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神保町 たかせ [日本蕎麦]

10月 4日
神保町 たかせ せいろ大もり 900円

神保町は馴染みの深い街で、かつてはよく通ったものだ。仕事で久しぶりに訪れ、昼間に時間が余ってしまったので、行ってみたいと思っていた”たかせ”を探してお蕎麦を楽しむことにした。この辺りは大小のビルや学校などが込み入っていて、慣れないとどこを歩いているのかすぐにわからなくなる。小雨の中をうろついて印象的な大谷石の入り口を見つけた。ビルの一階で、中に入ってみると小ぶりのテーブルがメインの店で、奥には小さいが一人客用と思われる大きめの机が。全体にWoodyな雰囲気で、木と漆喰の古民家風。しかし土地柄すべてが小作りで、きちんとしており、全体に清潔。客の回転は速そうだ。

いつものようにせいろの大もりをお願いした。長方形のお店で、どん詰まりが調理場になっているようだ。割と若い男性が二人で、広いとは言えない調理場の中で元気に働いている。見える範囲すべての部分が清潔感を漂わせており、好ましい。しかし木を張った床は、もう少し磨きこんでもいいかもしれない。(そうです私は清潔病です)

まず蕎麦つゆと薬味が、しばらくして四角い塗りのせいろにのった健康そうなお蕎麦が供された。角が立ったやや太めのお蕎麦で、切り口はやや長方形。色は薄めで星が全くない。店内を見回すと、”新蕎麦始めました”と、のぼりが立っている。なるほど。ほのかな繊細なかほり。深みはないが新蕎麦はこんな感じだと思ふ。たぶん。全体にピカピカと光ってとってもきれいだ。口にしてみるとぽきぽきしているわけではなく、むちむちしているわけでもない絶妙のゆで方。冷たい水でよく締めてある。上手だ。当然海苔も乗っていない。こうでなくってはいけない。僅かなつなぎを感じさせる淡白な味だ。なかなかおいしい。

蕎麦つゆは、角の取れた醤油といった印象。鰹の出汁はあまり感じない。昆布系?甘さも弱めで大人っぽいというかお酒に合いそうな味だ。新蕎麦とよく合うが、蕎麦つゆがやや勝っているかも。薬味の葱はかるくさらしてある真っ白なもの、甘みがあってとてもおいしい。山葵は微妙だが粗挽きの生。かなりからいがかほり高く、最近食べたものの中では最良かもしれない。とてもよかった。

冷やした蕎麦茶を気前よくどんどん注いでくれるので、機嫌よく三杯飲み、さらに木でできた急須?にはいった別仕立てではないと思われるさっぱりとした蕎麦湯を全て飲み干して、満足してお店を出た。ごちそうさまでした、とてもおいしかったです。


良い;清潔 隅々まで手がはいっている印象(トイレは未使用) ひたむきに頑張っている感じ えばっていない いかにも神保町的 客筋も良さそう
もっと良くなる;昼時なので回転が速く、ちょっと落ち着かなかったかな? 仕方がないことだが、机と椅子がちょっと小さいかな?ちょっとお値段高めかも。
また行く?;Yes
総括;文化の街、神保町にある小ぶりだがやる気のある、良心的(そう感じた)なお蕎麦屋さん。もう少したくさん食べたい(こればっかり)。新蕎麦でないいつものお蕎麦も食べてみたいと思った。
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