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国分寺 三日月庵 → 花旬庵 [日本蕎麦]

11月21日
国分寺 三日月庵 大もり 670円

駅ビルのレストラン街にお蕎麦屋さんを見つけた。なんとなくお蕎麦を食べたくなったので、失礼だがあまり期待せずに入店。お店のつくりはそこそこ。それなりに清潔。まあ駅ビルだし。おそらくアルバイトのウエイトレスさんは、元気があり感じがよい。銘柄不明の安いがなかなか美味しいお酒を呑みながらお蕎麦を。

つなぎが多目の機械打ちのピカピカしたお蕎麦。角が立って見栄えはいい。その薫りから4-6くらいかな、と判断したが、Webで確認したところ、北海道の蕎麦粉を使った3-7蕎麦とのことで納得。山葵は粉、つゆはおそらく出来合いのもの、、、気楽にお蕎麦をたぐった、、、すると結構美味しい。きちんと茹でて、上手にしめ、しっかりと水を切ってあるのだろう。なるほど。気楽なお値段安めのお店で、机や椅子、食器なども結構使い込まれている。高級感とは無縁だ。しかしお蕎麦そのものについては、調理している人が、与えられた限られた材料と調理場で最良の仕事をしようと努力しているようだ。そう感じた。そんなことを考えながら、気分良く食事を終えた。自分も、与えられた場所で最善の努力を尽くそう、などと殊勝なことを考えた。

良い;気楽な店 良心的な値段 最上の材料ではないが調理には最善を尽くそうとしている印象
もっと良くなる;外の景色を生かす工夫ができるとなお良いです

また行く?;Yes
総括;駅ビルのお蕎麦屋さん。ムヅカシイことを言わずに、気楽に寄れば結構幸せになれる。家族連れにも入りやすそう。


11月20某日 大もり 670円
仕事で突然再訪。そしてデフォルトの大盛りを。今度はちょっと水でしめすぎ?なんだかえらく冷たかった、、、、が、やはり美味しく食べた。前回の方が良かったような気もするが、誤差の範囲。まぐれではなく、いつもきちんと調理していることが確認できた。個性的な顔立ちのウェイトレスさんも感じが良かった。やはり気楽に幸せになることができるお店。信頼してよさそうだ。

2013年2月某日
行ってみたらお店が無くなってました。どうして、、、、。ちょっと残念です。



2016年5月3日 花旬庵 ざるそば おおもり 690円

再訪 
リニューアルされており、お店の名前も花旬庵と変更されていた。しかしロケーションやお店のなかの作りなどは全く同じようだ。心身をすり減らすような一日を送り、とてもビールを飲む気にはなれなかった。それで久しぶりに足を運んでみたわけだ。

お店に入る。びっくりすることに、店内には若いオネイサンが数人、和風の服装をしてきびきびと働いている。お店の印象が大きく変わって見えるのは、自分が女に甘いオジサンだからだろうか。多分そうだろう。まあそれはいいことにしよう。店内は新しいだけあって清潔感が保たれている。メニューは私の嫌いなパウチされているのだが、まだべたべたとするようなこともなく、不潔感はない。店内は全体にファミレス風味になっているようだ。客層は年配者と女性が多いので、店内は比較的静かである。ほっとする。

案内されて窓際のテーブルに。お酒をお願いして、いつものようにざるそばのおおもりを追加。新潟のお酒をお願いしたのだが、在庫を切らしている、とオネイサンは何度も謝ってくれた。さらに好印象。ニコニコと別の銘柄に。少し高いのにしてみた。ほどなくすべてが角盆にのせられて同時に供された。お箸と一緒につき出し的に甘辛の梅干しが出されるのだが、お酒を先に出してもらえるとなおよかった。しかしオネイサンの感じが良いので文句はない。

お酒を呑みたいのとお蕎麦を早く食べなければ、という気持ちがごっちゃになってしまい、気もそぞろ、しかし不幸ではない。中途半端な気持ちのままに、お酒をすすりつつお蕎麦を“ジト目”で観察。プラの角盆にせいろ、蕎麦猪口に小皿を乗せて薬味。蕎麦つゆは蕎麦猪口にたっぷり、という私があまり好まないスタイル。まあ、お店の都合もあるわけだし。お蕎麦には残念ながら海苔が乗っている。私はこれが苦手だ。お蕎麦は山のものなので、海のものと混ぜるのは本来あまり望ましくないし、せっかくのお蕎麦のほのかな薫りが飛んでしまうからだ。しかしここはお酒をなめてぐっとがまんだ。文句を言ってもたのしくない。

お蕎麦は中細切りでエッジのたった長―いもの。機械ががんばって打ったお蕎麦ということだ。しかしこれにも文句は全くない。以前にうかがった際も感じたのだが、お蕎麦の品質は最高ではないが十分に上質で調理は適切かつ良心的だからだ。いいタイミングで茹で、十分に水を切り、迅速に客に供されているように私には思われる。誠実なお仕事をされているというか。お蕎麦を供してくれるのは感じのいいオネイサンだし(しつこい)。お蕎麦はやはり二八よりももうすこし小麦粉が勝っているようだが、お蕎麦のかそけき薫りは必要十分に楽しめる。歯ざわりはややぽきぽきとしているが、喉越し、喉をひっかいて胃におちていく感覚はたいへん結構だ。薬味は万能ねぎのような普通の葱のような。軽くさらしてあるが野性味は失っておらず、いいお酒のつまみになる。山葵は生と思われ、これも良心的な品質だ。蕎麦つゆはやや甘め、カツヲと少々の小魚系の出汁、醤油系の味、全体に凝縮感が希薄でややバラバラではあるが、値段を考えると望外の出来だ。だって普通のざるそばは590円だよ。これで本物のゆで汁と思われる蕎麦湯までサービスされる。文句を言っては罰が当たる。お蕎麦と蕎麦つゆのバランスはちょうど良いが、お蕎麦を蕎麦つゆにつける割合を変えても、双方が互いに味を高めあうという掛け算の魔法は起こらなかったようだ。

食器も雰囲気も“ファミレス入っている”けれど、お酒もガラスの品の良い徳利に適度に冷やされて供されるし、他店は若者でごった返している時間帯でさえお店は静かでおちついた雰囲気を楽しめる。私にとっては大変ありがたいお店だ。一日の疲れを短時間で癒し、帰途につきました。ごちそうさまでした。

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