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神保町 トロワバグ [珈琲]

4月某日
神保町 トロワバグ ブレンド 500円

30年前から折にふれて通っている、オールドビーンズ ネルドリップのお店。小ぶりのカップで供されるのは、苦味の利いた、こくのある、この店独特の珈琲だ。親切にもお代わりは割引となる。お店は地下にあり、大変わかりにくい。発見しても、入店するのにためらうほどの、ちょっと怪しい感じの狭い急な階段を下りる必要がある。勇気を出して中に入ってしまえば、重厚な木のカウンターやビロード張りの快適な椅子が温かく迎えてくれる。出版関係者が愛用することが多いと聞くが、長居をする客が多い割には、お店の方は親切に、何杯でもお水を注いでくれる、、、。ホテルにあるカフェのような印象。20年ぶりに訪れてみたが、何もかもが昔のままで感動した。マダムは数年前に亡くなって、娘さんが後を継いでおられるらしい。寂しくもあるが、すばらしいことだ。

良い;やや古いが清潔で落ち着く店内 一見30年前と何も変わらない 特徴ある珈琲 何時まででも放っておいてくれる独特のサービス 喫茶店の一つの究極の形なのではないか ケーキも美味しかったように記憶している
もっと良くなる;このままで最高 どうかこのままお店を続けてください いつもお世話になっています
また行く?;Yes
総括;本の町の街角にある小さなカフェ。独特の珈琲がおいしい。本屋めぐりで疲れた時の、大人のオアシスだ。

10月某日   ブレンド 500円 お代わり300円
行ってきた 心のオアシスに行ってきた、、、。カウンターにはおねいさんが二人、ちょっと忙しそう。テーブルについてブレンドを。すると若者がたくさん入ってきて、傍若無人に振る舞い、おねいさんたちにあることないこと話しかける。ここまでは全くよかったのだが、若者たちが狂ったようにタバコをふかし始めた。吸うわ吸うわ、、、たちまち店内が煙突みたいになってしまった。彼らが出てゆくと今度は出版関係者らしい初老の男性が、、、タバコを取り出して、、、(以下同文)。入れ替わり立ち代わりだ。私のオアシスは、このあたりのスモーカーたちのお気に入りの喫煙所になってしまったようだ。肺がんは痛い病気だからどっかに行って一人で楽しんでくれ、と言いたいのだが、お店が喫煙オッケーなのだから仕方がない。自分が出てゆくしかない。残念だ。涙。

暫く来ることは無いだろうな、と思って大切に大切に珈琲を飲み、人は変わっても30年前と変わらぬ美味を堪能し、質の良い生クリームも普段は残すのだがそのままぜんぶ味わった。美味しかった。なんだかさみしくなって良心的なお値段のお代わりをお願いして、またまた大切に飲み、それでついにお店を後にした。小用をたす際、ダウンライトで〇〇の影を作って遊んだトイレにも行ってみたかったが、なんとなく悲しくなってはいらなかった。いままでお世話になりました。禁煙は無理だと思うが、なんかのはずみでそうなったらまた行きたいな、、、。

タグ:珈琲

御茶ノ水 ヒルトップ [珈琲]

5月某日
御茶ノ水 山の上ホテル ヒルトップ アイスコーヒー(水出し) 780円

30年前から折にふれて通っているホテルのコーヒーパーラー。口当たりが良くこくがある、”透明”な印象の水出し珈琲が一部の珈琲好きに好評だ。アイスで楽しむことをお勧めする。大きな風船玉のような、水出しコーヒーを作るサイフォン型の器具が置いていあり、実際に水でコーヒーを抽出しているので、興味がある方は見に行ってみてほしい。よく通っていた(といっても20年以上前になる)頃には、ホットサンドが人気メニューだったように記憶しているが、最近伺った際は残念ながらなくなっていたようだ。ホテル特有の、時間の流れがゆっくりとした空間。伺った当日はあいにくの雨天で、お気に入りの折り畳み傘の水を切り、ビニールのカバーをかけてお店に迷惑がかからないようにして持って入った。スタッフがそっと近づいてきて、親切に傘を預かってくれた。これは一例に過ぎないが、ホテル同様、気配りの行き届いた(それをうるさいと感じ無ければ)居心地のよいお店だ。私はカジュアルな服装で入店することが多いが、不愉快な応対をされたことは一度も無い。スタッフの教育が行き届いている。

