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2022/07/26   水回り修理 [Home Improvement]

2022/07/26   水回り修理



水栓.jpg

















水回りの修理は曲者だ。まず第一に、集合住宅の場合、失敗すると周囲のご家庭に迷惑をかけることになる。また、使ってある部材について、調べるのが必ずしも簡単ではない。さらに、製造会社によって規格が違っていたり、同じ製品を違う名前で売っていたり、部外者を嫌うギルドのような領域のように見える。しかしそれも、ネットが浸透することによって変わろうとしているようだ。さて。

今回の問題は、混合水栓がきっちりと締らないことだ。水栓を締めたつもりで乾燥機を回しても、浴室の床がしっとりと塗れていたりする。しばらく様子を見ていたが、なんとも気持ちが悪いので介入することを決めた。失敗が許されない作業なので、いろいろな切り口から散々調べた。混合水栓の製造会社や品番は比較的簡単に調べることができたので、当初は水栓を丸ごと取り換えるつもりでいた。しかし水栓内部の混合栓切換え弁を取り替えることができれば、恐らく機能を完全に回復することができることがわかってきた。ので、最低限の介入にとどめることにした。パーツの品番を調べ、内部の構造を調べ、私の技術と手元の工具で交換できるかどうかを慎重に検討、、、したところ、十分可能とでた、というか勝手にそう思い込んだ。パーツは6000エンくらいのもので、水栓ごと取り換える場合の10分の一以下のお値段だ。それをMonotaroで半値前後で手に入れることができた。無駄にならなければいいな、とおもいながら作業にとりかかる。

まず水量調節弁を絞って水をとめてっと。水栓を全開しても水が出てこないことを確認。ここまでは簡単だ。次に切換えハンドル、そして止水固定ナットを外す、、、おっと、手では回らないなこれは。ナットは非常に大きいのでウォータープライヤーの出番だ。道具がなければ先に進めないところだ。ここもクリア。その後、混合弁の奥深くまで差し込まれている混合弁切換え弁を外すのだが、、、これが奥の方で固着していてかなりの難関だった。切換え弁は二つの筒のようなパーツを組み合わせてあるのだが、外側は程度がよく、傷んだりしていないのだが、奥深く挿入された部分のゴムのようなパーツが半ば溶けてしまっており、周囲の鉄部分に張り付いたようになっている。押したり引いたり回したり、いろいろやってみてもだめだ。途中で二つの筒が分かれてしまうと、奥の部分を取り出せるとは思えない。さて困った。昔から言われているように、“押してもだめなら引いて”みた。それでもやはりだめ。ぐりぐり回して最初からやり直したところ、スポンという音とともに切換え弁全体が抜けてきた。とともに、シャワーホースにたまった水が逆流してきてずぶぬれになってしまった、が、成功は成功だ。この後の作業は簡単なものであり、新しい弁をちゃっちゃと挿入してその他のパーツをじっくり観察しながら元に戻して完成だ。結構よくできている。真面目に作ってある良い製品で(それでも70000+エンってどうなんだろう、高すぎる)、消耗品が供給されさえすれば、あと10年程度は使えると思った。うん、満足だ。

しかしその後の調整がやや面倒であった。水とお湯の水量調節弁を緩める際に、何回転回したか記録しておかなかったため、適当に元に戻してもどうも湯温がぴったり来ない。指定の表示をクリック部分に合わせた時に40度のお湯が適量出てくるように調整しないといけないのだ。これに時間がかかった。何度も調整を繰り返したところ、お湯の弁を開けすぎると、なぜか湯温が上がりにくいということが分かったので、まず、最高に熱いお湯が出るように湯量を設定し、あとは冷水の水量を加減してなんとか収束させることができた。仕上がった混合栓は新品同様とはいかないがきれいな光を放ち、機能が自分の手で100%回復したことで、満足のいく作業となった。細かい部分もいろいろきれいにしたしね。使い心地は上々で、ハンドルは軽々と回り、湯温は繊細にコントロールされている。実際に使ってみると、ちょっといいホテルに泊まっているような感じで、頑張った甲斐があるというものだ。Home Improvementはうまくいくと大変楽しい体験となる。失敗すると地獄だけれどね、うん。



