SSブログ

2022/2/1   徒然Mazda2 ハンドルからの情報 [クルマ]

2022/2/1   徒然Mazda2 ハンドルからの情報


このクルマに乗っているとなんだか楽しい。なんでそうなのか考えてみた。F30とは違ってMazda2の車体の剛性、とくにハンドル周りは必要十分だが弱めだと思う。シャシー全体の性能も決して高くはなく、例えば急ハンドルで左右に振り回したりすると、ぴょこぴょこするのがご愛敬だ。ハイスピードでギャップを超えると車体全体がグワンぐわんと震えるように飛び上がる。それでも乗っていて楽しいのはなぜなのか?

言うまでもないことだが、このクルマは決して高級車ではない。ではあるが、様々な機能が一通りついており、そのすべてが各々きちんと働く。これは結構大切。それから、車体が軽く、全ての操作系が軽く動くように設定されているので、走りそのものも軽快に感じられる。これも重要な要素だ。エンジンは、あまり頑張って回さなくても”おいしいところ”が味わえるセッティングになっている。出力はアクセルへの入力に対してリニアではないが、予想を上回る加速をするので気持ちがよい。Peppyという形容詞がぴったりな元気のいいエンジンだ。それから、クルマの内外のデザインがいい。素材そのものにはあまりコストを割いていないのは値段を考えると仕方がないことだが、秀逸なデザインが“いやなところ”をほとんど感じさせない。皮を巻いていないシフトノブなどがいい例だ。クルマが小さく椅子が高めに設定されているので視野が広いこともプラスだ。また、このきちんと作りこまれた小ぶりな椅子は、骨盤を立て、腰をいたわりつつNVH等の情報を程よくお尻に伝えてくれる。さらに、今朝がたはっきりと気が付いたのだが、このクルマはハンドルからの情報が豊富なのだ。これが最大のポイントなのかもしれない。ハンドルからの振動、反力、加速度等々の情報が両手にダイレクトに伝わってくるため、運転しているときに豊富な情報を味わって楽しめるわけだ。これを作りが安いための雑音ととらえるべきなのか、私自身のように豊富な情報ととらえるべきなのか。まあ個人の自由だが、私は断然後者だ。Drivingという体験は、こういった五感への入力の総合的なものであり、それらがうまくバランスされていると、Fun to driveな快感が得られるのだろうと思う。あ、Mazdaの話をしているのにToyotaの言葉を使ってしまった。ともかく、意外だがMazda2の運転は楽しく、ついつい距離を伸ばしてしまう。F30が車庫で待っているというのに、だ。

タグ:mazda2
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

2022/2/10 徒然F30 自動車評論家の方々 [クルマ]

2022/2/10 徒然F30 自動車評論家の方々


自動車評論家といった人々がおられ、様々な媒体で書いたり喋ったり演じたりして活躍しておられる。彼ら彼女らの言うことを聞いたり読んだりしていると、クルマを選ぶ時の参考になるし、雑学的な知識は増えるし、時間的余裕があるときは結構楽しませていただいている。業界を取り巻く文化のようなものがすでに出来上がっていて、独特の言葉の使い方なんかもたくさんあって(例:目を三角にして)、そういった世界に慣れてしまうとぬるま湯的な快適さが味わえて、くせになる楽しさだ。しかし言いたいことがないわけではない。

長年多くのクルマを乗ってきた専門家の言うことはさすがに味わいが深く、なるほどなるほどと思わされることが少なくないのだが、横断面的な評価にとどまること多いように思う。実際にクルマと年単位で一緒に暮らす、私自身のようなクルマ好きのニーズに必ずしも答えてくれるわけではないようだ。それがひとつ。そういった要望に対する答えの一つだと思うのだが、専門誌で、“長期レポート”のような記事を見かけることが増えてきた。おそらく欧米の媒体で始めたことを模倣しているのではないかと思うのだが、これはたしかにかなり参考になる。目にしたときは読むようにしている。長く乗って初めてわかるような、特定のクルマの長所や弱点が書かれていることもあるし、“やれてきた”時に、何がどうなるかを実際の体験に基づいて教えてくれることもあるからだ。しかしちょっと違うぞ、と思わないわけではない。

