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2022/07/02  5F1 [音楽]

2022/07/02  5F1



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ということで、調子を崩したアンプをいったんばらして(結局不調の原因がわからなかったのが残念で納得いかない)、最も単純と思われる回路の5F1をくみ上げた。ちょちょいのチョイという感じでくみ上げたのだが、実は一か所だけだが抵抗の桁を間違えて読んでしまい、ひどい目にあった。何度配線をチェックしてもどこも間違っていないので頭にきて壊してしまおうかと思ったけれど、いやいやもう一度基本に戻って、と、電圧を測ってみたところ異常を発見し、原因を訂正することができた。間違っているのはいつだって回路ではなく人間(私自身)なのだ。早速鳴らしてみると、電源に投入したコンデンサは容量が小さなものだけだし、基本に忠実に従っただけで、シールドを使ったりもせず、チョークコイルも簡単なCRに置き換えてしまったし、一切気を遣わずにざっとくみあげただけなのにノイズは目立たず、結構使える音がする。ちょっと鼻をつまんだような感じの音になるのはオリジナルと同じだ。ギターのVolumeを下げ気味にして、その分アンプのパワー管に多めに仕事をしてもらうのがこのアンプを小音量で使うコツみたいだ。初段のパスコンを外すと回路は不安定になるというが増幅率が下がるはずなので、そうすればもっとボリウムを上げられるかも。しばらくしたらパスコンを外して、比べてみようと思っている。

まあこれはしばらくこのまま使うとして、次はトーン回路の追加が課題だ。回路を追加するとパワーを食われる(この表現でいいのか?)ため、ボリウムは上げ気味にすることになると思う。ノイズの問題が心配ではあるが、とにかくやってみようと思っている。シャシーはだんだん傷だらけになってきたが、穴あけは大変なので、内臓の入れ替えで済ませようともくろんでいる。

しかし、いろいろ考えて手を加えた回路よりも、オリジナルの単純極まりない回路の方がいい音がするってどういうこと?これもLeoFenderの天才がなせる業なのだろうか?まあTelecasterみたいなもんだろう。

この話はしばらく続きます。

タグ:5F1
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2022-07-03   定点観測 [雑文]

2022/07/03   定点観測



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今にも空が泣き抱きそうではあったが、何とか自分で決めた距離を走り切ることができた。今日はつま先立ちで走ってみたのだが、いつもとは全く違う負荷がかかって結構楽しめた。あ、書いていたら雨が降ってきた。幸運だと思うことにしよう、そうしよう。
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2022/07/04 専業メーカー [雑文]

2022/07/04 専業メーカー



Panasonicとか、総合的になんでも電化製品を扱うメーカーもあれば、限られた製品だけに特化して製造を行っているメーカーもある。後者を専業メーカーと勝手に読んでいるのだが、こう会社が好きなので、応援したいと考えている。私の手許にある電化製品では、使用頻度が最も高い製品は、扇風機になる。夏でも冬でも回しっぱなしで机に向かっている。職場でも自宅でもそうなのだが、とくに自宅では扇風機を使用している時間がものすごく長い。私の内的な問題の反映なのだろうと思うのだが、いつも風に吹かれていないとどうも落ち着かないのだ。必ずしも暑いときにだけ使っているわけではない。モーターを作っている知人に話を聞いてみたところ、国産のモーターであれば、24時間動かしっぱなしでも運が悪くなければ少なくとも10年は持つということであったので、わが国における、基本的な産業技術は曲芸的な高みにまで到達しているのだと思う。扇風機の話に戻る。

自宅にある扇風機は、床置き型の機能一点張りといった製品で、確かフナイ?という会社のものだと思う。国産ではないかもしれないが、販売しているのは間違いなく日本の会社だ。こいつを数年間酷使して、その後倉庫のようなに放置したところ手荒な扱いをうけてしまい、また私のところに傷だらけになって10年以上前に戻ってきた。それ以来私の手許で、毎日本当によく働いてくれている。たまに掃除をするくらいで、モーターをばらしたりグリスを足したりすることは一度もしたことがない。それでもすべての機能が完璧に維持したまま、今日に至っている、これってマジで素晴らしくないか?こう書いていたら、メンテしてあげたくなってきた、、、。

こういう、あまり有名ではないメーカーの製品が好きだ。加湿器でも”あたり”を見つけた。自宅にあるものはDainichiという会社のもので、この会社は専業と言っていいほど加湿器に特化している。掃除がやりにくいのが玉に瑕であるが、一見何の変哲もない細部の造作に、とてつもないノウハウが投入されているようだ。こいつも我が家では、特に冬場はフル稼働していて、最近ようやく掃除をしてしまい込んだところだ。これも機能を考えると廉価であり、黙々とかつ確実に仕事をこなす素晴らしい製品だ。外見は武骨で愛想がないが、それが嫌でなければ皆様にもお勧めしたい。

