SSブログ

2022/3/4 徒然F30 Hondaのクルマが気になって [クルマ]

2022/3/4 徒然F30 Hondaのクルマが気になって


昨日通勤途中、HondaのCapaをみた。こいつはFitが出る前のHondaの屋台骨を支える小型車の一つだったのだが、いつのまにやらいなくなってしまった。地味だがいいクルマだという記憶が残っている。今朝がた見かけた一台は、銀色のちっぽけなクルマで目立つほどの傷はなく、いまだ輝きを放っており、プラスチックもほとんどくすんでいないようだった。古いがピカピカに保たれている国産車はいい味を出すことが多く、Capaも小型車なりの魅力を放ちつつ走り去っていった。ああ、いいクルマだなー、と思った。同じ日の帰り道、なんだか見慣れた古いクルマが私の前を走っている。真っ黒なSMXだ。たしかこのクルマが売られていたときは、Creative Moverとか呼ばれており、Step WGNとたしかもうひとつ別のクルマとひとくくりにして売られていたように記憶している。SMXはなんだかわけのわからないデートカーとして売られており、そのまま寝室?になるというのが売りだったように記憶している。バブルとか関係あるのだろうか?しかし年月を経てから目にするSMXはなかなかに素晴らしいデザインで、昆虫のような黒いボディがピカピカと輝いて独特の世界観を夜道に誇示していた。F30は本当に気に入っており、何の不満もないのだが、ついついHondaの旧いクルマに目が行ってしまう私なのだった。F30ごめんなさい。 ついでながらMazda3のデザインは普遍性を感じさせてとてもいい。走っているのを見るとついつい見とれてしまう。Mazda2ごめんなさい。

タグ:F30
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

2022/3/6   弦を指に合わせるか楽器に合わせるか [音楽]

2022/3/6   弦を指に合わせるか楽器に合わせるか


私の手はかなり大きいのだが、指はさほど長くはなくなんだか繊細なつくりになっており、残念ながらあまり力がない。なので最近は自分の手に合わせて弾きやすい楽器や弦を選ぶことが多かった。そういうわけで、私の楽器には、当初の設定を無視して軽めの弦が張られるようなことが珍しくない。たとえばフルアコに細めのラウンドワウンドを張ったりクラギにめちゃめちゃローテンションの弦を選んだりということになる。エレキで言うと、標準的なFenderスケールではなく、2センチ以上短いGibsonスケールに逃げてしまうようなことも何度かあった。しかし私が好きな楽器はほぼすべて650ミリのFenderスケールだし、比較するのもどうかと思うが伝統的なクラギだっておなじ弦長を採用していることが多い。つまりある程度の弦長がないと、本来の音が得られない設計になっているのだ。演奏性に関して考えるならば指板の幅なんかも言うまでもなく重要な要素なのだが、ここでは触れない。

これまでいろいろやってきたのだが、ここ数日高い密度で楽器を弾きまくってみたところ、弾きやすさではなくその楽器にあった弦を選ぶ方が音楽を文字通り楽しむうえ合理的なのではないかと感じるようになった。音楽は自分と楽器の組み合わせ、掛け合わせなので、各々の個性のようなものを生かした方がうまくいくように思うようになったのだ。身体的な条件でどうしても弾けないフレーズなんかは弾かなくってもいいのではないかという“悟り”のような気持に至ってしまった(例:無理なストレッチをして弾く和音)。演奏する自分さえよければいいのだというのは間違っていたのかもしれない。なので今後は、残された私の音楽時間を最大限楽しむためにも、指ではなく手元にある楽器に合わせた弦を張っていこうと決めた。さあ、とりあえず手元の楽器の弦を標準的なものに張り替えようか。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

2022/3/6   理想の楽器(長文注意、内容空虚) [音楽]

2022/3/6   理想の楽器(長文注意、内容空虚)