評論家の人たちは、仕事柄、クルマ関係の様々なネットワークを持っている筈であり、メーカーや販売会社を含め、おそらく我々一般のクルマ好きとは異なる“待遇”を受けていると思うのだ。サービスを提供する側は、メディアとつながっている専門家に悪く言われるといいことはないだろうから、すこし多めに頑張ってお世話をするであろうことは想像にがたくない。しかし我々一般のクルマ好きはそういったサービスを受けることはないので、彼我の間には大きな乖離が横たわっているのではないか。これがふたつめの言いたいことだ。

なので、私が本当に読みたいと思う記事は、専門家がその立場を明らかにせずに一般の消費者としてクルマ関係の様々なサービスを年単位で経験し、そういった体験を含むクルマ生活一般を、専門家の立場から吟味して書いたような内容のものだ。そういう記事のニーズがあるだろうか?実際にそういった記事が書かれることはほとんどないので、ニーズはないということなのだろう、残念だが。

どうもクルマ関係のサービスは玉石混交で、頭が固い私のような人間は苦労する。何時も申し訳ないと思うのだが、自分が大切にしているものを粗末に扱われると頭に来てしまうのは止めようがない。なので、私の個人的な業界とのつきあい方としては、複数の場所でクルマの面倒を見てもらい、その中で最も信頼できると感じたメカニックの方にそのクルマの整備をずっとお願いするという方法だ。信頼できる方に出会うまで時間がかかることが多いし、私のような客はメカニックの方には迷惑だろうから、このやり方はあまりお勧めはしないけれど。それにしても、かつて私のFD2を世話してくれたHondaのメカさんは素晴らしい人だったなあ。腕もいいし、人柄もいいし、何より私が求めていることをよく理解していつも適切に力を貸してくれた。商売っ気がなく、過剰整備は戒めてくれるし、忙しいだろうによく付き合ってくれて本当にありがたかった。あのままFD2に乗り続けていればよかったのかな、と思うこともないわけではない。話はどんどん広がってまとまりを失ないつつあるが、やはり何をするにしても人間関係が大切なんだなあ、と書いてこのお話を締めようと思う。

タグ:F F30
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

2022/2/10   私の友人 [雑文]

2022/2/10   私の友人


友人の一人に歯医者さんがいるのだが、ありがたく何年もお世話になってきた。私の歯は白くてきれいだがあまり強くはないそうで、一生懸命歯を磨いているのだがすぐに虫歯になってしまう。若いころは歯を大切にしなかったので、大事な臼歯などを含む何本かの歯はすでになくして久しい。なので残った歯を大切にしているわけだ。

歯科技工士さんに相談して歯の磨き方を教わったり、フッ素がたくさん入っている歯磨きを使ったり、フロスを導入したり、といろいろやっているのだが、友人の歯医者さんが入れてくれたクラウンがどうしてもすぐにポロリと取れてしまうのだ。だいたい治療後1年くらい?主治医の彼によれば、私は嚙む力がとても強いし、寝ている間に歯ぎしりをしているらしい。それでクラウンが長く持たないというのだが、、、。外れるたびに病院にいって、痛いのを我慢していろいろやっていただき、再びセメントで固定することを繰り返してきた。しかしいつも外れたクラウンを再使用できるわけではなく、そういう時は歯を大きく削ってクラウンを作り直すことになるわけだ。いつかは歯医者さんに通わなくてもよくなるのでは?と期待していたのだが、何年たっても同じようなことが繰り返された。あるとき家人は言った。歯医者さんをかえたら?私は友人の悪口を言われたような気がして機嫌が悪くなったが、家人の言うことにも一理ある。彼女はいつだって正しいのだ。しかも私とは別の病院に通院していた彼女はここ10年近く歯科には通っていない。彼女は丁寧に歯を磨いてはいるが、私と同じようなものだし、私の方は数年前から電動は歯ブラシを導入してさらに念入りに歯を磨いているのだ。歯磨き粉だってフッ素たっぷりで研磨剤が入っていないものを通常のものと使い分けてケアしている。それでも確かに私は年に1-2回は歯医者さんに足を運ぶ必要がある、、、たしかにおかしいかもしれない。

