SSブログ

下総中山 更月 [日本蕎麦]

9月22日
下総中山 更月 せいろ3枚 900円

下総中山は古くからのお付き合いの人たちが住んだり働いたりしている街で、折々に訪れる。駅から法華経寺に向かう参道が駅から北に延びている、お寺を中心に発展した街なのだろう、と勝手に理解している。たまたま時間があったので、前から気になっていた、駅からほど近い、構えの大きな、おそらく老舗と思われるお蕎麦屋さんに入ってみた。

店内に入ってみると、奥行きが深く天井が高い。小上がりもあるし、テーブルもたくさん。席に着くと、感じのいいお姉さんがよく冷えたお水を。ご家族で経営しておられるようだ。大盛りをお願いしてみたが、”三枚でよろしいですか?”とのことなので、それをお願いした。普通のせいろそばは2枚、大盛りは3枚、ということらしい。

お店の中はそれなりに清潔で、常連らしきお年寄りがちらほら。混雑しているようなことは無く、タバコを吸う人もおらず、のんびりと出来た。疲れていたのでありがたかった。

綺麗に塗られたお盆に、使い込んだざるが3枚、それから白い涼しげな猪口と葱&山葵のお皿を乗せて手際よく供された。お蕎麦は”星”が全く見られない、比較的白っぽいもの。細打ちで角が立ち、やや長め。機械打ちでつなぎ多めと思われたが、くんくんすればきちんとほのかなお蕎麦のかほりを楽しむことが出来る。更科系?でもちょっと違うか(今度更科の本店に行ってみるつもりだ)。茹で加減もしめ加減もなかなかいい。一枚目、二枚目、三枚目、と食べ進むが、三枚目になるとお蕎麦が少々くっついてしまう感じ。葱は軽くさらした真っ白な輪切り、山葵は白っぽい粉。指でお皿になすりつけるよくあるスタイル。なかなか上品なかほり、悪くない。蕎麦つゆは薄め。コクがやや足りない印象だが、カツオの良いかほりは十分。甘みは少ないが、ザラメを思わせるほのかな甘さが絶妙。醤油ではなく塩を思わせるようなからさ。やや洗練の度合いが足りないきらいがあるが、お蕎麦とのバランスはよいのではないか(偉そうにすみません)。お蕎麦それ自体も、つなぎっぽさは感じさせるものの、蕎麦つゆにつけなくとも十分そのまま楽しめるレベルと感じた。

おねいさんが蕎麦湯をたーくさん持ってきてくれた。底のほうにたまっている”どろり”をのむのが楽しみなので、結局全部のみほすこととなり、ちょっとおなかががぼがぼになりました。とっても満足しました。

Webで検索してみた。創業は昭和5年でそれほど古いお店ではないようだ。また、御前粉と挽きぐるみのブレンドで、かほりをかもしだしつつのど越しもよいお蕎麦を狙っているそうだ。ナルホド。

良い;おそらく地元の有名店 それらしい雰囲気が醸し出されている なかなかおいしい 雰囲気もいい 
もっと良くなる;場所柄を考えると、ちょっと高いかな?
また行く?;Yes
総括;上品なお蕎麦をのんびりと楽しめる お参りに来る人たちの格好の休息場所になっているものと思われるお蕎麦屋さん お参りの帰りに是非

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0