良い;教科書的なホテル内の喫茶店(パーラー) ホテル同様行き届いたサービス 丁寧に作られた水出し珈琲 よく教育されたスタッフ
もっと良くなる;このままでいいです 素晴らしい歴史を積み重ねて頂きたいと思います
また行く?;Yes
総括;都心の小さな有名ホテル内の喫茶店。 水出し珈琲がおいしい(私は冬でもアイスコーヒー)。 御茶ノ水を徘徊するおじさんの秘密基地?の一つ。


2013年3月某日
再訪。例によって水出し珈琲。冬でもやっぱりこれが一番だと思う。
研修の季節なのか、おねいさん達が沢山いて、あれこれと世話をやいてくれる。
やはり居心地がよい。某アジア系外国人女性数人が大声で話をしていた
事がやや興ざめであったが。いつもお世話になっています。今日もゆっくりと休息を取らせていただきました。
タグ:珈琲

市川 麻生珈琲店 [珈琲]

4月某日
市川 麻生珈琲店 ブレンドコーヒー 500円前後

30年前から通っている珈琲店で、いわゆる地方都市?の名店。かつては入りにくい雰囲気の、ジャズのかかった狭くて暗い店、といった印象だったが、ペーパードリップで淹れる珈琲は繊細な味で強烈においしかった。同じものを注文しても淹れる人によって味が違うのだが、それも楽しかった。自分でもさんざん豆を買って、お店の味を再現したりして楽しんでいた。バブルのころは市川駅前や小岩などにも支店を出していたが、現在は私の知る限り、駅から南方向に数百メートル歩いた本店のみの営業だ。

お店が地域に浸透してからは、おば様たちの集会場になったり、常連たちのたまり場などになっていったようだ。様々なメニューを楽しむことができるが、当時は珈琲こそバラエティーに富んでいるものの、食べ物はハムサンドなど、珈琲に合うシンプルなものしかなかったように記憶している。チーズケーキがメニューに加わったときは、注文できるものが増えてなんだかとっても嬉しかった。このお店の珈琲を、私はどれだけ沢山のんできたことか。

書きにくいことを書く。当初は焙煎して1週間、挽いて一日、淹れて30分、といった原則通りにコーヒーを扱っておられたように記憶している。薫り高く、コクも切れもある、素晴らしいコーヒーで、豆による味の変化も楽しかった。10年ほど全く顔を出していない時期があり、またお邪魔するようになってから、珈琲の味が大きく変わってしまったことに気付いた。ホテルにコーヒーを卸すなど、商売が大きくなっているようで、重ね重ね書きにくいが小売りの豆の鮮度なども落ちてきているように思う。家人などは最近はよそのお店で豆を買ってくるようになってしまった、、、。残念だ。

このお店に通い詰めた時期が長く、今でもあばたえくぼ状態でこのお店を愛しているのだが、昔と同じ味の珈琲をもう一度飲んでみたい、と強く願っている。

良い;地方都市の本格的な珈琲店 自家焙煎 産地に出向いて珈琲豆を選んでいるという 居心地のいい店内 放っておいてくれる程よいサービス
もっと良くなる;とにかく大好きなお店です 昔日の輝きを取り戻して欲しい
また行く?;Yes
総括;地方都市の自家焙煎までしている本格的珈琲店 固定客も多い 小規模な商売をしていたころの味を求めるのは我儘だろうか?
タグ:珈琲

御茶ノ水 穂高 [珈琲]