それで、お願いして家人が以前お世話になった歯医者さんのところに伺った。小ぎれいな歯科医院ではあるが、個人病院なので規模は小さく、いわゆるビル診のような形で開業しておられる。複数おられる技工士さんはみな感じが良く、よく教育されており、たしかに信頼できそうだ。その先生にお願いして外れたクラウンをお見せして、治療をお願いした。先生はクラウンから丁寧にセメントを取り、とがった部分をけずって何度かあたりを見て、それからずいぶん力を入れてそいつを私の歯にかぶせてくれた。あまりの力の入れように私の首が痛くなったくらいだ。その後技工士さんが丁寧にクリーニング。はみ出たセメントを取ってくれたり、歯の磨き方を指導してくれたりした。地味な治療であったが、その後数年たってもクラウンが外れることはない。夢のような治療成果だ、幸せだ。

ふと考えてみると、私の友人はやぶだったのか?という疑問が。おそらく彼はもっと大きな口腔外科領域の手術などに興味があり、よくある虫歯の治療など、あまりやる気がなかったのかもしれない。人柄もいいし、頭もいいはずなんだが、、、。あいつも結構えらくなっちゃったからなあ。しかしそれにしても我々はお友達なのに。長いお付き合いなのに。悲しい気持ちになってしまった。次に歯が悪くなったらどうしたらいいんだろう?

そんなわけで、最近お友達を一人なくしてしまったのかもしれない私なのだった。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

2022/2/10   ウイスキ [雑文]

2022/2/10   ウイスキ


ハイボールをものすごくおいしそうに飲むYouTuberがいて、ついつい取り込まれてしまった。お酒は基本、やめているのに何度か(何度も)ハイボールを口にした。ほんとうに久し振りで、さっぱりした口当たりにウイスキーを見直した。むかしはたくさん飲んだものだったが、本当においしいと思って飲んでいたのかどうか。飲んでいたのはサントリーで、ホワイト、角、オールドといったあたりが当時のお決まりだった。

その後お酒は控えていたのだが、数日前にごった返すスーパーでついついお酒のコーナーに紛れ込んでしまった。もともと好きなので、無意識がそうさせたのかもしれない。角ハイボールには薄いのと濃いのがあるんだなあ、とか、菊水には大きなアルミボトルもあるのね、とか、新しい発見があって楽しかった。それでもお酒は買わずに帰ろうとしたのだが、帰りしなにいけないものを見てしまった。ジョニ赤が1000円少々で売りに出されているではないですか。ちょっと待ってくれこれはあの世界中で有名なスコッチだよね。見回してみると、バレンタインが同じような値段。ジャックダニエルがなんと2000円弱、昔好きだったメイカーズマークも同じような値段だ。マジか。ずいぶん昔に酒税がかわって、輸入ウイスキーが安くなったことは知っていたのだがこれほどまでとは。一方の国産ウイスキーは角もオールドも2000円前後で売られていた。私の世代の人間だと、同じ値段ならやはり舶来?ものがいいと思ってしまう。なので目がくらんだ私はJDを力ずよくつかんで籠にいれ、、、ようとしたのだが、やはり罪悪感があってそれはやめた。私にもまだ良心が残されているようだ。体重をコントロールしているんだからお酒はね、、、。