その後、シャワーは快適に使えている。めずらしく家人からお褒めの言葉を賜った。ありがたや、ありがたや。
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2022/09/14   浴室暖房乾燥機 [Home Improvement]

2022/09/14   浴室暖房乾燥機



浴室暖房乾燥機の調子が悪い。これには24時間換気のシステムが組み込まれているのだが、風呂上りの浴室乾燥や、洗濯物の乾燥に毎日毎日休みなく10年以上使いまくったところ、まず、本来必要のないサウナ機能に問題が生じ、次にモーターからジンワリとグリスがにじんできて、ついに浴室乾燥機を使う際に24時間換気がうまく動かなくなってしまった。引き渡しの時に据え付けを担当した職人さんと話をしたところ、現代の技術をもってすれば、モーターというものは24時間使い続けて少なくとも10年は持つ、とのことだったのだが、ちょうど10年で全体的に怪しい感じになってきた。

我が家の浴室暖房乾燥機は、サウナをはじめとしたなんだかおしゃれな機能が複数ついているのだが、我が家族はそういった洗練された機能を必要としないため、年余にわたって放置してきた、つまり、暖房と乾燥、それから24時間換気の基本的な機能以外はほぼ全く使わないままに10年間過ごしてしまったのだ。本来、それで何ら問題がないはずなのだが、面倒な問題が発生してしまった。どういうことかというと、サウナ機能が正常に動いているかどうか何度か試したところ、当初は正常に動いていた霧状の水を散水するための電磁弁がカルシウムで固着してしまったらしく、水漏れするようになってしまったのだ。頻繁にサウナ機能を使わないと電磁弁が固着するということはマニュアルにも書いてあるのだが、我が家は基本的には現場に出てなんぼの肉体労働者的な働き方をする家族なので、自宅でサウナなんか楽しんでいる暇なんてありはしないのだ。しかし文句を言ってもたらたらと天井から降ってくる水滴が止まるわけではない。家人に何とかしろと厳命され、いろいろ調べた末にサウナだけのために設けられた水栓を閉じることで対応した。もともと使わない機能なので、なんだかさみしいけれど全く問題はなかった。しばらくはそれでよかった。

その後さらに深刻な問題が発生。浴室暖房乾燥機なので、浴室を何時間も温めて乾燥させるのが役割の一つなのだが、使用限度が来たためなのか、高温にさらされすぎたためなのか、モーターからじんわりとグリスが漏れてきたのだ。そいつがほこりを内部に入れないためのフィルターを汚してしまったのだが、どこに問い合わせてももうフィルターの在庫がないという。モーターは部品として手に入れることができるので、自分でモーターを交換して使い続けることも考えたのだが、水漏れの件もあり、フィルターの件もあり、私はなんだか嫌になってしまった。我が愛する日本の特に水回りの業界は、商品を消費者が長く使ったり、自分で修理したりしにくい構造を長年にわたって構築しており、こうやって買い替えを迫って商売をしているのだろう。頭にくる。自分たちが作った製品なので、長く使ってもらいたいと思わないのだろうか?まあこんなところで愚痴を言っても何も変わらないか。それで、嫌になってしまった私は地元の業者に相談することにした。本来、より広い地域をカバーしている実績があって実力がありそうな業者に相談したかったのだが、連絡してみると業界内での住み分けのようなものがあり、地元の業者以外に相談すると、話がうまく運びずらい仕組みになっているため、結局そうせざるを得なかったのだ。業界内での競争を避けるためにそういう目に見えにくいシステムが作られているのだろう、頭にくるがどうしようもない。いろいろやって複数の業者に相談してみたのだが、建築業者→販売業者→広域にカバーしている製造業者→地元の製造業者と、たらいまわしにされて頭にきた。私は時間を無駄に垂れ流す趣味はないし、冬になる前にとにかく何とかする必要があるのだ。それで地元の業者にあまり多くを期待せずに連絡した。選択肢が他にはほとんど残されていなかったので仕方がない。

幸いにして、見積もりに来てくれた方はかなりきちんとした方で、値段以外には私的に文句のつけようがない対応をしていただいた。運が良かったのか日頃の行いが良かったのか。しかし我ながら困ったものなのだが、電磁弁はもう10年たつので手に入らない、というのはどうも納得がいかず(だってほかの製品にも使う汎用部品でしょう?)、見積もりの後に、自宅を立ててくれた業者にもう一度相談してみた。すると再びたらいまわしされた末に比較的信頼できそうな会社につながり、少なくとも表面的には面倒を見てくれた。彼らが言うことには、地元業者はかなり良心的なので見積もり通りやってもらった方がいいという評価だった。それが正しいのかどうか納得がいかない部分もないわけではないが、金額には目をつむって地元の業者に仕事を発注することにした。私は新築当初据え付けられていたPanasonicのものを選んだのだが、他のメーカーのものと比べて2倍近くするというのだ。それでも細かいことはすでにどうでもよくなっていたので見積もり通りお願いすることにした。しかしその後多忙で休みが取れずしばらく放置。時間的な余裕ができてから施工をお願いすると、当初の見積もりの有効期限が過ぎているので、もう一度見積もりをする必要があるという。ここで私はまたまた頭にきてしまった。しかしまあ先方が何と言ってくるかを待つのがいいだろうと気長に待っていると、製品の値段は数万円高くなったが、同じ値段で施工できるとのこと、喜ぶべきなのか悲しむべきなのかこの時点ではわからなくなっていたが、とにかく仕事をお願いすることにした。  

据え付けは2名でやってくれた。事前に私自身がしっかりと養生をして、職人さんが仕事をしやすいようにできる限りバスルーム内に物を置かないようにした。現場が熱くないように工夫したり飲み物を提供したりも当然させていただいた。施工前に彼らとお話しをする時間があったので、時間がかかってもかまわないし、できることはなんでも協力するのでとにかく丁寧に施工してほしいとお願いした。二人はかなり頑張ってくれ、私自身も作業にずっと付き合ったのだが、プロっぽい作業でほとんど不安を感じるようなことはなかった。業者に作業を頼んで満足することはあまりない、文句が多い私なのだが、今回は珍しく、納得のいく作業をしていただくことができた。施工してもらったその日から、入浴後とか洗濯後とか、わが家族たちは浴室暖房乾燥機を使い倒している。そうそう、ノズルが詰まるのが嫌なので、最近はサウナ機能を結構な頻度で使っていることも報告しておきたい、うん。

最近Home Improvementの話が続くのだが、次はトレイの話を書いてみたい。

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2022_09_26   トイレ問題 [Home Improvement]

2022_09_26   トイレ問題



拙宅にはTotoが世界に誇るWashletが備え付けてある。正直な話、私にとって安くはないマンションを買ったのだが、当家のトイレは便座がタンクと一体になったベーシックな造りのもので、タンクレスとか、便座が持ち上がったり外れたりして掃除がしやすくなっているとか、素敵な機能はついていない。そういった選択をすることで建築コストを下げて販売会社が利潤をあげているような気がする、ちょっと悔しい。まあ文句はやめておくことにして、我が家のトイレ問題についてつらつらと書いてみたい。当家のToto謹製、Washletは大変よくできており、大地震の際にものすごく揺れた際に僅かに水が漏れた以外、10年以上何の問題もない。ただし、消臭フィルターが寿命を迎え、なんだか嫌なにおいがするので取り替えたことがあった。この際、フィルターの規格が勝手に変えられており(同じサイズのものは販売終了)、サイズぴったりのフィルターを買うことができなかったのがとっても悲しかった。規格をかえて買い替えを迫るのはあまりよろしくない商売だと思う。消費者の悲しみと怒りを買うからね。例えば私など、次はメーカー変えてやろうかとか本気で考えている。まあめげずにいろいろ調べたところ、大きさがわずかに違うだけで機能的には問題がない純正の代替品を手に売れることができたので、この件は幸いにして事なきを得た。それでもこの時、業者に相談して作業してもらったらいくら請求されたのだろう。彼らは製品を売って、作業に課金するので、二つの商品を同時に売っているのだ。もしくは、対応を求めると、当然のように買い替えを勧められるのだろうか?私は一度我が家にきたものは、直してなおして使えなくなるまで徹底的に付き合う主義なのだ。