3月21日
御茶ノ水 穂高 コーヒー 450円

このお店も30年前から通っているお店だ。山小屋風で、恐らく山関係者が多く訪れておられるのではないか。マスターは一見親しみやすそうだが、同時に気難しいような印象もあり、いままでに数えるほどしか言葉を交わしたことがない。いかつい黒眼鏡のおじさん、というのが個人的な印象。新しいビルになる前は、カウンターの向かいにサイフォンが沢山並んでいたように記憶しているが、本日はきちんと確認できず。

珍しく時間に余裕があったので、丸善で買う本をノートPCで調べるついでに珈琲を楽しむことにした。前回ここに来たのは何年前になるだろう。タバコの煙を嫌うようになってからここを避けていたのだ。今日はタバコの煙を覚悟して入店し、実際に煙をたっぷりと堪能?した。お店は新しく、清潔になった。しかし基本的なつくりと印象は古いお店の頃と変わらない。おそらく意識的にそのようにしておられるのだろう。珈琲をお願いすると、450円。値上がりしている?のだろうな多分。昔と同じような、厚手の小さい白いカップだ。久しぶりに飲んでみると、やはり美味しい。飲み口が厚いカップは好みではないのだが、このお店の珈琲にはぴったりとマッチしている。おそらくサイフォンを使ったと思われる、独特の旨み。なんというか、昔風の、誠実に淹れた珈琲といった印象。やはり昔風の椅子と机で雑用をこなし、窓の外の景色を堪能して店を後にした。

良い;駅のすぐ脇にある山小屋風珈琲店 居心地のいい店内 放っておいてくれる、ほどよいサービス ついつい長居したくなる
もっと良くなる;好みの問題ですがなんとか禁煙になりませんか?
また行く?;Yes
総括;都心で山の雰囲気と独特で上質な珈琲を楽しみたい方に 何時までもこのままの形で営業して頂きたいです


西国分寺 クルミドカフェ [珈琲]

4月某日
西国分寺 クルミドカフェ クルミドコーヒー 650円

知人の勧めで来訪。狭い入口から入ると、二階と中二階があるようだ。よく見ると地下も。人が少ない中二階を選ぶ。木でできた小さなカウンターとイス。小さなビルの1-2階にあるのだが、全体にwoodyな作りで照明は暗めに設定されている。”絵本の世界”と評されているようだが、何らかのモチーフのようなものがあるのか?おじさん一人で行くのはすこし恥ずかしいような気もする。

メインのコーヒーは水出しで作っているそうで、いろいろとバリエーションもある様だ。私にとって水出しコーヒーと言えば御茶ノ水のヒルトップホテルのカフェのアイスコーヒーなのだが、ここはホットでも供するという。標準的なホットをお願いしてみた。香り高いが癖のない味。焙煎は決して軽くないのだが、何杯でも飲めてしまう。水出し特有の味、コク、軽さだ。お代わりは安く供してくださるとのこと。また、机の上のクルミは好きなだけ食べてよいらしい。

なんだか疲れ切っていたので、もうすこしガツンとくるコーヒーでもよかったのだが、結構気に入って豆を買って帰宅。北海道で焙煎した豆を送ってもらっているのだとか。自宅でペーパードリップで淹れると印象が変るが、香りたかく、スムースなコーヒーであることは間違いない。

会計の伝票の代わりに木彫りの動物が卓上に置かれた。それをもって清算をお願いしたのだが、、、やっぱりおじさん一人では恥ずかしいかな?ちょっとお尻がむずむずして楽しかった。

元気があるときに何度か訪れてみたい。


良い;地方都市の地元密着型カフェ。なんだか有名な人?がプロデュースしているらしい。小さく清潔な印象。本などはやや読みずらいが、木の家具が多く暗いのは落ち着く。
もっと良くなる;浪人風のお兄ちゃんたちがとぐろを巻いていて、ちょっと騒がしかった。もう少し静かだともっといいかな?
また行く?;Yes
総括;地方都市の独特な雰囲気を持つ珈琲店 固定客が多そう 何度か通って再評価してみたい 食べ物も面白そう



タグ:珈琲