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市川 市政屋 [つけ麺]

11月15日
市川 市政屋 つけ麺 大盛り 900円

私にはもうラーメンは必要ない。ジジイになって脂肪もカロリーも塩分も必要ないからだ。脂肪はすでにお腹に売るほど蓄えてある。血圧はすでにレッドゾーンだ。だから私にはラーメンを語る資格がない。しかしつけ麺なら何とかなるかもしれない、と思って市川で評判の高い、某ラーメン屋さんに足を向けた、、、、しかし本日休業のつれない表示が!しぼんだ心にケリを入れて、背筋を伸ばして、かつて通った市政屋に行ってみることにした。駅前再開発の始まる前の、市川駅南口の店舗からかなり歩いた。お店に近づくにつれ、”豚のかほり”がぷんぷん。このお店が系列であるかどうか正確には知らないが、家系の文法通りのラーメンのように記憶している、、、調べてみると、六角家の系列らしい。昔は、ご亭主が一緒に働いているお母さん?を厳しく詰責することで有名だったように記憶している。

いわゆる家系のラーメンは、新杉田の吉村家が元祖と理解している。個人的に、家系のラーメン屋さんには親近感を感じる、、、というのも、子供のころ新杉田の近くに住んでいたからだ。私の記憶が確かなら、新杉田の駅前に小さな屋台(だったと思う)を出していたのが吉村家の前身であったはずだ。当時から評判の”うまいラーメン”ではあったが、何せ昔のことでもあって清潔感は今一つ。”子供の食べるものじゃない”といって大人たちは自分たちだけでこのラーメンを楽しんでいたようだ。子供時代に数回、駅前の殺伐とした雰囲気の中、大人たちに囲まれて、寒空の下でどんぶりを手にした経験がある。スープが子供にとっては非常に熱く、ラーメンをあまり楽しめなかったように記憶している。大人になってから家系のラーメンはずいぶん沢山食べた。家系のファンといってよい。

ともあれ、市政屋だ。自販機で大盛りつけ麺を購入。カウンターに食券を置いてしばらく待つ。感じのいいお兄さんとお姉さんが10人前後の客を前にして奮闘している。例によって二人とも黒いTシャツ。ずいぶんと大変そうだ。ややたどたどしくはあるが、順調にオーダーをこなしている。しかし何たることか、お兄さんが突然食事をしに下がってしまう。どうしてこんなに混んでいるのに食事を?理解不能。まあお腹がすいていたのだろう、、、。その後のお姉さんの奮闘ぶりは大したものだった。無表情に働く、働く、働く。そしてようやく私の番、一手間多くかかるつけ麺だ。麺をゆで、水でしめて、丁寧に湯をきる。ずいぶん頑張ってざるを振ってくれた。そしてたれをスープで割ってつけ汁をつくり、一丁上がりだ。

しるは”豚のかほり”がビンビンで背油がやや浮いている。鳥っぽい薫りも多少あるようだ。しかし豚のかほりがゆき過ぎて、発酵臭が混じっている。のりを手でちぎったものが少量の葱と共に浮かせてあるのは、油臭さを抑えるのにいいようだ。しかし全体として、私には残念ながら”ちょっとクサイ”感じ。つけ汁としてはからさも足りない。お姉さん忙しすぎて気配りが不十分だったのか?しかし黙って許してしまう。女に甘いのはおじさんの特権だ。麺はもちもちとして、小麦と適度なかん水?の薫りが混じっていい感じ。味もかみごたえもよい。量も十分だ。これに刻んだチャーシューとホウレンソウ、半熟味玉に少量の海苔が乗っている。大きなチャーシュー、ホウレンソウ、のりが数枚どんぶりのふちに並べて、という家系ラーメンでおなじみの景色ではないが、つけ麺なので仕方がない。つゆに多少の問題を感じたが、文句を言わずにどんどん食べて、満腹してフィニッシュ。お口の周りは脂でてらてら、お腹はポンポコだ。満足感は”おつゆの充実”があるラーメンに遠く及ばないが、お蕎麦よりもはるかに上だ。ご馳走様でした。


