SSブログ

2023/02/11   沢木耕太郎 波の音がきえるまで [本]

2023/02/11   沢木耕太郎 波の音がきえるまで


このところずっと、沢木耕太郎の本を読みなおしている。分厚い本を持ち歩いたり、Kindleで手軽に読んだり、いろいろなやり方で楽しんでいるが、いい時代になったものだと思う。最近は 波の音がきえるまで という本を読んでいて、これがけっこうおもしろいのだ。若い時代に最も気に入っていた作家さんだったのだが、年を取るにつれて読み返すことが減っていった。しかし最近全集を読み直してから波長が合うようになり、牛になったように反芻を楽しんでいる。次はなぜか未読だった キャパの十字架 を読みたいのだが、探してみたところもう定価では買えない本になってしまっている。汚れた中古を買うか、定価の数倍のお金を支払ってきれいな本を買うか、だ。ちょっと考えて、沢木耕太郎の本を全部読みたい!という子供っぽい完全主義を捨てて今回は見送ることにした。おそらく写真が載っていて、版権の問題とかがあって再版されないとかKindleで読めないとか、そういうことなのだろう。読者としては寂しいなあ。

波の音がきえるまで、十分楽しませてもらったが、最後の展開はないよなあ。文字数とか時間とかの制限があったのかなあ? 
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ: