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米鶴 純米生酒 米鶴酒造株式会社 720ml 1080円 [日本酒]

米鶴 純米生酒 米鶴酒造株式会社 720ml 1080円

洋酒をやめ、焼酎をやめ、ビールをやめ、、、。納得のいく年齢相応の大人としての呑み方ができなくなったから仕方がない。しかし日本酒をやめるのは個人的には日本人として人生から降りることを意味するような気がする。だから稀に呑む。一人で呑む。

信頼する地酒屋さんにお任せで選んでもらった。彼が“これはないっすよ”“お買い得っすよ”というので、“そうっすか”と受けてさっそく手に入れた。廉価なお酒なので、正直あまり期待はしていなかった。自宅で封を切ると、ふくよかでさわやかな吟醸香。まるで果物のようだ。本当か?本当なのか?すすって丁寧になめてみると、洗練された舌触り、滑らかな喉越し。生酒なのにコクも十分にあって、しかし主張しすぎることなく快い後味と深い薫りを舌と鼻に残しつつするりと喉をおちていく。呑み飽きない。ついつい盃を重ねてしまう。つまみはいらない。本当だ。しかしあなたが日本酒を呑みなれた人であれば、複雑なピリリと舌を刺す苦みが僅かに舌に残ることを気にするかもしれない。これを好むかどうか、許容できるかどうかでこのお酒の評価が分かれるのではないか。個人的にはこの苦味はものすごくいいと思う。苦みがあるから甘さとさわやかさが引き立つというか。全体の印象は、一番好きだ、ときめている某日本酒(秘密)と似ているように思われる。全体に甘くて、透明で、コクはあるのにさわやかだ。なぜお米からこんな意外な、しかも素晴らしい味わいを作り出せるのか、私の理解をはるかに超えている。実にスバラシイ。淡い山吹色のこのお酒は、今も私の目の前で、涼しげに汗をかいた4合瓶のなかで揺れている、、、。

地酒屋さんの予言通り、私はすぐに4合瓶を飲み干してしまい、何度かリピートしたのちに結局一升瓶を買い込むに至った。やはり日本酒は一升瓶で呑まないと。家に帰るとこのお酒が一升瓶で笑いながら揺れて私を待っている。このお酒は確実にあなたの人生を少しだけ豊かにしてくれます。四合瓶と違って一升瓶の場合、封を切ってから味が少しずつ変化していくのがたまらん。個人的に超お勧めの一本です。来年はどうなるのかな?

この喜びをあなたに。
ただしホロ苦いのOKな人限定です。
これ以上にコスパが高い日本酒はめったにないのではないでしょうか?


また呑む?:Yes 
印象    :山形県で醸されている、超良心的なお酒。地酒屋さんによれば、この蔵はこの銘柄がベストとのこと。しかしこれではあまり儲からないのではないか?引き続き頑張ってほしい。見つけたら即買いをお勧めします。私は3本続けて買ったのちについに一升瓶に手を出しました、、、。

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