良い;千葉県で家系の味が楽しめるお店 ぶた!のかほりにつつまれながら麺を心ゆくまで堪能できる
もっと良くなる;無理はわかっていますが、人を増やして、味を昔のレベルに戻して、お店を清潔にお願いします 潜在的ポテンシャルは高いと思います えらそうですみません 
また行く?;しばらくはNo
総括;千葉県にある家系のラーメン屋さん。地元に既に溶け込んでおり、無くてはならないお店になっている。若者向きでしょうか?
タグ:つけ麺
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市川 ウズマサ [つけ麺]

11月17日
市川 ウズマサ つけそば 大盛り 880円

このお店には何度もふられた。本日は雨も降っているし、幸いにして仕事の進みもいいし、、、ということで、だめもとでもう一度足を運ぶ。私の前を巨漢の男性二人が歩いてゆく。なんだか楽しそうに話しながら、傘もささずに雨の中を急いでいる。非常に仲が良い。モーホーなのだろうか?それともひょっとして目的は同じか?、、、、結局二人に導かれてお店に到着した。お腹をすかせたお仲間でした。

見回してみると、、、狭い店内に人がひしめき合っている。席はカウンターのみ6つ、あとは座って待つ人が10人弱。8割はいわゆるガテン系、1割がネクタイ系、残りがお兄ちゃん系。なぜかふくよかな男性がほとんどだ。皆やや下を向いて、静かに文句を言わずに自分の順番を待っている。なんとも言えない独特の雰囲気だ。静かに燃えているというか、、、。ちょっとした宗教のようだ(これは言い過ぎかも)。この中に小柄な女性が一人混じっているのが不思議な感じであった。

お店は普通のお家をちょっと横に伸ばして、その部分がラーメン屋さんになっている構造。実家で商売をしておられるのかもしれない。駅からはかなり遠く、地元の人しか通らないような、比較的狭い、渋い道に面している。ちょび髭のちょっとぷよぷよした顔のお兄さんが調理をして(いい味を出している)、力強い体育会系の坊主頭の若者がその他の仕事を全てこなしている様子だ(この方も独特の雰囲気をもっている)。地元の先輩後輩とか、そんな感じか?家族経営的な雰囲気は感じなかった。大盛りをお願いすると、”うちは麺が多いすけど大丈夫すか?”と私を含む、大盛り熱望組全てに尋ねていた。”大盛り”の期待にうれしくなってしまった。暫く思索をめぐらしながら待つ、待つ、待つ。

席に案内されて調理の様子を拝見する。調理場は雑然としているが、小さく働きやすそうだ。お兄さんは麺を几帳面に秤にかけている。それから茹でて、水でしめて、その後いとおしむように麺を素手で整える。きれいに整わなかった部分は、捨ててしまったり食べてしまったりしている。そしてどんぶりに盛る。動作には無駄が無く、型になっているというか、どうも格好がいい。

器にたれをもり、スープで僅かに薄める。なんだがぐらぐら煮立っているおなべをぐるぐるにかき回してそこから真っ黒な汁をしゃもじで器にすくいいれる。それを丁寧にしゃかしゃか攪拌。シナチク、葱、に加え、そうだ節のようなものを投げ入れて完成、そのままお盆の載せて上記のきれいに整えられた麺とともに供された。

麺は本当に大盛り。こうでなくっちゃあ!太くってもちもち、なかなか噛み切れない感じの極太麺。角がやや丸まっている。個人的にはドンピシャの好みだ。ピカピカ光った麺がお兄さんの指で整えられていて美しく並んでいる。表面に僅かに黒っぽい点々がある。麺をそのまま食べる、、、と、小麦の深い薫り。これは美味しい、というか美味い!蕎麦と同列に論ずることができそうだ。このまま何もつけずにどんどん食べてしまいたい。それをぐっとこらえてつゆの味見を。なんだかすごくクリーミーだ。どうして?ふわふわだ。”ドロリ系”とか言うらしい。魚介系の出汁もびんびんだが、それだけではない深いこくがある。豚か?つゆをなめていると唇がクワンクワンになることから、豚の肉や脂肪が大量に投入されて、つゆのこくと腰を作っているのでは、と考えるが、何度味わってもいわゆる豚の臭みを感じない。不思議だが本当だ。そしてとても美味しい。豚と魚の出汁がお互いにお互いを高め合っているような印象。

蕎麦を食べるように、麺の端っこをつゆにつけて食べてみる、、、。しかし麺が強すぎてつゆが負けてしまう。ちょっと嫌なのだが、麺をどっぷりとつゆに浸して食べてみる、、、これで丁度いい。これは美味しい。もちもちとふわふわが混ざって、不思議な食感。それに粉砕した鰹節系の粉っぽい感じ(それとも煮干しなのだろうか、多分そうだ)もあって、不思議な美味しさだ。にんにくなどの薫りは感じない。美味い、深い、しかし不思議だ。不思議連発。いろいろ考えながら、あっという間に食べ終わってしまった。つゆもいろんなことを考えていたらあっという間に全て飲んでしまった。お願いすればスープで割ってもらえるらしい。しかしすでに全部飲んでしまったからできなかった。むむう、血圧が上がる、、、。

美味しかった。特に麺がよかった。ご亭主は、若いのにほとんど名人だ。調理には時間をかけていたが、そうしなければこの質は保てないだろう。あんまり儲からないかもしれないが、このまま、ずっと、地元で小規模にがんばって欲しいと思った。我がままかもしれないが。ご馳走様でした。美味しかったです。

良い;独特の麺が最高 つゆもユニークで他の追随を許さない 麺とつゆを一緒に食べるとちゃんと掛け算になっていて、お口の中でちょっとした魔法が起こる
もっと良くなる;このままで最高です 食後に冷やしたジャスミン茶が合いそう お店がこざっぱりしていれば女性客も増えると思う
また行く?;Yes
総括;千葉県では珍しい、ユニークで本格的なつけ麺が楽しめるお店。魚介&豚とおもわれるスープは、高度に洗練されていて臭みとは無縁。このままずっと続けて欲しいお店です。

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府中 青葉 [つけ麺]

2月某日
府中 青葉 つけ麺 大盛り 900円 

仕事が終わって、外は非常に寒かった。”しばれる”というやつだ。手はかじかむし、足はジンジンするし、、、。駅に向かって急ぎ足で歩いていると、突然目の前に”青葉”が出現した。これは入るしかない。お客さんは誰もいないが、お店は大きく広く、天井も高く、ご亭主もバイトと思われる女の子も元気で気持ちがいい。店内が清潔なのもいい。期待してつけ麺を待った。いつもの大盛りだ。ご亭主は元気よく麺をゆで、水でしめ、小さなざるを乗せたどんぶりにいれて麺を供してくれた。一緒に出されたつゆは比較的大きめのお椀?にはいって割とさらさらな感じ。必要があればスープで割ってもらえるとのこと。

例によってまず麺をそのまま食べてみる。くんくんとかほりを楽しんで、、、かん水がきついかな?でも小麦ぽい感じも多少はある。表面のぬるぬるが残っているのがちょっと気になる。麺はやや太、黄色が強く、全体に縮れている。なかなかおいしいかな?ここでつゆを味わってみる。濁ってはいないが、臭みを上手に消した豚系と、魚系が混じったもののようだ。鳥さんも参加しているのか?柑橘系の香りがするなにか(ゆず?)を散らしてある。麺を浸して食べてみる。ややつゆが弱めなのでたっぷりと浸さないとダメなようだ。うーん、、、、、うーーーん、、、、。おいしいけど、、、。どんどんと食べ進み、スープもお願いして(白濁しており、粉がたくさん浮いているような感じのスープだ)、全て飲み干しておなか一杯、暖かくなってお店を後にした。ご馳走様でした。


良い;今や古典?となった動物と魚介を合わせたスープの青葉。Wスープの元祖?お店が清潔で広く、店員さんが元気なのがいい。
もっと良くなる;がつんとしたインパクトがほしい感じです えらそうですみません 
また行く?;近くに行ったらまた。
総括;数ある青葉の支店の一つと思われる。 つけ麺よりおそらくラーメンのほうにより力を入れておられるのでしょう。ちょっと高いかな?つけ麺に関してはウズマサが標準になってしまった私がずれているのだと思う。ウズマサ愛。
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市川 男爵 こってり醤油ラーメン大もり  [つけ麺]

5月某日 市川 男爵 こってり醤油ラーメン大もり 820円
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古い記憶なので定かではないが、このお店は市川駅南口の再開発前に、駅の裏の古くさびれたアーケードの中で営業していたラーメン屋さんだったように記憶している。評判は良かったのだが、お店のロケーションがいまいちであったために、今一つ人気が出なかったようだ。その頃このお店に伺ったことは残念ながら無い。何年か前に再開発が行われ、おそらく立ち退きに伴う出店の権利を得て、タワーマンションのたもと、駅の真裏に再開店した。場所も良く、お店が新しく清潔になったため、客層もがらりと変わって外から見てもなかなか雰囲気の良いラーメン屋さんになった。ラーメン屋さんなのに酒を酌み交わして小さな宴会をやっている人たちもいた。このころ、何度か伺って、ラーメンでお腹を満たした記憶がある。お蕎麦に目覚める前の事だ。気に入ったのがこってり醤油ラーメンという奴で、小山の様に丸く盛り上げられたもやし等の野菜の下に厚切りのチャーシューが一つ。かん水の強い、しかし決してかん水臭くはない、中細のウェービーな麺がアルデンテに茹でられており、全体をやや塩辛いスープで満たして表面にところどころ焦がされた背油が浮かべられている、というものだ。昔々、環八沿いに確か土佐っ子ラーメン?というお店があり、“背油チャッチャ系”などといわれてもてはやされ、私も長い列に加わったものだ。このこってり~は、その頃のような、素朴な背油系ラーメンの味を思い出させてくれた。

その後ラーメンを遠ざけるようになってからしばらくたち、お蕎麦ばかりを食べている。本日も数か所のお蕎麦屋さん候補をあげ、地図をもって出かけたのだが、いい加減歩き回って探し当てたお蕎麦屋さんは、2件とも閉まっていた。こんなことがあるなんて、、、。それで出先の市川で力尽き、駅前の男爵で休息を取りながら、懐かしいこってり~に再チャレンジすることにした。

お店にはおかみさんがおり、なぜか甲高い”アニメ声”で注文をうけ、甲斐甲斐しく立ち働いていた。お店の中は以前と同じレベルの清潔さが保たれており、メニューがややぺたぺたする以外は個人的に問題となるようなことはなかった。たばこの煙は気になったが、お店が許可しているので仕方がない。禁煙とすると、お客さんが減ってしまうのだろう。かつては数人の、恐らく中国系と目される女性たちが働いておられたようだが、本日はその中でもおそらくもっとも長く勤務している、わりと清潔感のある方がウェイトレスをしていた。さっそくこってり~をお願いした。

お客さんがたまたま少なかったからと思われるが、かなりのスピードで手際よくラーメンが供されてびっくりした。コーン、ネギ、もやし、キャベツ等の野菜は”山”ではなく、”玉”のような形で盛り上げられており、なかなか美しいプレゼンテーションだ。その周りには昔と同じように、焦げのところどころはいった荒目の背油が、濃いめの醤油スープに機嫌よさそうにぷかぷかと漂っている。スープの表面にはとろりとした油が浮いており、内部のスープの熱を逃がさない働きを担っている。やけどに注意!だ。

割り箸をパキリとやってから、久しぶりの麺を。つかみあげるとスープがぴしぴしと跳ねる。お蕎麦をすするときの蕎麦つゆのはねをコントロールする技はマスターしたのだが、ラーメンのスープ跳ねはまだだ。洗い立てのシャツにスープが跳ねるのを気にしつつ食べ続ける。黄色の麺は半透明でスープをからめて怪しく光を放ってなんとも美しい。口にしてみると、もちもちとして、その後むっちりと歯に快感を残しながら噛み切られてくれる。するりとのどを落ちてお腹を満たす。茹で加減はあいかわらず上々で、いわゆるひとつのアルデンテだ。歯触りも、のどごしもたいへんよい、かん水臭くない、おいしい麺になっている。引き続きスープの跳ねを気にしつつ、どんどん麺を楽しむ、、、すると野菜が崩れてくるので、これをスープの湖に沈めて味を付ける、そうしてから食べた方がおいしいことをかつて学んだ。必須の手続きというべきだろう。しゃきしゃきとしたもやしを楽しみながら舌でコーンを探したりするのも楽しい。そしてお楽しみの、、、スープに深く深く隠されたベーコンだ。腸腰筋をそのまま輪切りにしたような、厚手のぽってりとした大振りのものが一枚。これも昔通り、ふわりと柔らかく、豚肉の味を十二分に楽しみながらおいしく食べた。大もりにしてはあるが、実はさほど麺の量が多いわけではないので、外見ほどお腹にパンチを繰り出すことなく、あっさりと完食。