P1080249.jpg

















こういう音が出る楽器が欲しいな、外見はこういうのがいいな、というかなり明確なイメージをもっている。外見で言えば、例えば今でもテレキャス、とくにPGが真白でブロンドボディ、メイプルネックの楽器をみるとドキドキするくらいコーフンしてしまう。他の楽器ではこういった高ぶりを感じないので、よっぽどテレが好きなのだと思う。音に関してだって弾き心地に関してだってもう、なんていうか、すごく具体的なイメージを持っているので、以前はそういった楽器を手に入れたいと思っており、それで熱量が増えすぎて自ら楽器をアセンブルすることとなったわけだ。まあ、選択肢に限界がないとは言わないが、それこそ自分の好きな仕様の楽器を作ることができるわけで、ある程度のスキルを手に入れてからはそれが楽しくて仕方がなく、ずいぶんたくさんの楽器をアセンブルしたものだった。木の塊りから楽器のパーツを削り出し、塗装から何からすべてこなすような方とはレベルの違う、つまりレベルの低いことをやっていることは自覚していたが、それでもそれなりの楽器を手に入れることができて本当に楽しかった。

私が当時欲しかったのは、ヘッドから具体的に描写してみると、ストラトのラージヘッドでペグはロックとシャフト長の調整機構付きのもの。ナットは油に付け込んで滑りをよくした牛骨。指板は真っ黒なエボニーでポジションマークは貝。ネックの材質は控えめなバーズアイが入ったメイプルで、握りは太めのCもしくはU。ボディは2PCのアッシュで軽いもの。古いテレの形が好みで、ジャックを差し込む部分が直線になっていることは必須だ。PGはてからない白で厚いもの。FPUはギブソンのClassic57、リヤはバーデンのDGモデル。ブリッジはGotohのオクターブ調整が効くもので、コマの材質はブラスがいい。ジャックはエレクトロソケット、ストラップピンには必ずワッシャをかましておく。ボディの仕上げはシースルーのブロンドで、多少高音が失われてもいいので、きっちりとノイズ処理をする。トーンとボリウムにはTOCOSのものをつかい、キャパシタはよくあるオレンジドロップでいいだろう。ネックの裏側は艶消しで、できればラッカーで塗装したい。PUセレクタやジャックに関してはよくある米国製のCRLやSwitchcraftの長持ちしそうな丈夫な部品を採用、と、まあこんな具合だ。

そういったアイディアを具体的に形にしたものがこのギターだ。ボディとネックはUSACG、しかもまだTommyがいる頃に作ってもらった。たいへんいいものが手に入ったのだが、最終的に満足できる部材が手に入るまでは時間と手間暇がかかった。それでもTommyは最後まで付き合ってくれてありがたかったっけ。最初にかれにしつこく説明したのだが、ネックのはじをテレ仕様のスクエアに仕上げてね、とお願いしたのにストラト仕様のラウンドになっており、お願いして作り直してもらった。そうしたら今度はネックをマウントするための穴は開いていないし、送ったり返してもらったりしているうちに傷だらけになるし。他にも問題があり、ナットの溝切が不適切であり、自分でジグを作ってルーターで削りなおす必要があった。また、フレットわきのエボニーが割れてしまって補修が必要だったり、ポジションマークの貝が割れていたり、問題が全くなかったとは言わないが、最終的には素晴らしいネックが手に入った。ボディの方は最初から全く問題がなく、スワンプアッシュという割には重いものではあったが、加工はOrder通りであったし、木目もよくつんでいるし、もとになっている材木も木目から判断して比較的直径の大きなものから切り出した良材で、全体として実に満足のいくものだった。さすがUSACGだと思った。

