる“ヤレ感”を感じさせ、新車を購入した私にとってはそういった経年変化による乗り味の変化は大変興味深いものだった。ブッシュが固くなり、ダンパが抜けつつあるDemioはこんな感じになるんだなあ。ドイツ車とは違ったどこか繊細な乗り心地であり、同時にしなやかでかつしたたかな、日本車独特の良さを感じさせる。華奢で繊細なのだが、一見大したことがない部分にとてつもないノウハウが注ぎ込まれており、その期になれば延々と長距離を走り続けられるという、日本車らしいPros and Consをわかりやすく持っているクルマなのだなあ、とシミジミと感じた。

走り出してみると、FFの不自然さと良さを同時に併せ持っている印象。以前に本気で乗り回していたFD2のようにFR的に走って曲がるわけではなく、FFなりのナチュラルな運転感覚を十分に感じさせる仕上がりとなっているようだ。マニュアルモードを多用してエンジンの“おいしい部分”を味わうように努めたが、距離を延ばすにつれてDモードで走り、ステアリングに集中する時間が長くなっていった。これはマニュアルモードの出来が悪いのかもしれないし、私が少し疲れていたせいなのかもしれない。1500CCの小さなエンジンの場合、いわゆる“おいしい”回転数の幅が狭いため、個人的にはマニュアルで乗ることが最善だと考えているのだが、やはりそれもエンジンの特性によるのだろう。このエンジンはオートマで使われることを前提に開発されていることが私的には明らかとなった。

急カーブを様々な速度で走り、急坂を上ったり下ったり。渋滞にはまったり高速道路を走ってみたりもした。けっこう繊細なのだが、どんなドライバーでも受け入れるような鷹揚さを併せ持っている。急勾配の下り坂を高速度で駆け抜けようとして怖い思いをしたのだが、このクルマ、Mazdaによって頑張って作られていることは間違いがない。後ろのドアを叩くととっても安っぽい音がするのだが、それ以外はBasic Carとしてとてもよくできていると思った。つまり私の目は確かだったと再確認したというわけだ。このクルマとしばらく暮らしていけるな、と確信した。

そんなこんなで、私自身のMazda2が自宅に届けられる日を楽しみにしている私なのであった。

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作 奏乃智 純米吟醸 720㍉ 三重県鈴鹿市  清水清三郎商店株式会社 1944エン [日本酒]

作 奏乃智 純米吟醸 720㍉ 三重県鈴鹿市  清水清三郎商店株式会社 1944エン

ブドウだな、、、これは。遂に作に手を出してしまった。これは旨いに決まっている。米から作られたとは信じられない果実の薫り。重みも深みもそこそこあるが、最初から最後まで一貫して透明感を失わない。僅かにピリリとする部分も感じられて、ずいぶん昔に獺祭を口にした時と同じような感動を覚えた。あれから10年近く経っており、私のお酒に対する評価もずいぶん辛くなっている筈なので、当時の獺祭から10年分以上進化しているお酒なのだ、と言えないこともない。分かりやすすぎるのかもしれないし、日本人向きではないのかもしれないが、これをおいしいと言わない人はあまりいないのではないか。1500エンでそこそこのお酒を呑むなら、2000エン張り込んで満足できるお酒を呑むことをお勧めしたい。初心者用などと評価されることもあるのかもしれないが、お酒を40年近く呑んでいる私にも十分すぎる喜びと驚きを与えてくれる。鈴鹿で醸されているのもHondaが好きな私としては嬉しいなあ、、、。素直になってまた作を呑ませていただこうと思った。スバラシイ。

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徒然 Mazda2 2019/9-3 [クルマ]

徒然 Mazda2 2019/9-3

Mazda2にするか3にするか散々迷った末に、結局2を買うことにした。3の安いモデルを買うか、2の高いモデルを手に入れるかという選択であったのだが、3の場合安いモデルであっても、必要なものはすべて装備されており、考えようによってはバーゲンプライスかな、という印象をうけた。しかし3はけっこう大柄であること、それから、後ろのドアがぺこぺこして重厚感のかけらもないことが決定打となり、結局Mazda2を選ぶことにしたのだ。2のリアドアだってぺこぺこだけれど、それは仕方ないので受け入れることにした。
ディーラーの兄ちゃんは、Mazdaはハイテン鋼をつかってボディを薄くして、クルマを軽く作ろうとして頑張っているんだ、と説明してくれたが、3は“ヒトの感覚”に訴えるクルマにしようとしているわけなので、ここはひとつドシッとしたドアの開け閉め感覚を演出してもらいたい。ドイツのクルマは塗装もボディも重厚に見えるのだが、実際に重厚に、つまり厚く、重く作られているのでそのように見えるのは当然だ。国産のクルマだと、トラックなんかが重厚に見えるのだが、それはヘビーデューティーな使われ方に対応するために、必要に迫られて厚く重く強く作られているからなのだ。つまり本物だということだ。
Webをブラウジングしていたら、3のリアドアの重厚感の乏しさを指摘している評論家がいた。同じような感じ方をする人もいるんだな、と、感慨ひとしお。だって3はパネルスイッチの感触にまでこだわっているのだから、ドアを閉めた時の感覚だって当然大切にするべきだ。こういった点が将来的に年次改良の対象となるといいな、と個人的には思っている。