、、、。


、、、。


、、、。


それで結局ジョニ赤を買ってしまった。面目ない。ビンのつくりなんかは昔と比べて若干安っぽくなっているようだが、封を切ってすすってみると私の記憶の中のジョニ赤の味そのものだ。当時はこれほど廉価ではなかったし、私も若かったので、予算と気持ちにかなり余裕があるときだけ口にできた、ちょっと特別なお酒だったのだ。ともあれ、味わってみると結構いける。1000円でこれが一本買えてしまうのか。この味が好きなら、まあ私は好きなのだが、コスパは最高だ。これじゃあ本格的なアル中にならない自信は全くないな、オレは。だってこれ40%くらいアルコールでしょう?炭酸水は常備していないので、結構おいしいと思っている自宅の浄水で割ったり、氷を入れたりして楽しんでいるのだが、これがかなりイケる。水で割って飲むのであればジョニ黒とあまりかわらないだろうし。翌朝も日本酒と違って心身がかなり楽で、早朝から頭が普通に回るし、顔や体がむくむようなこともない。おなかの調子だって悪くない。さあこまった、このままではまたジョニ赤を買ってしまいそうだ。手元にある一本はじっくり楽しもうと思うが、次を買うのは何とか我慢しないと。

日本酒の場合、保管が適切でないと品質がすぐに劣化してしまうので、物の本質をよく理解している専門店できちんと管理されたお酒を買う必要があり、自宅での保管にも気を遣うのだが、ウイスキーは短期間であれば意識の低いお店で棚ざらしにされたとしても品質の低下はおそらくわずかだ、と理解している。なので、スーパーの棚に陳列されたものを買っても、何の問題もない。手軽にそこそこのお酒を買うことができてしまうのはありがたいことだが、ハードルが低すぎるのも困るなあ。とにかくしばらくの間、お酒は、まあやめるのは無理だとして、極力控えなくては、と、心に決めている私なのだった。お粗末。

タグ:ジョニ赤
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

2022/2/13   Hiscox のハードケース [音楽]

2022/2/13   Hiscox のハードケース


よいギターを手に入れたら、かならずよいハードケースを手に入れて保管しなさいって、たしかブルース系の有名なプレイヤーが言ってたっけ。それで室内は狭くなるがいくつもハードケースを買ってきた私だ。エレキに関してはいろいろやったけれど、結局Fenderの楽器を買ったときについてくるベニヤに布を張った伝統的な四角い奴に落ち着いた。プラスチックで中にギターにぴったりのモールドが入っているものも持ってはいるが、いまひとつしっくりこない。古くなっていたんだ時の質感は、Fender純正の古臭いケースが一番だ。楽器の保護機能で言うとプラでモールド入りのもののほうが望ましいと思われ、たとえばSKBのものを何度か買ってみたのだが、外見がどうも子供っぽく、室内に置いておくのが苦痛になってすべて手放してしまった。においの問題もあるしね。なんか臭いんだよこれが。接着剤のせい?樹脂のせい?とにかく部屋に置いておきたくないにおいがするのだ。また、セミハードケースも何度も試してみた。昔売っていたサドウスキーのものはすばらしい品質で、保護機能だって普通のハードケースに勝るとも劣らないスバラシイケースだったのだが、残念ながら今はもう手に入らなくなってしまった。評判のいいリユニオンブルースのものも最近買ってみたのだが、値段はサドウスキーと変わらないものの使いにくい作りになっており、これもあきらめるしかなさそうだ。たぶんそのうちに手放すことになると思う。それで結局Fender純正に戻るしかないと判断した。なのでエレキに関しては勝負がつき、室内に四角いケースが林立している。一方のクラギはどうだろうか?