しかしこれらのパーツをまとまりのある一本の楽器に仕立て上げるのは本当に大変だった。メイプルがバーズアイがはいっているにもかかわらずものすごく固く、いつも通りに小さめの穴をあけてチューナーを取り付けようとしたところネジが折れてしまい、、、。Gotohのチューナーに付属するネジの強度が足りないという話もあるが、わたしはそうは思わない。やはりメイプルの質が予想を超えたので、ネジ穴が小さすぎたのだろうと思う。それでいろいろ工夫をして折れたネジを抜き、木目を合わせたメイプルの円柱を用意してきっちりと穴にはめ込んでヘッドの裏側と面一に切り取って、さらにラッカーを塗って艶消しの仕上げをしてから穴あけをやり直した。一連の作業に1か月近くかかった。次にナットの溝だ。これまでUSACGのネックを複数買ってきたが、何度かこの問題に遭遇している。CNCルーターでビットの動かし方が速すぎるのか、刃がなまっているのか。原因はわからないがこの大切な溝が歪んでいるため、修正にはものすごく苦労した。最初はナット用のやすりでやってみたのだがうまくいかず、ナットを溝のゆがみに合わせて削ってみてもぴったりと合わせることはできなかった。結局上記したようにジグを用意してからルーターですこし幅が広く深い溝をきっちりと彫り上げ、そのうえですこし大き目の油浸した牛骨ナットを用意して事なきを得た。Fender系の楽器のナットより深く幅も広いので、おそらく音にも影響があるだろうと思われるが他に方法がなかったので仕方がない。次は指板のわきの欠けだ。これはエボニーの粉をタイトボンドで練って塞ぎ、その上にラッカーをかぶせて修正した。ポジションマークの貝の割れは、結局スーパーグルーで対処することにしたが、傷は完全にはカバーできなかった。それから、穴の開いていないネックエンドだ。実は器を組んだ当時、すでに大きめの工具などは処分した後だったので、この大切なマウンティングホールを空けるのには本当に苦労した。いろいろ考えて準備をしてみたのだが、精度を出す自信がなく、最終的には業者にテンプレートを作ってもらってそいつを使って穴をあけたのだが、まあそこそこの結果を出すことができた。また、ボディとネックを長期間組まないままに放置して乾燥させてしまったのが悪かったのか、木が暴れて両者がネックポケットの中でぴったりとくっつかないようになってしまった。これは本当に困った。ネックとボディを合わせると、前後左右の角度はきちんと出してくみ上げることはできるのだが、細かく眺めると面がぴったりと100%接していないのでどうにも気持ちが悪かった。音質やサスティンに直結する致命的な問題だ。手持ちの工具で宮大工さんみたいにきっちりと平面を出すような技術は当然持っていなので何らかの工夫が必要だった。結局StuMacの角度付きの薄―いメイプルのシムをつかうことで、全ての面がキチンと接触する状態に持ち込むことがきた。こうやって書いていると簡単そうに聞こえるだろうけれど、当時はこれでよいだろうという結論を出して、それを実現させるまでずいぶん時間をかけて考えたものだった。PGについては素材と加工はいいのだが、エッジが斜めに加工されているのが気に入らなかった。しかしWarmothに相談しても厚い素材の場合はエッジを直角にするよりも斜めにした方がいいのだ、というばかりで仕様の変更を受け付けてもらえなかった。USACGのスタッフが言うように、たしかにWarmothは品質管理は素晴らしいけれど、あまり柔軟な対応は得意ではないようだ。これは仕方がないのでそのまま受け入れることにした。なので手元に何枚かあったPG、通常のテレ用のものを自分で加工してハムが入るようにした。