電化製品を語る場合、私を含む理系の少年が大好きであろう様々な電化製品を作ってきたSonyは(調べてみると、最近は製品のカテゴリーをかなり絞っているようだ)、Sonyタイマーの存在が良く知られているように、洗練されてスマートなのだが性能を追いすぎるきらいがある。その点Panasonicは無理をしない設計になっていることが多いように見受けられ、一般的な消費者としては好感が持てる。総合家電メーカーとしては、結構いけていると思うし、好感を持っている。なので、現在使用中のPanasonicの製品は大好きなのだが、次のエアコンは専業メーカーのダイキンと決めている。こんな感じで、今後私に残された時間は、できるだけ一芸に秀でた会社が作った製品と一緒に時を刻んでいきたいと考えている。あ、Twin Birdとかにも興味あるな。

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2022/07/09   5F1から5F2Aに [音楽]

2022/07/09   5F1から5F2Aに



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アンプは非常に調子が良く、今日は半日B.B.Kingのコピーをして楽しみ、午後はアンプのサーキットをモディファイして満喫した。しかし残念だがもう歳だ、体力がないし視力も落ちてきたし濃度が高い時間を長時間維持することは難しくなりつつあるようだ。それでもLeoFenderの真似をしてルーペのようなメガネをかけ、衰えつつある視力を補いながら作業を愉しんだ。いろいろ考えた末に5F2Aという中途半端な回路を採用した。つまり、簡易的なトーン回路を付け足し、電源をすこしだけ強化したのだが、出てきた音はというと、全然だめだ。音にまとまりが出たのはいいと思うのだが、なんかのっぺりとしてつまらない感じになってしまった。トーンコントロールは結構よく効くし、全体の回路は確かにうまい具合に動いているのだが、楽器としてはダメ。今日の選択は残念ながら失敗だ。くそ。

やっぱり私のような単純な人間は、単純な道具が性に合っているのだろう。ギターにトーンがついているんだから、アンプにトーンはいらないじゃん、というわけだ。やっぱりギターもテレだけ弾いていればいいんだろうと思う。たぶん。そうそう、今朝は生まれて初めてテレのリヤPUの音が自分なりに使えるようになったと喜んでいたんだっけ。アンプいじるんじゃなかったよ、ほんと。

そうではあるのだが、しばらくこの回路で練習にいそしんでみようと思う。でも恐らくそのうち、普通の5F1の回路に戻すことになると思う。あとは、NFBの量をかえてみるとか、いろいろやらなくてはいけないことがないわけではないのだが、もうだいたいわかってしまった。私の自宅のアンプは5F1で決まりだ。実はこいつをModifyして6V6を6L6に換装したKendrickのRoughneckのサーキットにもひかれてはいるのだが(回路の定数を変えて、部品を限定して音を作り込んである。キャビについても実際の製品には細かいノウハウがつぎ込まれているようだ)、私にはパワーは必要ないことは明らかだし、ほしいものは奥行が深い真空管らしい暖かく素直な音であって、それさえ手に入ればそれでいいのだ。自分の生活に合わないものを手に入れても意味がない。たとえそれがごく上質なものであっても、だ。

手持ちのブランド品みたいなパーツをつかい、厚くて大きなラグ板に乗せて新たに5F1の回路を組みなおしたいのだが、残念ながら最初に設定した真空管の配置が理想的ではなく、、、今のシャーシに大きなラグ板をいれることはできなそうだ。さてどうしよう。キャビとかも買って組みなおすか、キャビは古いものを使い続けて回路を作り直すか、今手元にあるものを手直しするかないか。しばらく弾きながらゆっくり考えるとしよう。しかし手元に長らくおいてあるスプラグのAtomというシリーズのコンデンサは、容量が10μなのになんと現在2000円近くするのだ。私が手に入れたときは確か700円くらいだったのだが、戦争と円安の影響で、輸入物が高くなっているのだろう。無駄にしたくないのでやっぱりまた組みなおすか?しかしシャーシの加工はいくらアルミだって言っても骨が折れるのでもうやりたくないんだよな、、、。実際、物置には使っていないシャーシがいくつかあったりして、、、。さてどうしようか。もう一度だけ手間暇かけて自分の自宅用のアンプヘッドをを作り直すかどうか。出来上がったらそれをずっと使い続けていくつもりなんだけど。妥協は一切せずに各部を最適化して、修理もやりやすいように設定して。それが自分らしいやりかたのような気がしている。



それでも今回の実験で得られたことがないわけではない。回路を複雑にして汎用性を持たせると、出てくる音が濁る?というか、へんに加工されたようなものになることがよく分かった。トーン回路を加えただけでふわふわしたような音が混じってしまってどうにも気持ちが悪い。つまり、回路は単純であればあるほどいいということだ。その分各部品の品質を上げないとだめなのだろうとは思うが。そういう方向で、もう一度だけやってみようか、と、一晩寝てから腹が決まった。やってみようと思うことはこんな感じだ。

入力は二系統必要ないので、単純にしたい。入力に入れる抵抗をどれくらいにするか。これは外来ノイズを軽減する働きがあるようだ。FenderのOriginalでは34kになっているのでおそらくそれくらいがいいのだろう。あとは、NFBの量なのだが、オリジナルは22kなので、こいつを増やすと、つまりNFBを減らすと音が前に出てくると同時にノイズが載りやすくなるはずだが、かつて実験したことがあるのだが、もう一度やってみたい。先達は、たとえば56kを勧めているようだ。あとは、ヒーターをアースに落とすかどうかというハナシで、まあ落とす必要があるのだが、ハムバランサの簡易版のような回路があるので、これを採用するかどうか。以前にやってみたことがあり、そのアンプはとても静かだったので好印象を持っているのだが有効かどうかもう一度試してみたい。あ、そうだ、12AX7の3番ピンのパスコンを抜くっていうのもやらないと。増幅率が下がることはわかっているのだが、聴感上どれくらいの変化があるかを知りたい。以前にパスコンなしで造った時はいい感じだったような気がしているのだが。パーツは少なければ少ないほどいいと思う、というか、そういう方向にもっていこうと考えているのだ。

まあ、私に考え付くのはこれくらいなのだと思うが、あとは各部品の配置をよく考えて、もう一度だけ工作に時間を割こうと思っている。気が重いが何とかやり遂げたい。倉庫にしまってある工作用の机を持ってくる必要があるかどうか。これも気が重いな。知っていること、やったことがあることがふえてきたため、好奇心が失われつつある。歳を取るってこういうことなんだなあ。



なんて言いつつ、寂しくなって5F1に戻してしまった。少しだけ内部をいじって手を入れたけれどやっぱりこれが安心だ。ホントにいい音がするし、一番自分に合っているみたいな気がする、うん。
タグ:5F1 5F2A
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2022-07-11   定点観測 [雑文]

2022/07/10   定点観測



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猛暑ゆえ人がいない。快適なお散歩を楽しんだのだが、日差しがきつく頭皮が痛い感じだった。例の安部さんの一件があったので、なんとなく警備が篤くなっているような印象。警棒を出して手にもって警戒している警察官がいた。緊張感が漂っている。
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2022/07/11 出口が見えた [雑文]

2022/07/11 出口が見えた



久し振りに秋葉原を散策して、あれやこれやとこまごまとしたものを買い込んで散財した。散策は散財を招くというお話だ。千石とか秋月とか、マニアの聖地みたいなお店を歩き回っていたら、まさに私が欲しいと思っている細かいパーツを発見した。ブツの名前は”ハトメラグ”だ!多分これで、自分が思った通りのサーキットボードを作ることができるので、自分用の自宅アンプの件は収束できそうだ。また、ワックスを浸透させた布被覆の単線も、使えそうなものを見つけることができたので助かった。こいつを使うとなんて言っても被覆をずらしながらの配線が楽だし、くみ上げるとサーキット全体の機械的な強度がぐっと上がるんだよなあ、うん。やっぱりネットではなく、足を使って現場を歩き回らないと安くていいものは手に入らないという、当たり前の事実を確認した私なのだった。しかし最近はあのあたりを散策すると、メイド姿の女の子が道沿いに沢山立っており、客引きをして警察官と攻防を繰り広げたりしているので、なんか歌舞伎町みたいになっちゃったなあ、と思った。ちょっと歩きずらいな、正直な話。

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2022/07/11   徒然 Mazda2 [クルマ]