クラギに関しては弾くことに集中してあまり買い物はしない私なのだが、かつてはやはりどんなハードケースがいいのか悩んでいた。しかしこれはギター制作家の黒澤さんに教えていただいた楽器ケースの専門会社の製品を使うことで解決した。やはりベニヤに布やビニールを張ったものなのだが、専門の会社なのでどんな形の楽器にもフィットしたものを作ってくれるのが強みだ。内装もビロードがはりつけてあり、クッションも効いており、夢のような仕上がりだ。かつては確かtakabeという会社があって品質、特に外装に凝った素晴らしいケースを作ってくれたのだが、残念ながら今はもうないので上記の会社にお願いする以外の選択肢はない。と思っていたのだが、その後クラギの世界にもセミハードケースのようなものが流行ることとなり、最近は業界を席巻しているようだ。しかし、だ。ものによっては数百万円もする楽器を、踏みつけたらつぶれるようなケースにいれていいものだろうか?答えは否だ。クラギの場合、わたしはどうしてもハードケースにいれて保管、運搬したい。

アランフェスというファイバーでできたケースが評判が良かったのでサンプルしてみたのだが、スタンダードモデルの場合、全体の剛性が不十分で、なんというかぺなぺなする。鍵をかければおそらく全体としての強度は確保されるのだとは思うのだが個人的には納得がいかない。金具や持ち手の仕上がりも今一つだ。上級モデルもあるようだがとりあえずパス。それから、次に狙いをつけたのが、フランス製だと思うのだが、バムという高級ケース。これは外見はとても楽器の入れ物にはみえない。もっとハイテックな何か違うものをいれるような外見だ。外見も機能もベストに近く、とてもいいと思うのだが、私個人の考えでは、木工製品であるクラギを保護するにはそぐわないように感じられる。また、伝統的なスペイン製の合板に革を張ったケースはなかなかいいぞ、という話もきくが、ものすごく重いという噂に二の足を踏んでしまった。私はスペイン語もできないしね。それで候補に挙がるのが、英国製のHiscoxだ。色付きもあるようだが、ほとんどの製品は真っ黒で、つくりはイギリス的だが衝撃や湿度の変化から楽器を守ってくれるといううたい文句は信用できそうだ。そういえば、かつてこの会社のプロ用のケースを二つ持っていたのだが、湿度計を使って計測してみたところ、確かに湿度の変化にはつよい。温度に関しては、短時間のみ、という但し書きをつければある程度の保護機能は期待できると思った。だから飛行機による運搬などの場合には、十分な楽器の保護機能を持っていると私は考えている。以前のモデルでは、確かケース内に湿度計がそなえられていたようだが、残念ながらいまは省かれているようだ。このケースもかなり値が張るのだが、それよりなによりわたしが手に入れたJun Nacanoのトーレスモデルのような、小ぶりのクラギを入れるようにしつらえられたモデルが売られていないのだ。さてどうしよう。とりあえず手元にはそこそこのハードケースがあるのだが、一生付き合っていくつもりのJNギターを託すにはどうにも心もとない。Hiscoxの輸入元に相談してみたって、数が出ないだろうから冷たくされるであろうことは目に見ていている。すすんで不愉快な思いをすることはないからね。それでどうしたかって?もちろん個人輸入にはしった。ドル建てで買いますといえば、欧米の会社の場合、物にもよるが売ってくれることが多いようにおもう。できれば慣れている米国から買いたかったのだがうまくいかず、結局英国のとあるディーラーが合法的に売ることができると言ってくれたので、結構値が張ったが、高い送料を出して個人輸入に踏み切った。手元に届いたケースは傷一つなく、多少蝶番の具合が悪くなっていたので輸送中に大きな力が加わった可能性は否めないが、少なくとも外見上は無傷の新品で、当然のことながら内部も完璧、きれいなものだ。内装の柔らかさが今一つで、ほんのすこし残念な気持ちになったが、手持ちのケースと比べれば夢のように柔らかいと言えないこともない。ついでのことながら、ケースの持ち手にはイギリスの国旗をあしらった保証書のようなものが荒縄のようなもので括り付けてある。なかなかいい味を出している。ついでに手書きのタッグ、これはおそらく販売店で在庫管理のためにつけたものと思われるが、そいつもひもで縛りつけられていい味を出している。このケースはなんか大人っぽい雰囲気を漂わせており、機能的にも完ぺきではないにしろ、十分満足のいくものだと思う。こいつの内部、一部塗装に負担がかかりそうな場所にフェルトを敷き詰めて、JNギターの休息場所に定めた。このケースはいまのところ、期待した役割を十二分に果たしてくれており、楽器ばかりではなく私の心も休息させてくれている。