ボディに関してはあまり苦労していないが、思い起こせば裏から弦を差し込むファレルの装着は結構大変だった。LeoFenderはこいつをはんだごてで熱して塗装を溶かし、溶けた塗装を接着剤代わりにしてファレルを装着したと聞いているが、当時の手持ちのものはボディの穴に比べてわずかに大きくぴったりと収まらなかった。このパーツはいくつか規格があり、製造販売する業者によって微妙に大きさが異なることは後から知ったことであり、実際に楽器を組んだ時にはアッシュのあまりつんでいない木目に期待して、材に多少無理をしてもらってハンマーで叩きいれた。それを見ていた家人は、なんて野蛮なことをするのだとびっくりしていたっけ。テレオリジナルのジャックのカップは長期間の使用に耐えないので、最初からElectrosocketを使うことにした。ブリッジはGotohの3Wayだがコマに特殊な溝が切ってありオクターブがほぼ完全に合うもので、迷った末にブラスではなくチタンでできたものを選んだ。ということで、導電塗料をたっぷりと塗った後で、すべての加工が終了した素晴らしいボディにフェルトのワッシャをかませてからストラップボタンをねじ止めして完成とした。ネックと組み合わせて弦を張り、ほれぼれするような楽器が完成してかなり嬉しかったのだが、出てきた音は残念ながら期待通り100点、とはいかなかった。いわゆる典型的なテレとは指板の材質が違うこと、ネックの仕込みの角度が多少変えてあること、ブリッジの材質が違うこと、サーキットにちょっとした工夫してあること、ナットの形状が若干変えてあること、チューナーのポストの長さを変えてテンションを調節し、テンションピンを意図的に省いてあること、なによりPUがハムとシングルサイズに代えてあること、などなど、オリジナルからの変更点が数々あるため、なにが原因になって期待した通りの音がしないのか全く分からなかった。丸くて暖かい音は出るのだが、抜けがいまひとつで粘りのようなものがなく、表情に乏しいと感じたので満足できずにいろいろとやってみた。ペグをもろもろの調整機構がない単純なものにしたり、ナットを作り直したり、ネックをメイプルのものに差し替えてみたり、ブリッジを材質の異なるものや6Wayのものに付け替えてみたり。弦だってゲージを変えるだけではなくフラットワウンドをはってみたりもしたのだ。それでもなんだか納得がいかななかった。エフェクターをかけて使う分にはなかなか素晴らしい音といって差し支えないようなレベルに持ち上げることができたように思ったのだが、私はほとんどエフェクトを使わない人間なのでそのままでは不十分だったのだ。そんなこんなでいろいろやっているうちになんだか気力が続かなくなってしまい、結局この楽器はかなり安い値段でほしいと言ってくれる人に譲ることになった。我ながらもったいないことをしたものだ。



無題.jpg

















ところでFujigenにいくと手に入れることができるこのモデルを見てほしい。私が昔組み上げた楽器とかなり似てはしないだろうか?材の選択からパーツの選び方までほとんど私の楽器そのものだ。今はもうカタログに乗せられていないが、以前はシースルーのMary Kayのような色に塗られたモデルがあったのだ。私がそれを目にした数日後に勢いで一本買ってしまったのは言うまでもない。実際、私が手に入れた実際の楽器のヘッドはテレキャスに似たシェイプをしているが、最近仕様が少しだけ変更されてヘッドがストラト型に、ネックの握りも多少変更されたと聞いている。パーツの共用による合理化ということだろう。しかしそれでさらに自作の楽器に近づいてしまった。今でも手元にあるその楽器は、全体としてのまとまりははるかに私の自作楽器のレベルを超えており、私が欲しいと思っている音そのものというわけではないが、音に粘りもあるし抜けもかなり良く、テレらしさが濃厚に残されており、理想の音に一歩近づいたような印象だ。一つ一つのパーツをみてみると、自作の楽器の方がいいように思うのだが、全体のまとまりで比較すればFujigenの圧勝だ。楽器としての潜在能力も、残念ながらFujigenのものの方が上のように思われる。加工やくみ上げの精度は言うに及ばず、総重量も軽いし長時間弾いていても疲れにくい。メンテだってFujigenの方がやりやすい。

ということで、楽器というものは確かに多数のパーツの集合体ではあるが、最終的に出力される音を念頭において、全体のまとまりをよく考えて作り上げることが必要で、その意味において、いかに力を尽くしたとしても、そのあたりはアマチュアでは遠く及ばない領域なのだろう。とりあえず、最近理想に近い楽器を再び手にいれた私なのだった。


タグ:Telecaster
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

2022/3/10   食事の量 [雑文]