以前、わが愛するWashletを使う際、水を流した後にタンクに水がたまらないことがあった。最近、家族が狂ったように頻繁に水を流したことがきっかけとなり、その後結構な頻度で”水たまらない問題”が繰り返されることになった。使うたびにタンクのふたを開けてもにょもにょするのは面倒だし手間がかかるので、そのまま放置するわけにもいかず、いろいろと調べてみた。結局、タンクに注ぎ込む水栓を開閉するダイアフラムが劣化したのが原因であろうと診断がついた。おそらく間違いがないだろう。診断がつけば治療は簡単だ。寿命が来てしまった部品を交換すれば済むことだからね。さっそく部品を調達しようとTotoのWebサイトで情報収集してみたが、我が家の製品に関しては、どうも情報がOpenにされておらず、直接メールでTotoと相談してみても、具体的な情報をいただくことはできなかった。なぜだ。地域の業者に相談して何とかしてもらえということらしい。実際そうするように強く勧められた。浴室暖房乾燥機の時と同じ業界の構造だ。自力で直すためのハードルが意図的に高められているような印象を強く受けた。消耗部品の交換くらいは自分でやりたい私としては納得のいかない話であり、結局、消臭フィルターの時と同じようにWebをあさって自分で情報を仕入れることになった。ダイアフラムの交換は比較的簡単な作業であり、部品自体も1000円以下で手に入ることが多いらしいとつきとめた。よしよし。しかし我が家に据え付けられたWashletは、なんというか、地域の業者向きに作られた?限定品のようなものであるらしく、なかなか部品を売ってくれる業者を見つけることができない。結局この地味な調べものに数日費やした。それでもついにパーツの品番を探り当てることができたので、そのあとは比較的スムースに部品を発注することができた。しかし他のダイアフラムと同じような造りであるにもかかわらず、なかなか手に入らないパーツであるためか、3倍程度の値段がつけてある。暴利をむさぼっている!と怒ってもいいのだが、まあこれは状況的に仕方がないか。しぶしぶではあるが、ちゃっちゃと支払わせていただくことにした。現在、業者に連絡して取り寄せをお願いして待っているところだ。連絡を待っていたところ、業者から連絡があり、これから取り寄せるという。さて、どうなるだろうか。もろもろうまくいくだろうか?これをねたにしてもろもろ楽しんじゃおうと待ち構えている。

タグ:Washlet
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2022_09_26   浄水器のことなど [Home Improvement]

2022_09_26   浄水器のことなど



我が家のお水は利根川水系から供給されているのだが、意外と癖がなく味が良く、気に入っている、というか慣れてしまった。以前は相模川水系の水に慣れていたため、当初は味の違い(意外だがかなり違う。利根川水系は相模川水系に比べるとなんだか砂っぽい感じ?相模川水系は僅かーに塩っぽい)になれることができずに違和感に耐えられず飲み水を買っていた時期もあったほどなのだが、いまはもう大丈夫、満足して毎日ごくごく喉を鳴らしてお水を飲んでいる。日本のお水は最高だ。

我が家にはクリンスイという浄水器が備え付けられており、こいつをつかうとさらに水が磨かれた感じとなってなお結構なのだが、こいつが少々くせものだ。まずはフィルターについて文句を言いたい。フィルターを半年から1年に一度取り換える必要があるのだが、こいつが大きくて重くて大変高価だ。そればかりか、10年ほど使いまくった蛇口のあたりにカルシウムが沈着してしまったのは仕方がないとして、残念なことに内部にも同じようなことが起きているようで、蛇口のハンドル(と呼ぶらしい)がゴリゴリしてスムースに動かなくなってしまったのだ。いつものことだが、家人からの苦情に耐えかねて重い腰を上げることにした私だ。さて、と。

原因ははっきりしているので、具体的にどうすればいいのか考えてみた。私的には、1)内部の掃除2)部品の交換3)蛇口全部の交換 といった3つの選択肢があると思われた。内部の構造を調べてみると、どうもお掃除をしたくらいではどうにもならないような雰囲気だ。蛇口の内部には、とはいっても簡単な構造ではあるのだが、比較的柔らかい金属である砲金?でできたスピンドルという部品が入っており、こいつを交換すれば何とかなりそうに思われた。それでもダメなら原因はカルシウムの沈着以外にもある可能性があるので、蛇口全部を交換すればいいのだ。それはさすがに面倒だし数万円仕事になるが仕方がない。ということで、ちくちくとさらに調べてみた。

上記したように、据え付けてからすでに10年は立っている蛇口なので、多少はてこずったものの、蛇口の品番を、全体の形状、本体の構造や記載された番号によって探し当てることができた。品番が明らかとなってからは比較的話が早かった。パーツの番号をしらべて信頼できそうな業者に連絡を取って速攻で発注だ。こういったものには定価はあるが、言い値に近い値段で売られていることも多いので、極端に値付けが高いものをつかまされる可能性もあるので気を付けないといけない。購入の際、私は割引が効く裏技のような買い方を探し当てることができたので、僅か2000円足らずで手に入れることができた。実際にスピンドルが手元に届いてみると、真鍮の色をしたずっしりとしたパーツであり、かなり丁寧に、込み入った加工がなされている。この中の細かい溝とかにカルシウムが沈着したらどうしようもないよな、と納得するしかないような構造であった。やっぱり交換で正解だ。こいつについている回転軸のようなものを回して水を出したり止めたりするのだが、金属が柔らかいので開け閉めする感触がいい。回してみるとなんとも気持ちがよく、用もないのに猿のようにクルクルすることを繰り返したりした。このパーツは本体に固着していることが多いため、つけ外しには多少コツがあり、プロはトンカチで叩き回して外すという。しかし私はアマチュアで特殊な技術も経験も持たないので、よく考えて、ゆっくり時間をかけ、周囲のあまりがっちりとは造られていない部分に必要以上に力が加わらないようにものすごく注意して作業にあたった。だって失敗してシンクを交換したりしたくないからね。それでも古くなったスピンドルが外れてしまえばあとは簡単だ。古くなったものをよく観察して新しいものとIdenticalであることを確認したうえで、内部を可能な限りきれいに掃除して、必要最小限の力でスピンドルをねじ込んで作業完了。これで拙宅の浄水器は外見も中身も、数千円で新品同様になったのであった。準備に時間はかかったが、結果にはとっても満足だ。家人の評判も悪くないのがなによりであった。今回は、とりあえず、めでたしめでたし。

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2022_09_29    トイレ問題 その後 Up dated [Home Improvement]

2022_09_29    トイレ問題 その後


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きた。ダイアフラムが来た。実はこの写真は新品ではなく、古くなって交換したパーツなのだが、ダイアフラムの実物はこんなもんだ。本来新旧を比較して、何が悪かったかを検証するべきなのだが、パーツが来たことがうれしすぎて”秒で”作業してしまった私なのだった。結果はもちろん完ぺきだ。ともあれ、こいつが水洗タンクの水の出し入れの水栓として長い間働いてくれたのだ、いままでお疲れさまでした。水が流されると水面に浮くフロートが下がって、そいつがダイアフラムにつながっており、水栓を開くのだが、ダイアフラムを下から見るとこんな感じ。



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上から見るとこうだ。わかりずらくて申し訳ないが、上面のプラの部分にフロートがつながっており、水がいっぱいになると上面中央のとがっている部分をフロートが押して、それで便が閉まる仕組みになっている。開閉の動きは結構微妙であり、ゴムがその弾力を利用して数ミリ動くか動かないかというメカニズムになっている。だからゴムが馬鹿になってしまうと弁が閉じなくなることもあるし、うまく開かずに水がタンクにたまらなくなることもある。拙宅の場合は、弁が開きずらくなって水をためるのに時間がかかったり、まったく水が出てこなかったりした。さて。



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弁のゴム部とプラ部をばらしてみるとこのような造りとなっており、まあ外見上は単純に見えるが、素材とか、加工とか、長年のノウハウが注ぎ込まれていることは間違いない。だって10年以上毎日使って完ぺきに機能してくれるものなのだから、洗練された技術として高く評価されるべきだろう、少なくとも私はそう思う。偉いぞTotoの技術者たち。



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それで何が悪かったかというと、この写真の真ん中のゴムの部分が出たり入ったりして水栓として機能するのだが、10年以上の酷使によって中央部分が劣化してしまい、押された後に元の位置に戻らず、水栓がきちんとあかなかったのだろう、という結論に至った。とくに中心部が変色して硬化、若干のカルシウムが沈着していることが問題なのかもしれない。なので、やはりダイアフラムを交換して正解だったと思われる。修理完了後の拙宅のトイレは、水の出も、貯めも、流れも、たいへん”きれ”がよくなり、前立せん肥大が改善して出が良くなったオシッコのような感じだと思った。例えが尾籠でもうしわけない。今回のHome Improvementもかなりの成功を収めたので、山の神からお褒めの言葉がいただけるものと確信している。

言いたいことが一つ。上記したように、このパーツにはたくさんのノウハウが集積されているため、大変価値がある部品であることは言を俟たない。そのこと自体には敬意を払いたいと思うのだが、拙宅の便器は数が出なないやや特殊な仕様であるためか、なかなかこの小さなパーツを売ってくれる業者さんが見つからずに少々苦労した。ほかの一般的な便器であれば数百円程度のパーツであり、それは個人的には適価だと思われるのだが、私の場合はその数倍のお支払いをする必要があった。こういうのはどうなんだろうと思う。客を囲い込むために特殊な機材を作るのではなく、高級機であれ、普及用の便座であれ、できるだけ仕様を共通にして、メンテをやりやすくするのが筋なのではないか?今後日本人は減っていくんだし、高齢化がものすごい速度で進んでいくわけなんだし、年単位の長い目で見れば、使用の共通化による製造費用やメンテ費用の包括的な軽減は、結局メーカーさんの利益になるのではないか?だって今回だって業者を呼べばおそらく便器全体の交換を勧められる可能性が高く、請求は15万円を超えることになったのだろうと思う。業者さん的にはその方がいいのかもしれないけれど、どこかに商習慣として本質的な間違いがあるのではないか。エコじゃないしね。とにかく私は、できることは最大限自分でやって、手元にあるものたちと長く付き合っていくことを基本にしたい。自分の体も例外ではないかな。メンテしながら長く付き合いたいもんだね、うん。



2022/10/19   Up date

その後当然このトイレを愛用しているのだが、使用中にごくごくわずかに水が漏れている音がする。弁が閉まり切っておらず、貯水槽にわずかに水が供給され続けているようだ。ダイアフラムの据え付けに問題があったのだろうか。数日様子を見たのだが、間欠的に、数日に一度くらいこの現象が繰り返されていて、どうも寒い日にこの現象が目立つようだ。時間も元気もある朝方にもう一度自分の作業を確認した。やはり取り付けの4ミリのボルト、4本あるうちの1本が緩んでいた。ビニルっぽいプラの部品を金物で挟み込む造りになっているので、プラの弾性を利用できるような適切なトルクで締め付ける必要があるのだが、均等に締め付けられておらず、最も力がかかるボルトが多少さびが取り切れていないこともあり、それが潤滑油のような働きをして微妙に緩んでしまったようだ。なるほどそういうことか。ダイアフラムを取り外してすべてのパーツをチェックしたのだが、こいつはただの単純な弁ではなく、ゴムの中心に小さな穴が開いていたりして、水圧を利用したごく繊細な動きで弁としての機能を果たしているようだ。たいしたものだ。機能をわかりやすく説明しているサイトもあるのだが、貼り付けは遠慮しておく。とにかく、さらに調べることで、ダイアフラムの機能と役割をようやく十分に理解できた。パーツの寿命は20年といった情報も目にしたが、当家では残念ながら10数年で寿命となったわけだ。上の方で部品が高すぎると文句を言ったが、撤回する必要がありそうだ。多くのノウハウがつぎ込まれた外見からは理解できないほど洗練されたパーツなので、多少高くても仕方がない、と納得せざるを得なかった。機械ものは構造をよく理解して、適切な道具を使って整備してやれば長く使えるものだ。今回このトイレのことをそこそこ詳しく勉強できたので、今後もメンテしつつ大切に使っていこうと思った。こうなるとクルマもトイレもおなじだな。機械ものはこちらの頑張りに必ず答えてくれるので楽しいな。人間と違って付き合いやすくていい。



オリジナルのダイアフラムはもう捨ててしまったのだが、画像をよく見ると、きちんと掃除すればもうしばらく使えたのかな?という印象。もったいないことをしたけれど、何事も経験、勉強になった。こんど同じことが起こればすぐに直せるのでどんとこいだ。成長した、ということにしてとりあえずこのお話はおしまいです。Washlet全体を入れ替えてもよかったんだけれど、やっぱり今あるものを使える限り使い続けようと考えている。SDGsとかではなく、それが日本人としてのものに対する礼儀というものでしょう、うん。



2023/01/10
ダイアフラム、結構緩むもんなんだな。確認してみると、ボルト4本すべてが緩んでごく少しずつ水が流れてたりしている。けっこうお金を無駄にしているのかもしれない。トルクを強めにかけて壊さない程度に締め直し。これでしばらく様子を見ようと思う。水道代は上がっていないようだが、、、。













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2023/01/09   吊り戸の戸車メンテ [Home Improvement]

2023/01/09   吊り戸の戸車メンテ



拙宅には何枚か吊り戸がしつらえてあるのだが、開閉の頻度が高い吊り戸がギシギシいいだしてかなり気になっていた。それでモリブデン入りのグリスを買ってきて戸車に塗ってみたのだが事態は改善せず、むしろ悪化しているような印象。それで苦労してそいつをすべてふき取ってみたところ、やはり多少はましになった。グリスが埃を巻き込んで、事態を悪化させていたんだろうと思われる。しかし戸車内部のベアリングが仕込んであると思われる部分は入り組んでいて外からはとてもアクセスできない。戸車とレールをすべて取り換えてしまえばいいのだが、拙宅の建具のマニュアルを見ても製造元が今ひとつわからない。文化シャッターが手掛けている製品のようなのだが、品番等が何も書いていないのですぐには手が出せない。それでカスタマーサポートに連絡するより前に建材屋さんのホムペを調べまくってみたところ、シリコンスプレーで何とかなるというではないか?しかしシリコンではおそらく効果が長続きしないだろうし、また、戸車はプラでできているので溶剤で溶けてしまわないかどうかが心配だ。そのあたりをさらに調べてみると、シリコンスプレーで溶剤なしのものが売られているし、複数の建材屋さんがその方法を勧めているようだ。それでだめなら戸車を交換してね、というわけだ。よしこれでやってみよう。

、、、。
、、、。
、、、。

ということで、建材屋さんがお勧めしているクレの製品をAmazonで購入。届くのを待っている間に戸車とレールをしつこくお掃除した。先ほど換気をしながらスプレーを少量使ってみたが、ものすごい効果だ。ごろごろ言っていた戸車がシューっと新築の時のように滑るようになって危ないくらい。よし、ミッション完了。あとはこの効果がどれくらい続いてくれるかなのだが、変化があるようならまたここで報告したい。興味がある人はおそらく全くいないだろうが。次の課題は渋くなった鍵穴なのだが、もう準備万端整っているのでまた報告したい。



2023/01/20   効果は続いており、今のところ次第に改善している様子。滑車が溶けてくるようなこともなく予想を上回る効果である。
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2023/01/25   浮玉レバー [Home Improvement]