2022/07/11   徒然 Mazda2



朝から大変だ。荷物をたくさん積んだ汚れたバイクにのった親父がむりやりすり抜けしようとして私のクルマのセンサーをピーピーいわせるし(やめろこの野郎!と怒鳴りつけたら逃げて行った)、黄色のラインを無視したトラックが車線を大きくはみ出して私のクルマに向かって突進してくるし、手放しで路上を走っている自転車が突然よろけて私のクルマの真ん前に飛び出してくるし、最後はおばあさんが運転する車が交差点でまったく周囲を確認せず、私の左前から突然道路に飛び出してきた。このあたりにはやばい人が沢山住んでいるのだろうか?朝も早くから血圧がぐっと上がった私なのだった。

タグ:mazda2
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2022/07/12   ファストン端子 [音楽]

2022/07/12   ファストン端子



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どうしてもこいつを使ってみたかった。スピーカーには配線をはんだ付けするのではなく、マニアの方はあまり好きではないと聞くファストン端子をつかって配線したかった。配線は、ショップで目にした下品な某ベルデンのものを採用してしまった。こいつは被覆が熱くてかたいので、扱いがなかなか難しい。この端子を配線にかしめるためには、結局一般的な電工ペンチがあればいいのだが、回り道をして無駄なお金を使ってしまった。絶縁端子用のものを買わされてしまったり(お店の方の好意が裏目に出た)工具をなくしてしまったり(Hozanで数千円したのに)、必要以上に品質が高いものを買ってしまったり(やっぱりHozanが好きだ)。かしめ終わった端子の仕上がりはいまいちなのだが、許容範囲ということにした。それでも何度か裸端子を無駄にしてかしめの練習したため、何をどうすればうまく仕上がるのか、ようやくわかった。今後はこの端子をどんどん使っていこう。まあ、投資に見合っただけ道具を使いこなすことはできないだろうけれど(私がしたいことは、たった1500円の工具でできることが後に明らかになった。いつだって私に本当に必要なものは高かったためしがない)。なんかかっこよくって好きだなあ、この端子。

しかし十分に下調べをせず、何とかなるだろうと事を初めてしまい、事態の収拾に手間暇とお金を無駄遣いしてしまう、というのは私の人生そのものだ。ノウハウはそれでも手に入るのだが、時間の無駄は甚だしい。それを愉しいというべきか否か。むむー。

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2022/07/13   マックでビッグマックセットしかも夜マック

2022/07/13   マックでビッグマックセットしかも夜マック



ビッグマックをセットで、しかも夜マック仕様にしてパティを倍にして食べた。家人はたまにこれを所望して私を太らせるのを無上の喜びとしており、困っている。だって血圧上がるし夏は暑いし。

好奇心を発揮して調べてみると、、、やめておけばよかった。これはヤバイ。

倍ビッグマック   724!㌔カロリ   
コカ・コーラゼロ  0㌔カロリ
フライドポテトL 517!㌔カロリ

合計なな何と、1241㌔カロリ!ということになる。塩分、脂肪分と解析を進めるのは、、、やめた。だってこれほんと意味がないよね。とりあえずこれは殺人的な食べ物であることは間違いない。久しぶりの暴飲暴食ではあるが、結構おいしく食べたのは事実なので、肯定的な側面についても報告しておきたい。

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2022/07/13   5F1   本日のメニュー [音楽]

2022/07/13   5F1   本日のメニュー



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このアンプを題材にして、試すべきことを試し、ノウハウを蓄積してもう一度だけアンプを組んで終わりにするというProjectだ。今日のメニューは、こんな感じだ。

ボリウム(トーンはいらないことに決めた)の2番から12AX7の7番に入る配線を、増幅部を組んだラグの下をくぐらせたところ、おそらくヒーターまわりなどのノイズを拾って背景がすこしうるさくなってしまったので、これを修正してラグの上に持ってくること。これは、本質的には1)ボリウムをもっとラグの近くに持ってくることや、2)12AX7のソケットの位置と角度を最適化することなど で解決すべき問題だと思われる。次の制作に生かしたい。実機を観察したところでは、ソケットをラグの真下に持ってくるのが最も効率的なように見受けられる。しかしラグの真下にソケットを入れる設計は、できれば避けたいので少し考える。こういったアナログ的な思考を積み重ねることで、造りが単純で音がいいアンプを作ることができるようになるのだろうと期待している。2段階で増幅しているので、増幅前の信号が最も外部からの影響を受けやすいはずなので、ラグの真下にソケットを配置しないのであれば、2番ピンをラグに近づけるようにもろもろ調整するのがいいのかもしれない。多分それが正解だ。ソケットはシャシーに対して斜めに置くのが美的なのだが(角度に関してもお作法が存在するようだ)、機能を考えると真横にするのが最適なのではないか。そうすると、7ピンへの入力はラグの上からということになるが、これは現実的にそうするより他に方法がないということだ。しかしこういったことを考えていると、オリジナルのChampは設計がしっかりしているとしか言いようがない。ソケットとラグを水平ではなく垂直に配置することで様々な問題を解決しているからだ。悔しいがLeoはやっぱり天才的な人だったのかもしれない。彼への尊敬の念を深くする。やっぱりあれをなぞるのが最高の勉強なんだろうと再認識。