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徒然 Mazda2 2019/9-4 [クルマ]

徒然 Mazda2 2019/9-4


私が手に入れることになったMazda2の外観は、最新の世代のクルマに雰囲気こそ似せてあるものの、外見的にも面だけではなく線も多用してMazdaのデザインを表現しており、中身だって一つ古い世代のMazdaということになる。しかし私的には最近のものを手に入れなくてもいいと思っているのだ。BMWだってモデル末期の使用が煮詰まったものを好んで買っているくらいだ。近いうちに新しい世代になるものと思われるMazda2がどんなクルマになって世に出されるのか、今から楽しみにしている。しかし新しい世代の2を、私が羨むようなことは恐らくないだろう。今のいかにもFFらしい2の乗り味も、スタイルも、気に入っているからだ。最近はFFが市場を席巻しているからか、FFはだめだ、などと声高に主張するような評論家はあまりいないようだが、今後Mazda3がFR化する可能性もあるらしい。ほんとかどうかは知らないが、ほんとにそうなったら期待してしまうなあ。やっぱりFRは乗っていて気分がいいもの。クルマの挙動が自分のイメージと近いからかな。でもちっちゃなFFのクルマということであれば、国産が世界最高じゃないだろうか。今買うならやっぱりMazda2でしょう。ただし二人で乗るなら、という条件付きですけれども。

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徒然 Mazda2 2019/9-5 [クルマ]

徒然 Mazda2 2019/9-5

今日は、街を走っているMazda3を2回も見かけた。なんか運がいいみたいだ。一台は青いの。もう一台は銀色の奴。日本刀のように繊細でしなやかな印象をふりまきながら走っていた。かっこいいな、日本に合うデザインだな、と思った。デザインって大事なんだな、と思わされた。なにより印象的だったのは、ドライバーが2台とも若い男性で、なんだかうれしそうに微笑みながら走っていたことだ。今の私には3よりむしろMazda2がいいのだが、いつか機会があればMazda3にもオーナーとして乗ってみたいな。そのころには何かの間違いでもいいからFRが選べるといいな。リアのドアの開け閉めも重厚な感じになっていればいいな、と思った。

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加茂錦 荷札酒 紅桔梗(べにききょう)純米大吟醸 槽場汲み秋あがり 生酒 720ml 加茂錦酒造1599エン [日本酒]

加茂錦 荷札酒 紅桔梗(べにききょう)純米大吟醸 槽場汲み秋あがり 生酒 720ml
加茂錦酒造1599エン

最近自分は日本酒から逃げられない運命だと悟った、というか諦めた。年齢的に残念ながら量を呑めないので、ある酒屋さんのお勧めに従って、自らの主張はいったん引っ込めていろいろな日本酒を楽しませていただくことに決めた。難しい話はせずに、私にとって大切な日本酒の要素3つ、それは、Freshness、Fruitiness、Fermented touch、勝手に3Fと呼んでいるが、新鮮さ、果実的雰囲気、発酵を感じさせる雰囲気の3つの軸で評価してみたい。伝統的かつ正統派の評価はしない。ただただ自分のための覚え書きなので、これを読んで怒ったりしないでいただければ幸いだ。私は新鮮で、果実的な雰囲気を感じさせつつ、それでも発酵をしっかり感じさせるようなお酒が好きなのだ。それがこの年になってようやくわかった。

詳細は存じ上げないが、若者たちが頑張っている蔵元での意欲作、ということでこのお酒を購入した。販売店が応援したい蔵元、というのが私の理解だ。日本酒文化に多少なりとも貢献できれば、などと勝手なことを考えながら早速封を切る。プシュっというガスを感じさせる音が。ピリピリするような舌触りはなく、秋あがりなのでやはり新鮮さはあまり感じさせないが、熟れたブドウのような果実的雰囲気は濃厚。発酵的な印象がないというわけでは無いが、アルコールとお酒全体が混然一体となっていないようでちょっと残念だった。真っ白な大振りのお猪口で味わったが、薫りをより深く感じてみようと目をつぶって感覚を集中してみると、アルコールを主張するつんつんとした薫りが鼻を刺激するのだ。

ともあれ、値段を鑑みると望外の出来のお酒であった。ごちそうさまでした。

Freshness 2/5
Fruitiness 3/5
Fermented touch 2/5
また呑みたいか  自分の好みとは違うかな?秋あがりは自分の酒ではない、
と決めた。

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