2023/01/25   浮玉レバー



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ダイアフラムは適合品を見つけることができて交換した。きっちりとねじで固定してしばらくは完ぺきな動作を楽しむ?ことができて、まあ高かったけれどいいか、と満足していたのだが、またしばらくするとシューーーっという感じで時にわずかな水漏れが。これは頭にくる。ダイアフラムを固定するねじがすこし緩んでいるので締めこんでみると、しばらくはいいがまた同じことの繰り返した。何かが違う、間違っているのだ。それでさらに調べてみると、、、原因が見つかった。ダイアフラムは浮き球の動きで制御されているのだが、浮き球とダイアフラムをつなぐ可動部の一部に浮き球レバーというプラのパーツがあるのだ。こいつをしげしげと観察してみると、なんとダイアフラムを抑える部分にパッキンがついているではないか。ああ、オレはバカだった愚かだった。空気の流れを、、、とかいう高度な制御ではなく、ゴムパッキン2か所とプラで弁を開けたり閉めたりしていただけなのだ。そうかオレは考えすぎだったのか。ダイアフラムは交換済みなので、あとは浮き球レバーを交換すればいいということになるのだろう。品番を調べてみたが、TOTOは意地悪をして教えてくれない。新しいものを買えということだろう。しかし私は一度手に入れたものは壊れるまで使い倒す主義(というか、そうありたいと思う)なのだ。一応メーカーに正式に質問を投げておいて、その間に自分で調べてみた。

ダイアフラムは4本のネジでステンレスの板を介して固定されているのだが、そのネジの頭を避けるような構造の浮き球レバーが必要らしいということまではわかった。HH07025という系列と、HH07026という系列のパーツがあり、HH07026は一応使えるということまでは確認が取れた。ただしパーツの長さというか奥行きというか、一部の寸法がやや異なるようなのだ。実際のパーツのサイズを測定してみると、HH07026は少し短いようだ。実際に使用可能であるという報告はあるのだが、長期の使用を前提とすると一部のパーツに無理がかかりそうなのでできれば避けたい。もう少し調べてみることとする。とりあえずレバー側のパッキンを少しだけ研磨してみたのだが、これで機能は完全に回復した。これでごまかしてもいいのだが、まあ調べ物は結構楽しいので様子を見ながらもう少し頑張ってみようと思う。日本の会社は、自社製品を大切に長く使っていきたいユーザーをもう少し大切にするべきだと思う。お金は喜んで払うから、さ。



2023/01/25
予想通り正式にTOTOはサポートできませんと言ってきた。なので、HH07026Rを購入。うまくいかなければパッキンのみ取り出して使用している例があるので、そうしようと思う。まあだめでも数百円程度のパーツなので良しとしよう。数日で届くとのこと、楽しみにしている。



2023/01/28
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HH07026Rが来た。TOTOの製品なのでさすがに出来がよく、不要なバリなどはないし、細部にも注意が行き届いている。確かにOriginalと比較すると短いのだが、浮き球の位置を調節すれば機能的には全く問題がないようにみえる。タンク内に装着してみたところ、どこにも無理がかかっている雰囲気はないので、長期間の使用にも耐えてくれそうだ。よし、これで修理は完成だ。それで取り外した10年以上酷使した浮き球レバーのゴムパッキンをしげしげと観察してみたところ、なかなかスマホのカメラでは表現できないが、ゴムパッキンの表面があきらかにボコボコになっている。10年のご奉公を反映しているということなのだろう。なるほど、これでは十分に水を止められないわけだ、と深く納得。つまりこのパッキンが摩耗したことがシューシュー音の主要な原因ということになるのだろう、結果的には。まあダイアフラム(外見上問題なし)も交換したので、このパッキンの摩耗で今回のシュー現象を100%説明できるかどうかはわからないが。レトロに考えれば、パッキンだけ取り替えれば、恐らく修理完了とできたのであろうが、DIYなので回り道は仕方がない、プロセスの一部と受け止めて楽しむべきなのだろう。ということで、経験値をゲットすることができた。めでたし、めでたし。

次に問題がでてきた際は、Washletごと交換することを考えている。品番等、こういうことはTOTOが嬉々として教えてくれたので、間違いのない製品が購入できると思う。DIYで交換するつもりだ。結構高いけれど10年以上持つだろうから惜しくはないかな。人生最後の便座になるのかもしれない。

タグ:Washlet
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