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滝沢更科 信州そば 600㌘長野県千曲市 滝沢食品株式会社 [日本蕎麦 乾麺]

滝沢更科 信州そば 600㌘
長野県千曲市 滝沢食品株式会社

蕎麦は好きだが仕事も好きだ。それで結局
多忙で自分のための時間がなかなかもてない。
あきらめるのも大人の選択だが、人間あきらめたらおしまいだ。
ということで、自分が好きな時間に楽しめる乾麺の世界をのぞいてみることにした。
私は”考える前に飛べ”というタイプの人間なので、夜遅くまで開いているスーパーで
まあ、それなりによさそうな乾麺を購入した。あとで調べてみると、日清フーズの製品で
あることにおどろいた。しかし作っているのはお蕎麦の故郷長野県の滝沢食品だという。


一束120㌘の乾麺二束を、十分に沸騰した湯でゆで上げる。ゆで時間は4分半の指示なので、
几帳面にタイマーで時間を計測。タイマーがピピピッと鳴ったら、それゆけ!とばかりに
麺をざるにすくい上げて水で〆る。この時期は水温が低いので、お蕎麦の調理にはうってつけだ。
指の中で蕎麦がギュッとしまってゆく過程が心地よい。浄化した水で丁寧に粘りを取って
、、、、と、、、ざるのまま皿にのせて試食することとした。

見かけは、、、やや角が丸まってしまい、打ってからやや時間がたってしまった蕎麦のようだ。
一見ごわごわとしており、星は目立たない。当然機械打ち機械切りなので、”機械で切ったように”
お蕎麦の幅も長さも整っている。それでもそこはかとなくお蕎麦のかそけきかほりが漂ってくる。
バカにしたものでもない。それでくちに含んでもむもむとやってみる。ややぼそぼそとしており、
お蕎麦の切れはよくないが、乾麺としては悪くない、と言ってもよさそうだ。喉を軽くひっかきながら、胃の奥へと滑り落ちてゆく。

なんというか、よく口にするSJ坊のお蕎麦に方向性が似ており、品質的には2割引き位、
ひょっとしたら1割引き位の感じだ。ぼそぼそごわごわしているところ、コクがやや足りない事、
歯触りがむっちりではなくにっちょりしていることなど、問題がないわけではないが、
値段を考えると望外の出来だ。蕎麦湯は塩気を感じさせるが、乾麺の保存のためには
塩分が必要なのだろう。

最近はすごくおいしい袋麺(ラーメン)ができるようになっているのであるから、
ものすごくおいしい乾麺のお蕎麦があってもいいはずだ。
折をみて、少しずつこの世界を開拓してみようか?
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妻有蕎麦  新潟市十日町市 玉垣製麺所 [日本蕎麦 乾麺]

妻有蕎麦 200㌘
新潟市十日町市 玉垣製麺所

乾麺のお蕎麦第二弾だ。

たまたま目にしたこのお蕎麦は、吉本隆明が好きだったという。本当か?調べてみると、今までに数回食べたことがある、布海苔を練りこんだ蕎麦であるという。府中にある伊勢丹の越後長岡小嶋屋のへぎ蕎麦はものすごくおいしかったように記憶している。新潟系のお店なので、日本酒もおつまみも大変結構だった。へぎ蕎麦が乾麺で食べられる?知らなかった。しかも吉本隆明ご推薦だ。ここは何をおいても実際に自分でも食べてみるしかない。どうやって手に入れようか考えていたのだが、結局Amazonで購入することにした。全然エキサイティングではないが仕方がない。一袋200㌘で、送料込みで200円を切るくらいのお値段だった。安く買おうとして、これをなんと20袋まとめて買ってしまった。”考える前に跳べ”というやつだ。届いた包みは、かなりきちんとした段ボールで、開けてみると空気を丁寧に抜いた小ぶりな袋にお蕎麦がぎっしりと入っている。20回もお蕎麦が楽しめる。美味しければもうけものだ。これは楽しみだ。

時間を作り、心身の状態を状態がいい時?に、袋の裏に書かれた茹で方を見て、4分ほど十分なお湯で躍らせながら茹でた。ゆであがってすぐにほぼすべての茹で湯を捨てながら、お蕎麦を水で〆る、、、手の中でみるみるお蕎麦の感触が変わっていくのはやっていて結構楽しい。お蕎麦屋さんもこれは楽しみつつやっているのではないだろうか。