スープも何口か楽しんだが、やはり昔よく食べたようななつかしい背油スープだ。熱くて、コクがあって、相変わらずおいしい。とくに難しいことをしているわけではないと思う。それでも十分に深く、味わいのある、気持ちが落ち着くような味に仕上がっている。しかしふと気が付くと、油はあまり気にならないのだが、ものすごく塩辛いような気がした。昔はよく、全部飲み干していたものなのに。これはお店の味が変わったわけではなく、私の舌が変わったのだろうと思う。塩気を避けるようになって、塩味に敏感になったのだ。人の感覚とは、意外と短期間で柔軟に変わるものなのだと実感した。というわけで、申し訳ないがまだ十分にアツアツの、湯気を立てているスープをかなり残してお店をあとにした。残念だが仕方がない。健康のためなら死ねる!というやつだ。

お蕎麦が入るはずのお腹に図らずもラーメンを入れてしまったが、十分においしかった。幸せになれた。お蕎麦屋さんに何度も振られて傷ついた?心を慰めることができ、満足して帰途についた。ご馳走様でした。

良い;駅前の、というか駅の真裏にある、気軽に入れるラーメン屋さん。しかしラーメンのレベルはなかなかのもの。特に麺の茹で方が上手。最近の様々な工夫をこらしたラーメンと違って、なんだか懐かしい安心する味。遅くまで営業しているのも良い。
もっとよくなる;このままでいいです。終日禁煙していただけると嬉しいが、実現は難しそう。
また行く?;Yes
総括;駅の裏にある気楽に入れるラーメン屋さん。地元の人たちの日常に溶け込み、愛されている。




2018/5  再訪 こってり醤油ラーメン大盛り  850エン

ラーメンを食べるのは本当に久しぶりだ。いろいろあってこのお店に再び足を運ぶことに。
店員さん数人は入れ替わっているようだが、基本的には以前のまま。お店の清潔感はやや損なわれているが、許容範囲か。かつてと同じメニューをお願いした。お値段はわずかに高くなっているようだが、頑張っていると言えるだろう。ラーメンそのものは、以前と何も変わっていない。野菜の量やお肉の大きさ、ピシリと決まった麺の茹で加減も絶妙で、調理の腕は高いレベルに維持されているようだ。久しぶりの背油にすっかりお腹をやられてしまったが、それでも楽しい一時を過ごさせていただいた。ごちそうさまでした。

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千葉駅構内  松戸富田麺業  濃厚つけ麺大 980エン [つけ麺]

千葉駅構内  松戸富田麺業  濃厚つけ麺大 980エン


市川の銘店、つけ蕎麦で知られたウズマサは大変悲しいことではあるもうこの世に存在しない。ご亭主が引き続き同じ場所でお店をやっているようではあるが、噂によれば最近は二郎リスペクト系のラーメン屋さんを営業しておられるとのことだが、ああ、オレには無理だそれは。No more fat, please. 自分のおなかの脂肪だけで脂身は十分足りているのだ。オヤジにはオヤジの食い物がある。しかしそれでも捨てる神あれば拾う神あり。ウズマサのルーツとして知られている松戸の富田がなななんと千葉駅の構内で営業しておられるというではないか。本店のように何時間も待たずとも、つけ蕎麦をしっかりと楽しめるという噂だ。マジか?これまでの人生では千葉駅にはほぼ全くご縁のない私なのだが、運よくたまたま千葉まで足を運ぶことができたので、じっくりとそいつを味わってみた。普段の行いがいいのだろう、ウン。ここはひとつそういうことにしておきたい。

比較的早い時間に足を運んだからなのか、信じられないことにお店はかなり空いており、店内のお客さんは僅かに2-3人といったところ。ちょっと嫌な予感がしないわけではなかったが、あえて自分の気持ちに蓋をしてじりじりと券売機に歩み寄った。ウズマサにおけるつけ蕎麦大盛りに相当すると思われる“濃厚つけ麺大”をお願いした。980エンはまあ妥当なお値段なのだろう。券売機なので店員さんからの“多いっすよ食べきれますか?”というプレッシャーは当然ないわけだが、自分的にはそれがちょっと寂しい。店内には調理担当の若い男性二人に加え、接客担当のアジア系の若い女性が二人。大変申し訳ないがまたまたちょっとだけ嫌な予感がした。銀色に塗られたアメリカ的なプラコップ?で氷水が供されたのち、女性から男性に、チケットを介してオーダーが通る。それでは、と、ゆうゆとオレの分の“つけ蕎麦”を待つ、松、マツ。しかしどうしたことかお隣のタクシードライバーと思われるお父さんはつけ蕎麦ではなくラーメンをすすっておられる。嫌な予感その3だ。ここはつけ蕎麦を偏愛する人間が額を寄せあいながらスルドク集う場所ではないのだろうか?違うのか?そんなことをうじうじと思い悩んでいるうちに私のつけ蕎麦が供された。5分も待たなかったよ。

蕎麦つゆ、ならぬ、つけだれが入った小鉢は本店と同じと思われるたこ唐草模様と
であり、つけだれ?は見た目からして豚系に煮干し系をガンガンに加えたものだ。粉状の魚粉と思われるものが葱や柑橘系のもろもろとともに海苔のボートに浮かべられて浮かんでいる。心を落ち着けてから一口すすってみる。ウズマサのものと違って混然一体感が薄く、葱、柑橘系、刻みチャーシューなどが各々外見的にも味的にも原型をとどめてそれぞれに主張しているような感じだ。食べ進んでいけば、一体感が増していくといった計算されたつけだれなのだろう、おそらく。

さてそれでは麺は、麺は、麺はっと。当然私は愛するウズマサの“こころの味食品”謹製、極太ムチョムチョ麺に再会することを心に秘していた。つまり表面に星が散ったムチムチ極太ピカピカの麺が、丁寧に手ぐしでととのえられ、小麦のむせかえるような薫りとともに供されることを、だ。しかるに本日供された麺は、美しく整えられたムチムチ小麦麺ではあるのだが、全体に茶褐色がかっており、Textureはあくまでも均一で、外見的にも星が散っていない。麺の“照り“も少な目で目立たない。そのまま数本手繰ってみたところ、材料も調理も結構で、汁なしでもそのまま食べ進むことができるレベルではあるのだが、むちょむちょ感とむせかえるような薫りが少し足りないかな。正直ちょっと残念だった。麺の上に乗せられたチャーシューは教科書的なプレゼンであり、ウズマサの引きちぎったような厚めのものとは全く違うものであった。まあこれはこれでいいかな、と思った。どちらがいいというべきものでもないし。

それで、運良く手に入った本日の“獲物“の全容を理解した私は、早速麺をどっぷりとつけだれにつけこんで、おつゆを服に飛ばさないように気を使いながら、それでも勢いよく麺を次々と吸い込んだのだった。そんな風にして久しぶりに無念無想のつけ蕎麦時間を楽しんだ私なのだった。すべての麺をもぐもぐと楽しみ終わった後は、お決まりのスープ割りだ。おそらく大丈夫だろうとお願いしてみると、迅速な反応。残ったつけだれの量を調整し、細かく刻んだチャーシューを僅かに加えた後は、詳細不明だが電子レンジを駆使して温かいスープを手渡してくれた。やはりウズマサほどはインパクトがないが、それはそれでおいしいスープだった。

そんなこんなで久しぶりの“富田系つけ蕎麦”を楽しんだ私は、膨らんだお腹をなでなで、ゆったりと電車に乗り込んだのであった。お粗末。

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2018/9 本八幡 菜   塩にぼし つけ麺    950エン [つけ麺]

2018/9 本八幡 菜   塩にぼし つけ麺    950エン


本八幡の有名ラーメン店、菜である。すでにロートルである私の体はもうラーメンを求めることは全くと言って無いのだが、所用があって近くを通りがかる機会を逃すことなく、長年の課題であるこのお店を訪れた。ようやく宿題を果たすことができてうれしい。