どこかのブルースマンは偉かった。よいギターを手に入れたら、かならずよいハードケースを手に入れて保管しなさいというのは極めて正しいと思った。新しい楽器を買っている場合ではないのだよ。

タグ:Hiscox
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

2022-02-12 定点観測 [雑文]

2022/2/12  定点観測


IMG_20220212_173145_1.jpg












寒いしCOVID19は怖いしで身近ですべてを済ませることが多い。皇居に行きたいのだが、これも近場で済ませている。でも今日は結構温かいな。マスクをしないジョガーにむかつきながら2時間ほど散歩を楽しんだ私なのだった。Sky Treeの真上の飛行機が見えますか?
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

2022/2/20 徒然F30 リヤタイヤを交換した [クルマ]

2022/2/20 徒然F30 リヤタイヤを交換した


いろいろあって、リアタイヤを新品に交換してもらった。ディーラーでのタイヤ交換はめちゃめちゃ高いので賢い選択ではないことは重々承知しているが、これまでの流れもあるし、担当の方はいろいろよくしてくれたと思う。フロントはまだ十分に溝が残っているのでこのまま使用続行することにした。いつもメカさんたちに言われることなのだが、私が乗る車はタイヤがあまり減らない。通常2セット目で10万キロ走り切ってしまうことが多い。いいことなのか悪いことなのかはわからないが、事実としてそうなのだ。駐車場の出し入れで、フロントをある程度こじってしまわざるをえないのだが、それさえなければもっと持つのかもしれない。しかしタイヤは生モノなので、溝が残っていたとしても経年変化でゴムの性能が低下することは明らかだ。やはり距離に依らず、残された溝の深さに依らず、定期的に交換する必要があるのだろう。

ホイールのウェイトを貼りなおした跡がちょっと痛々しいけれど、やっぱり新しいタイヤはいいなあ。タイヤのサイドのひげがなんとも言えずいい味を出している。ディーラーのお勧めよりも低めの自分にとって最適なエア圧に変更して、引き続き思うさまこのクルマを楽しみたいと思う。

タグ:F30
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

2022/2/20   徒然Mazda2 はじめての傷 [クルマ]

2022/2/20   徒然Mazda2 はじめての傷


家人のたっての希望で、とある繁華街に行くことになった。古くて小さな立体駐車場にMazda2を停めることにしているのだが、ここで私はやってしまった。お客さんがあまりいないので、駐車しようとしたらわらわらとスタッフが寄ってきて、ドアは開けるわ駐車を手伝ってオーライオーライ言ってくれるわで、まあ大変よくしていただいたのだが、パレットに入れてからなんだかピーピーとセンサーがなりやまない。Mazda2は、このままおいていかないでくれと言っているようだ。何が起きているのか確認する必要があるだろう。もう一度クルマに乗り込んで、助手席のドアのカギがかかっている確認するために軽くドアを開けたところ、なんど“ゴーン”という音が。もうクルマが中に入ったと思った係員が、すでに助手席側のセフティバーを上げてしまったのだ。緊迫した沈黙が広がる。さあどうしたらいいだろう。