2022/3/10   食事量


その後、減量とリバウンドを繰り返しているダメな私なのだが、食事の量の確認の仕方がわかるようになってきた。適切な食事の質とかカロリーとかはいまだわからないが、量についてはおそらくこの方法で大丈夫だ。つまりこうだ。きっちりとカロリーを計算して、適度な量の食事を摂ったときは、トイレで ”作品” を観察すると、尾籠な話でたいへん恐縮だが、眼下に小ぶりなソーセージ2本程度を目にすることになる。これだ。これが大切。腎臓が元気だからだと思うが、水分のとりかたはあまり関係ないようで、一定の繊維質を取っていることを前提に、食事量の調節がうまくいっているときの ”作品” は、たいていはソーセージ2本だ。Two fingersというやつだ。これがわかってからはあまり細かく食事の量を計算しなくても、わりとうまくいくようになった、、、気がする。まあ2月末に目標体重に到達していたはずなのに、いまだにダイエットをしているので、うまくいっているとは言えないか、正直なところ。さらに尾籠な話であり、またまたたいへん恐縮なのだが、最近は野菜ジュースを大量に摂取して、"作品" の色ツヤの変化を楽しんでいたりする。こういったことをどうしても書きたくなってついにこうして書いてしまった。重ねがさねたいへん失礼しました。

タグ:ダイエット
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

2022/3/12   玉ねぎサバ缶 [雑文]

2022/3/12   玉ねぎサバ缶


とある雑誌をぱらぱらとやっていたら玉ねぎサバ缶の記事にいきあたった。“これだ!”と感じて玉ねぎとサバ缶を買って帰った。玉ねぎをスライスして、水にさらさずにサバ缶の中身をのせる。スープ状の液体もすべて活用する。それを食べてみたところ結構いけるではないか。辛くないし、むしろ玉ねぎが甘く感じられる。これを続けるとおそらく血圧が下がるのではないか?と直感的に信じられる味だった。

数年前に似たような話を目にしたのは、たしか椎名誠の本だったと思うのだが、血圧が突然高くなってしまったので玉ねぎを生でかじりまくったところ何とかなり、その後何年も薬を飲んでいない、と面白おかしく書いてあった。当時の私は年齢のためか血圧が上がりつつあったため、それをまねして生玉ねぎをかじってみたのだが、ピリピリと辛いし、体中が臭くなるしで結局長くはつづかなかった。血圧にもいい影響はなかったように思う。しかし玉ねぎサバ缶は一味違う。においの問題は解決されないが、食べやすいしむしろおいしい。サバは味噌煮ではなく塩分控えめの水煮を選ぶ必要があるが、大した手間ではない。これなら続きそうだ、という実感を得たので、野菜ジュースとともに暫く続けてみることにする。

その時に食べたい!と思うものが体が必要としている栄養なのだ、という信仰に近い考え方があるが、私は原則的にはそれに賛成だ。どうしてもいやだと思う食べ物はやめた方がいいし、人が何と言おうとどうしても食べたい、と思うものは食べたほうがいいのではないかと思うのだ。体の声に耳を傾けるのが健康を保つコツだと個人的には考えている。結果は1か月後くらいにでるかな?

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

2022/3/12   ありし日のおもひで [雑文]

2022/3/12   ありし日のおもひで


幼少時はずっと港の見える街に住んでおり、小学生の頃は驚くべきことにわたしは“できる子“”いい子“だった。何をしても褒められることが多いので、学校は結構楽しかった。そんなある日の出来事だった。

