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続々々PC再び [雑文]

続々々PC再び

それでケースがやってきた。ものすごく大きな段ボールに入ったずいぶん大きな重たいPCケースだ。予想を上回るサイズ感だが、いいものの予感。各部を確認してみたところ、思ったほど高級感はないが問題なさそうだ。店頭に飾ってあったものよりも多少加工精度が向上しているように思われた。気に入った。値段を考えると確かにWeb上で評価されているように、望外の出来だ。しかし(これを書いている)現時点でも純国産のケースに女々しくこだわっていたりもする。

それで安物ケースから“内臓”を新しいケースに移すことにした。SSD、HD、光学ドライブ、CPU、メモリ、それから電源などを移植するわけなのだが、マザボのことを忘れてはいけない。私の現在使用しているCPUは、世代が少し古いLGA1550 というソケットに対応して作られているため、LGA1550 ソケットをもつマザボ ‐当然ASUSのものを選ばなくてはならない‐ のだが、そんな古いものはいうまでもなく、秋葉などの店頭で見つけることは難しい、、、のだが、Web経由で2014年にリリースされたチップセットH97を乗せたものを手に入れることができた。当然新品だ。Z97が乗ったものがより望ましいと思われたのだが、ふざけた値段がついていたのでH97で妥協することにした。遊びに使うわけではないので、これでいいのだ。一番大事なのは安定していることだ。

新しいケースに、まずは重量のある、しかし見栄えの良い電源を装着、こいつはかっこいいので、ケースにのぞき窓をつけておけばよかったと後悔。その後マザボにCPU、CPUクーラー、メモリ等をホイホイと装着、そうしてからケースにマザボを装着したのだが、このケースは様々なマザボを呑みこむことができるようにねじ穴の位置などがいろいろと考えてられていてなかなか良い。しかも電源などの太めのケーブルは、今はやりらしいマザボの裏側に確保されているスペースに這わせてから配線。おお、これはかっこいい。確かに熱を持つパーツ付近の冷却効率は上がりそうだ。さらに光学ドライブを装着して、SSD、HDと続く。こいつらすべてをSATAと電源ケーブルでプチプチとつなぎあわせればアセンブルはとりあえず完成だ。私がPCの世界を離れている間にSATAの規格が変わったらしく、接続ケーブルは、オーディオの配線並みに簡単になっている(こんなこと言うと怒るオーディオ人がいそうだけれど、というか間違いなくいるだろうけれど)。プスプスッと一発でSSDやHDとマザボがつながってしまうのだ。SSDをマザボに装着するために、なんだか初めて見るm.2とかいうどえらく転送速度の速い規格でつながるSSDが売っているらしい。私が手に入れたマザボにもこのインターフェイスがついている。見かけはあまり完成度の高さを感じさせないような感じのハードだ。こいつを使うと転送速度がめちゃめちゃ速く、OSなとはアッというまに立ち上がるようなのだが、今回は見送りだ。そういう“お遊び”はまたの機会にしよう。あと、PCIeを介してもSSDをつなげられるの?ものすごく速いの?おお、世界は自分が知らない間に進歩しているのね。オジサンびっくりしたよ。でもPCは道具に過ぎないのだから、そんなに早くして何をするんだろう。ゲームっていうのはちょっとカンベンしてほしいよね。まあ、PCを進歩させているのはアダルトなゲームだというハナシはたしかに信憑性が高いけれども。何はともあれ、m.2を使うのは今後の楽しみにしようと思う。いまのところ普通のSSDで十分だ。そうだ、グラボを装着するのを忘れていた。こいつもやっぱり信頼のASUSの、白くってかっこいい、静かなファンが二つついたやすをプスッとマザボに装着して完成だ。このグラボは予備電源をつながなくってもそこそこの性能が出る奴を選んだのでアセンブルは超簡単だ。いいぞいいぞ。

あとはケースから出ている電源とかリセットとかもろもろの配線をマザボの当該箇所にどんどん配線し、当然マザボ用のスピーカーも取り付けた。このあたりは昔ながらのやりかたと何も変わっていないようだ。ファンやCPUファンなども忘れずにマザボに配線し、あっという間に新しいCPUに内臓が移植できた。空気がうまく流れるように、マザボの上に這いまわる配線は極力排除し、最小限残ってしまった配線も、きちんとまとめたのは言うまでもない。

あたらしいPCに通電するのはいつだってエキサイティングだ。電源をいれると、、、ものすごく大きな元気な、しかもピッチが高い音で“ピッ”というBeep。おお、これが本来の音なのだろう、多分。やはりスピーカーを動かすための電源も、古いシステムではいまいち制御できていなかったのかもしれない。ブーンという低く静かなファンの音とともに画面が立ち上がった。あとはベンチにかけて安定していることが確認できれば、自宅のPCが完成、ということになる。

このケースに付属する真っ白い静音ファンは、かなりいい感じ。回転数は低くても結構風量があるし、静かだし。HDはゴムを介してトレーにマウントするようになっているため、トレーごと共振することがなければこちらもかなり静かだ。これでパッと見だけはそこそこ大人っぽい、中身は質実剛健で全く派手さのない、私好みの渋くて静かなPCが完成した。やはりPCは自分で組むに限る。ハードの隅々までわかっていれば、何が起こったってすぐに対応できるもの。

お気に入りのHHKBとロジクールのトラックボールを使って、今日も自宅で仕事にいそしむ私であった。おそまつ。

タグ:故障 PC
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