駐車を待っている人たちが次に並んでいるし、Mazda2は警告音を鳴らし続けるし、頭が一瞬真っ白に。エンジンを切ってかけなおし、さらに切ったところ警告音はとまった。一つ問題解決。次にこれはスタッフに責任があるのか、私の責任なのか瞬時に判断をしなければならなかった。家人がすこしでもはやく街に出たがっていることも鑑みて、苦情を言うことはやめて、自分で全ての責任を負うことにした。その後、街に出て家人の用足しに付き合ったのだが、頭の中は常にすこしだけMazda2のことを考え、気が気ではなかった。どれくらいの傷がついたのだろう?用足しが終わり、自宅に戻り、駐車場におさめて恐る恐る助手席のドアを開けてみたところ、やはりエッジの部分に白いペンキが。ああ、やっぱりついにやってしまったんだなあ。悲しいなあ。こんどディーラーで直してもらわないとなあ。めんどくさいからドアごとかえちゃおうかなあ?お金かかるけれどどうしようかなあ、、、などと考えつつ“馬鹿なお父ちゃんを許しておくれ”とぶつぶつつぶやき、指でドアをなでなでしてMazda2に詫びていたところ、ペンキのようなチョークのような白いものは、指先でなでるだけででぽろぽろと落ちていった。よく見るとドアの金属は変形していないし、塗装もクリアも剥げていないようだ。ラッキー? でも本当か?老眼で目が悪くなって傷が見えないだけ?ともあれ、鉄板が空気に触れているようなことはなさそうだ。なのでこのまましばらく様子見でいいだろうと判断した。錆が浮いてくる可能性は低そうだ。

その後のドアの傷?はというと、幸いにして外見上は全くわからなくなった。よかったよかった。ドイツ車やフランス車は多少の傷があってもサマになるように思うのだが、日本車の場合はそうでもない。私の個人的な意見では、日本車の場合、きれいに保つことが車に愛着を持ち、気持ちよく乗り続けるための必要条件のような気がしている。古くなると、日本のクルマは本当にいい味が出るんだよなあ。ドイツ車やイタフラ車とは違った意味で素晴らしい雰囲気を醸し出す。ただしきれいにしていれば、だ。Mazda2は高額なクルマではないけれど、一人で町中を流すのでも、遠距離を移動するのでも私と家人二人ならこれで十分だ。贅沢かもしれないが、F30と一緒に最後まで付き合っていこうと意を新たにした私だった。次の機会には、傷んだタイヤを2本だけ取り替えようと思っている。

タグ:mazda2
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

2022/2/20  浄水器を修理した [雑文]

2022/2/20  浄水器を修理した


集合住宅なので、キッチンにビルトインの浄水器が設置されている。フィルターを年に一度取り換えるだけで結構おいしいお水が楽しめるのでありがたいと思っている。しかし浄水器の蛇口にカルシウムなどがたまり、水栓の開閉がつらくなってきた。力がいるのだ。昔はこうではなかったと思う。それで修理をすることにした。

情報を収集してみると、スピンドルというパーツを交換すれば何とかなるらしい。柔らかい金属でできている水栓の肝となるパーツで、こいつが機種ごと、会社ごとに少しずつ違うためにDIYでの対応を困難にしている。業界はこうやって仕事を確保していると聞いているが、あまりいいやり方ではない。米国では多くの規格が統一されており、プロアマの技量の差もあまり大きくないため、ホームセンターに行けばたいていのhome improvementの準備ができるのだが、わが愛する日本ではそうはいかない。細かく調べて、各所に連絡を取って必要なパーツを調べ、マニュアルなんかにも目を通して、必要な工具を準備して、そこまでやってはじめて安全にDIYが楽しめることになる。これは水回りの修理だし、隣人たちには迷惑をかけられないので気を遣う。良質な情報や工具をできるだけ沢山あつめ、自信がつくまでは手を出すべきではないだろう。

しかし今回は簡単だった。六角レンチで水栓の開閉レバーを外し、スピンドルをモンキーで回して交換すればいいだけだ。しかしスピンドルは柔らかい金属でできており、かなりのカルシウムが蓄積されているため、これが外れないことが多いらしい。専門家によればねじを切ってあるので、外れる方向に力をかけながらトンカチで軽くたたけば簡単に外れるという。水栓はあまり頑丈ではないキッチンに直接据え付けられているため、流しのステンレスなどに過度な力をかけないことが必要だ。私の場合、両手に全力で力を込めてスピンドルのネジだけに力をかけるようにすることで、ぬるりとした手触りとともにスピンドルを抜くことができた。交換はパーツの入手さえ間違っていなければ簡単で、スピンドルをゆっくりとねじ込めばそれで終わりだ。しかしこのパーツ、かなり値段が高く、さして複雑なつくりをしているわけでもないのに3000円以上請求された。DIYでなんでも修理しようとする私のような人たちを受け入れない方向での業界の努力は奏功しているといえるだろう。