校門を出るとすぐに並木道にでるのだが、とぼとぼと友人たちと三人で歩いていると、そこに初老の男性がふらふらとたたずんでいた。彼は寅さんみたいな毛糸の腹巻をしていた。そのなかからなんだかストローを大きくしたような透明なプラスチックの筒のようなつくりの“笛”をとりだして、ちょっとだけエッチな話をしながら下校中の小学生に話しかけてそいつを売りつけていた。結構な人気で人だかりができ、その男性は得意満面で笛を売っていたのだが、何気なく私は“学校帰りにそんな買い物すると先生が怒るんじゃないか”とボソッとつぶやいてしまった。そうしたらどうなったかというと、ものすごいことになってしまった。小声でつぶやいただけなのに。男性は顔を赤くして、“おまえはけち臭い奴だ”“オレの仕事を邪魔をするな”“先生なんて怖くないぞ”などとものすごい剣幕で私を怒鳴りつけたのだ。怒りがなかなか収まらない。いつまでも怒鳴り続ける。私は根っからの“いい子”だったので、大人に叱られることには慣れていなかったし、“正しいこと”を言って怒られたことなど当時は皆無だった。なので自分がおかれた不条理な立ち位置が理解できず、頭の中が真っ白になった。タコのように赤い顔をして大声を出しているその初老の男性から後ずさりして離れ、とぼとぼとあるいて一人で帰宅した。

もちろんいまならその男性があまり裕福ではなく、小学生相手に小商いをしていたことを理解できるし、彼は商売を邪魔した私が憎かったのだろうということも受け入れられる。しかし当時はそんなことは全く分からなかった、根っから純粋だったのだ。だから当時のわたしはずいぶん傷ついたんだろうと思う。それが証拠にその時の映像をありありと思いだすことがあるし、今でも折に触れて夢に見ることがある。傷ついた当時の自分をなんだかいとおしく感じてしまう。昔はいい子だったなあ、オレ。ずいぶん年取ったなあ、オレ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

2022/3/14 定点観測 [雑文]

2022/3/14 定点観測



IMG_20220313_185336.jpg













昨日はずいぶん暖かく、街には人があふれていたが、きょうはそこそこ。静かな散歩を楽しむことができた。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

みむろ杉 Dio Abita 無濾過原酒 山田錦  60% 720ml 1650円 奈良県 今西酒造 [日本酒]

みむろ杉 Dio Abita 無濾過原酒 山田錦  60% 720ml 1650円 奈良県 今西酒造

最近の定番だ。見かければついつい買ってしまう。原酒なのに度数が13%に抑えられているという。お米が原料なのに、どうしてこんなに魅惑的な味と香りが出せるのか、なぞとしか言いようがない。ついつい一本全部飲んでしまう。大変結構でした。


2022/4/13
目にしてまた購入。間違いのない逸品だ。何かに似ている、、、。そうだ!質の高い梅酒に似ている気がする。興味がある人は試してみてほしい。いつもながら素晴らしかった。温度が上がると味わいが薄く感じられるので、冷たくして飲みたいものだ。




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

紀土 純米大吟醸 山田錦 50% 720ml 1540円 和歌山県 平和酒造 [日本酒]

紀土 純米大吟醸 山田錦 50% 720ml 1540円 和歌山県 平和酒造


山田錦純米大吟醸で1540エン!あと味よくすっきりとしているにもかかわらず、山田錦の純米大吟醸を十分に感じられる良心的なお酒。大変結構でした。

タグ:日本酒 紀土
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

春霞 純米大吟醸 雄町50  720ml 1980エン 秋田県 栗林酒造店 [日本酒]

春霞 純米大吟醸 雄町50  720ml 1980エン 秋田県 栗林酒造店


“酒は命のカミソリ”、なんていう言い回しが古くからある。なので寄り道をしている暇はない。最近はめったに日本酒をたしなむ機会がない私なので、真剣に吟味して購入している。私の好きな雄町を醸した大吟醸で2000エン未満のお酒が目についたので迷わず購入した。雄町らしいミネラルっぽい感じと透き通った洗練は感じさせるが、甘さ、ふくらみ、奥行きは不十分だ。おそらく一時にたくさんのめば良さがわかるのだろうが、今の私には合わないかな。次の機会は、冒険はしないことにしたい。定番→冒険→定番→冒険にしよう。

タグ:日本酒 春霞
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理