もう一つのメニューは、ヒーター配線のアースへの落とし方を変えることだ。この配線なのだが、どうもいまひとつわからない。ヒーターはAC点火なのでノイズの原因となるのは致し方ない。DC点火という方法もあるようだが、それに手を染めるつもりはない。とにかくヒーターの片方をアースに落とさないとノイズがひどいのだという。トランス内部での結線がないので、これをしないと電位が安定するとかしないとか。しかしトランスまわりの配線を仔細に観察してみると、整流管に行く5Vはアースに落としていない。プロの作例を見てもそうなっている。トランス内部で結線されているので必要がないということか?疑問が疑問を呼ぶが、そのうち収束することを期待しよう。ともあれ、知識と経験が足りていない私としては、Voltageはともあれ、ACをアースに落とす、つまりシャシーに落とすという行為はどうしても怖い感じを払拭できない。だってなんか感電しそうだよね。本気で心配している私を笑うなら笑ってくれ。それでも諸々のInstructionに従ってヒーター配線の片方をこわごわアースしてみているのだが、おお神よ、今のところ問題はなさそうだ。しかるに以前Champのキットをくみ上げてみたところ、例のアメリカ的なJewel Lightのところで左右のヒーター配線を100Ωの抵抗で“つなげて”、それをアースに落とすという私の理解を超えた荒業を試みるよう指示された。これは感覚的にものすごく怖かったのだが、その通りに配線して幸い全く問題がなく、ヒーター関係のノイズは非常に少なかったように記憶している。ハムバランサーの簡易版という理解でよいのだと思うが、Pseudo Center Tapとか呼ばれているらしい。間違っていたらどなたか教えてください。今回は、全体的な理解はいまひとつなのだが、こいつを試してみたい。

それから、余裕があれば、12AX7のソケットの3ピンからの配線のパスコンを抜いて増幅率を落としてみて、音の変化を比べてみたい。そうすると増幅回路は全体として不安定な方向に向かうようだが、初段の増幅率を下げればノイズが減るのではないか?以前最高にいい音がしたMarshAmpのキットでは、Originalに従ってパスコンを抜いてあった。初段の増幅率が低ければ、その分Volumeを上げられるので、実際に私の部屋で鳴らす場合、全体としていい音に向かう可能性がある。しかし一方で、聴感上、なんと表現していのかわからないが、プリプリとしたなんとも気持ちがいい真空管らしい音の出かたに影響があるかもしれない。なのでこれはやってみる価値があると思っている。今日は4時間ほどこれにあてる時間があるので、時間が余ればやってみるし、なければ今後の課題にしたい。さあ、やってみようか。


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で、やってみた。結果はこんな感じだ。調べてみたところ、アースは電源から遠いところから、つまら12AX7のあたりでとるべき、という情報も得たのだが、あまりにもスペースが乏しいので危険が危ないと判断、6V6のソケットからとることも当然考えたが同様の理由で却下。ちょっと怖いし抵抗があったんだけれど、トランスを出てすぐのところからアースを取ることにした。おそらくこれは最善の策ではないので、改善の余地があればすぐにでもそうするつもりだ。それでとうなったかというと、こうなった。結構苦労して配線したので見てほしい。

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トランスから6.3Vを取るあたり、3次元的な配線となっており、実物を見るとなかなかかっこいいのだが残念ながら写真では表現できていない。あとは、上記したようにボリウムから12AX7に帰る配線を空中に浮かべてみたわけなのだが、結果はどうかというと、
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大成功だ。ハムが少なくともボリウムを50%程度上げるまでは、ほぼ全く聞こえない。ものすごい改善だ。更に大きな音を出す際にはハムは事実上全く聞こえないので、大成功と言える。音質は全く変わっておらず、真空管らしい奥行のあるうっとりするような甘い音だ。ピッキングに反応して音質が柔軟に変化する感じが何とも言えない。今日のところは大成功だ。あとは、スピーカーの配線を新しいものに更新して、今日の電気系のお遊びを〆ることにしたい。今日は大成功だといっていいだろう、うん。ゴールが見えてきた感じだ。疲れてしまったのでパスコン外しは次の休日にしよう。

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