伺ってみると、なんというか、いい味出している系のお店の作りであり、壁の絵などはおそらくご亭主がお書きになったのではないか。アート系の方?がやっておられるラーメン屋さんとお見受けした。お店はやや狭いカウンターのみであり、暖簾(実際にはないが)をくぐるとぎょろりとした目つきのご亭主に座席を指定される。席の後ろにはWater serverがあり、話では聞いていた様々な色のプラスチックのコップが並べられている。セルフと理解してお水を飲んで待つ。ほどなくオーダーを促されるので、塩にぼしのつけ麺をお願いした。二玉という記載があるため、おおもりは私にしては珍しくお願いしなかった。

お水をすすりすすり、ご亭主の立ち居振る舞いを拝見した。狭いカウンターの中には様々な道具が整然と置かれており、ご亭主は無駄のない洗練された動きで仕事をしておられる。すべてに道具には、決まった置き場所があり、使い方にもご亭主特有のこだわりがあるのだろうとお見受けした。お店は決してゴージャスな作りではなく、年季も入っているが、いまだ清潔感を保っているようだ。清潔病の私でも、お尻が浮くようなことは無かった。私の席は不幸にしてトイレに近い場所であったのだが、幸いにしてトイレ的な雰囲気を感じることもなかった。ご亭主の強いこだわりで、店内をびしっと管理しておられるのであろう。一人で仕事をしておられることからもそれがうかがわれた。バイトなどはほとんど使わない方針なのではないか、と、邪推する。だってこのご亭主を満足させるレベルの仕事ができる人なんていなそうなんだもの。妄想しながらご亭主の仕事ぶりを楽しく拝見させていただいた。

ほどなく、まずつけ汁(塩だれ)が供された。いい味出している器には、ほとんど油が浮かんでいないつけ汁、その中にチャーシューなどが刻まれて沈んでいる。しかし一枚だけ大きなチャーシューが半分顔を出しているのが嬉しい。海苔は4枚、家系のラーメンのように器に屹立している。そして麺が供された。麺は僅かに透明でウェーブがかかったやや太めの麺。色彩的にはかん水強めかな、と思ったか、数本手繰ってみるとそんなことは無い。きちんと小麦の薫りを漂わせているが、強烈、というレベルではない。歯触りよく、ややむっちりとしており、歯切れも良好。喉越しは、、、まあ蕎麦ではないのでそれはいいだろう。

ということで、なかなか強い麺であることが分かったので、塩だれを少しだけすすって割合を考える。たれは油のチカラではなく、出汁を背景として塩の切れ味で勝負するような構成になっているようなので、麺を全てたれに漬け込む必要があると判断した。しかしたれの中にはいくつかの具材が沈んでいるので、混ぜるかどうか迷うところ。しかしあまり混ぜることなく手繰り始めた。

蕎麦ではないので器を持ち上げるわけにはいかず、つよくすすりこむとたれが飛び散りそうで、いつもと要領が違うことにやや戸惑う、しかしやがてそれにも慣れた。麺の状態が変わってしまうため急いで食べようとしたのだが、幸いにしてゆっくり食べても麺は過度に柔らかくなったりはしないようだ。神経が行き届いた、レベルの高いつけ麺、という印象をもって食べ終えた。

麺も、たれも、全ての具材は吟味されており、調理も洗練されている。しかしなんというか、今一つパンチが足りないような印象であり、それは無加調に慣れていない、私の舌ががさつなのだろうと思われた。血圧が高い私は、塩気の強いスープを残すべきなのだが、調子に乗ってスープをお願いしてつけだれを全て味わい尽くしてお店を後にした。スープは手間暇をかけた洗練されたものだと感じた。たれを割る前のスープそのものを味わってみたかった。

このお店の良さを理解するためには、何度か通ってみる必要がありそうかな、と感じた。また、つけ麺ではなく普通のラーメンでお料理を評価するべきかな、とも思った。ごちそうさまでした。納得がいくまで何度か通ってみたいと思いました。

ウズマサのつけ麺が期間限定で復活するという情報を得たので、できれば足を運んで、そちらも久しぶりに楽しんでみたい、と考えている。時間を取れるかどうかが問題だ。

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