浄水器の水栓の開閉は夢のように滑らかになり、ついつい水割りを飲みすぎてしまう私なのだった。

タグ:浄水器
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

2022/2/22   米国と日本の楽器 [音楽]

2022/2/22   米国と日本の楽器



テクニック的に自分の限界に近い演奏をしてみると、いろいろなことがわかる。自分の技術や音楽性が思ったより高くないということ知ることはつらいが、事実なので仕方がない。ぐっと我慢して受け止めるしかない。ともあれ、手持ちの楽器で一番上質(高額)と思われるFender Custom Shopで私にとっての難曲を気合を入れて演奏してみると、手持ちのストラトには若干大き目のフレットがついているためか指を限界ぎりぎりの速度で動かすとE弦がフレットから落ちてしまったりしてうまくいかない。ネックが太いFCSのテレを使ってみても同じような結果だった。もうこの曲はあきらめようかな、と悲しい気持ちでスケールが短い、これも米国製の上質なフルアコで試してみると、たいして指は長くないのだが手のひらが大きいためか、こちらもどうもうまくいかない。ネックがちょっと小さいような感じがする。なんてこった。それで日本製の最上位モデルのストラトを使ってみた。これも本当に素晴らしい楽器でヴィンテージに準じた小さなフレットがうち込まれているのだが、結果はFCSのときとあまりかわらない。こちらのほうが失敗する確率が多少低いくらいだ。それであまり高価ではないが大変気に入っている日本の宝、Fujigenのテレを使ってみたところ、私のテクニック不足を補ってくれるのか、難しいフレーズがするするとわりと簡単に弾けてしまった。あれあれこれはどうしたことだろう。私のテクが急に進化したわけではない。

Fujigenのネックに秘密があるのだろうと思われる。トラスロッドの効きが良く、調整範囲が広いので、ネックを文字通りまっすぐに維持できること、指板のRが緩く、しかも高音にいくにしたがってRが大きくなるコンパウンド指板になっていること、フレットの処理が適切でぎりぎり端っこまで指板を使えること、指板のエッジの処理が適切で指にやさしいこと、通常のFenderのテレよりわずかに広い現代的なサイズのナット、太すぎず厚過ぎないネックサイズ、ネック裏のサテンのような塗装の処理、そういった、一つ一つ見ればなんということのないネックの細部の作りこみの結果、全体として弾きやすい楽器になっているのだろう。

よく言われることだが、同じ楽器を二本手に入れれば、たいていの楽器オタクは満足できるのではないか。確かにそうかもしれない。エレキに限った話だが、一つはオールドかそれに準ずる仕様の米国産の楽器(ブランド性)で、もう一つはその楽器を現代的に仕立て直した国産の楽器(操作性)だ。Fujigenの楽器は決して特別な材料を使ってあるわけではないし、高い値付けがされているわけでもないのだが、楽器の本質をよく考えられたうえで作られており、木材の管理も、加工も、塗装も、パーツの選択や取り付けも、長年の経験が蓄積されているためか、すべてが高レベルで行われている。また、なにより大事なことと思われるのだが、楽器全体としてのバランスが素晴らしい。なので、二つ目のカテゴリーの楽器、操作性を求める楽器としては、かなりいい線をいっているのではないだろうか。もう数本Fujigenを買いたくて仕方がないのだが、ここはなんとか我慢しなければ。


2022/2/24 客観的に自分の演奏を評価するために録画することがあるのだが、どうもFCSのNocasterを使った時が一番よく弾けているようだ。さあどうしよう。楽器を絞って音楽した方がいいのかな。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