袋の中に入ったお蕎麦はかなり細目で頼りないのだが、湯を吸ったお蕎麦は予測をはるかに超えて、やや太めに変身する。見かけはいわゆる二八蕎麦に見え、角は立っていてきりりとしたいい姿だ。星は散っておらず、全体が均一に見える。それで数本手繰ってつるりとやってみる。お蕎麦の薫りはほのかで、わずかにいつもと違う成分が混じっているようだ。布海苔のせいなのかどうか、自信がない。歯ごたえはかなり良く、喉越しもさわやか、言われなければ布海苔のことはわからないかもしれない。たまにじょりっという歯ごたえば混じるのは布海苔のせいだろう。このままで蕎麦つゆなしで楽しめるか?結構おいしく食べられるのではないかと思う。しかしやはりいつものお蕎麦とは少し違うかな?という印象は拭えない。

このまま食べきってしまっては困るので、家人が気を利かせて買ってきてくれた更科系の少し高級な蕎麦つゆと合わせてみる、、、これはダメだ、蕎麦つゆのカツヲアミノ酸と、布海苔由来と思われるアミノ酸がお口の中で喧嘩してしまって、信じられないことにわずかに生臭い薫りが出現してびっくりした。各々を別々に口にすれば各々悪くないのだが。それであまりカツヲが豊富に投入されておらず、醤油が勝っているような、冷蔵庫の隅に忘れられていたお値段控えめの蕎麦つゆでやってみると、この方が数段美味しい。ナルホド。お蕎麦に強い個性が与えられているときは、蕎麦つゆはシンプルな方がいいということか。この組み合わせで美味しくお蕎麦を食べ終えた。

お鍋に僅かに残しておいた蕎麦湯は、通常のものと違ってものすごくドロドロだ。これは布海苔効果と言ってしまって良いだろう。これをそのまま味見してみると、、、、塩気はあまり強くないようだ。しかし生蕎麦を茹でた時と比べて、という話なので、蕎麦つゆを加えずに蕎麦猪口1-2杯楽しんで、今日の蕎麦時間を終えることとした。蕎麦湯はそれなりに美味しかった。

確かにこのお蕎麦は美味しいと思うが、普通のお蕎麦の乾麺でレベルの高いものはないものだろうか。ラーメンの乾麺のレベルはものすごく上がっていると思う。お蕎麦もきっと、腰をぬかすようなレベルのものがあるに違いない。今後の展開に一人寂しく期待しつつ、しばらくは妻有蕎麦をすすっていようと思う。
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滝沢更科 十割そば 日清フーズ 200g (281円) [日本蕎麦 乾麺]

滝沢更科 十割そば 日清フーズ 200g (281円)

滝沢更科の十割そば、というのが目についてのでAmazonで購入してみた。お蕎麦が届くとすぐに、いつものように大量のお湯を沸かして(100グラムあたり1.5リットルがお勧めらしい)タイマーをセットして指示の通りに手早く調理した。3分間お湯の中で踊らせる様に煮てから2分間蒸らす(逆だったかも)。それでニコニコしながら急いでお湯から取り出して冷たい水で〆る。指の間で麺が〆っていく様子が心楽しい。お蕎麦がぼそぼそとしている感触を楽しみながら水を切ってさあ試食だ。

やはり十割というだけあってなんというがぼそぼそ感がある。しかしこれはむしろ好ましいことだろう。しかしつなぎなしでこんなにうまくまとまるものなのだろうか?機械打ちで機械切りなので、お蕎麦の長さが測ったようにそろっているのは当然なのだが少し寂しい。それは置いておいて、例によっておはなをぺったりとしてかそけき薫りを、、、いい薫りだが、私が愛していつも求めている広がっていくような穀物の薫り(新鮮なクルミを割ったような薫り)は残念ながらしないようだ。これが私なりのお蕎麦の新鮮さのクライテリアなのだが、、、。しかしお蕎麦らしい薫りはそれなりに漂わせてくれている。乾麺なのだからこれはこれで悪くはないと思う。中細でエッジが丸めのお蕎麦は、わずかな星をたたえている。喉越しはやや引っかかる感じを残すが、これも十割そばらしいといえないことは無い。喉越しを楽しむというより、すこしゆっくりともぐもぐして楽しむタイプのお蕎麦なのだろうと思った。

乾麺としては十分に合格点だ。さらにさらに、蕎麦粉100%ということで(原産地は中国だそうな)、塩分がほとんど入れられていない。だから蕎麦湯を楽しむことができるのだ。これは素晴らしい。お蕎麦の表面が崩れてお湯に溶け込んだと思われるそば粉を存分に含んだ蕎麦湯を心行くまで楽しんで心身ともに幸せになった。

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はくばく 霧しな 信州木曽路御岳そば 1箱 (200㌘×5)1296円 [日本蕎麦 乾麺]

はくばく 霧しな 信州木曽路御岳そば 1箱 (200㌘×5)1296円

ということで、お蕎麦らしい味わいのある乾麺を探し続けている。築地のカツヲブシ屋さんをしておられる方によれば、きちんとしたお蕎麦の味と薫りがする乾麺が実在する(http://www.fushitaka.com/soba2.html)とのことなので、希望をもって楽しみつつ探したいと思っている。このお蕎麦は“元祖乱れづくり”ということで、お蕎麦の切り方を故意に手打ち風に、なんというか不揃いに仕上げてある。届いたのでさっそく調理を。5分間多めのお湯で踊らせる様に茹でて、、、あとはいつも通りだ。冷水で十分に冷やしてお蕎麦を〆て、ざるに盛って食卓へ。

茹であがるとお蕎麦は水を吸ってしまうため、乾麺の状態の時よりは外見がそろって見える。しかしお蕎麦の太さにムラがあるため、本当に一見手打ち風だ。なかなかいい。お蕎麦の蕎麦肌?もなかなか美しく、しかしエッジが丸まってしまうのは乾麺ゆえ仕方がない。星は目立たない。それで数本手繰ってみると、、、結構塩辛いではないですか。保存に塩を使うということは、やはり十割でないのかな?そうではないみたいだ。そうであるからやはり私が期待しているような“薫り”を求めても意味がない。残念だが蕎麦湯も楽しめそうにないのであきらめだ。

そうと決まったらお蕎麦を楽しまなくてはもったいないので、頭を切り替えてつるつるやることにした。面倒くさいことを考えなければ、乾麺だっておいしく食べられるものだ。箱で買ってしまったのでもう数袋残っているが、ゆで方を変えたりしながら仕上がりの違いを味わってみようと思う。次からは長野県で作られた十割そばであることを確認してから乾麺を追求していくこととしたい。

このお蕎麦は値段と品質を考えれば、十分においしい乾麺だと思う。はくばくというメーカーは、良心的だ。

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山本食品 特選そば (200g×10) 4,428円 [日本蕎麦 乾麺]

山本食品 特選そば (200g×10) 4,428円

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たまにではあるが、お蕎麦らしい味わいのある乾麺の探求を続けている。あきらめてはいないのだ。Webから漏れ伝えたところによれば、本場長野県にある山本食品の乾麺は蕎麦らしい薫りがマジで楽しめるという。さっそく買ってみた。発送前に会社から親切に電話してくださったのは好感度が高かった。さて、肝心のお蕎麦の方はどうだろうか?

5-6分、という指示に従って多めのお湯で踊らせる様に茹でて、、、あとはいつも通りだ。しかしこのお蕎麦は十割ということで、お湯の量は十分だと思うのだが柔軟性がいまいちで、なんというか重くもあり、お湯の中でうまく躍らせることはできなかった。しかしぽきぽきと折れてしまうようなこともない。十割蕎麦っぽくて期待が高まる。指定通りにゆでて、冷水で十分に冷やしてお蕎麦を〆て、ざるに盛って食卓へ。茹で汁はかなりとろりとしており、なんだかお蕎麦に実力がありそう。楽しみ楽しみ。

お蕎麦の蕎麦肌?はなかなか美しく、しかしやはりエッジがやや丸まってしまっている。乾麺ゆえ仕方がないのだろう。全体に色は濃い目だが、星は目立たない。中細の機械打ち機械切りだろう。数本手繰ってみると、、、塩辛さは全く感じない。また、控えめではあるが、確かにお蕎麦の穀物臭が感じられる。よしよし。いいそいいそ。手繰ってみると、ややぼそぼそ感があるが、歯触りものどごしもなかなかのもの。なんというか、蕎麦蕎麦した主張が弱いが、確かに本物のお蕎麦であることが信じられる仕上がりだ。もうすこしむちょむちょとした歯触りがあるといいなあ、、、。しかしそれはゆで方の問題かもしれない。今回はあまりこだわらず市販の蕎麦つゆを使ったが、なかなか楽しくお蕎麦を手繰り終えた。

特筆すべきこととして、蕎麦湯の濃さと、塩気の少なさがあげられる。このお蕎麦の蕎麦湯は、お店で出されても納得してしまうレベルのおいしさだ。これまで試した乾麺では間違いなくベスト。流しに捨ててしまうのはもったいないと思った。それと比べてお蕎麦それ自体の質は、残念ながらやや期待を下回る感じ。不完全燃焼感があるので、茹で方をもう少し研究することとして、評価はそれまでお預けにしたい。おいしい乾麺であることは間違いない。

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