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本八幡 長寿庵 おおもり [日本蕎麦]

4月 19日
本八幡 長寿庵 おおもり 650円
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用事があって御茶ノ水に、、、、お茶の水は大好きな街だ。学生街ではあるが、きちんとおじさん向きの場所もある。少し足を延ばせば神田も神保町の目の前だ。本郷だって遠くない。街をそぞろ歩いて春風を楽しんだ。思いのほか用事を手早く済ませることが出来たため、お蕎麦屋さんに足を運ぶことにした。

しばらくぶりに神田藪蕎麦に足を延ばす。ここは不幸にして火事を出してしまい、貴重な木造のお店が燃えてしまったと聞いていた。しかし自分の目で確かめるまでは信じられない、、、信じたくない、、、、。それで足を運んでみたというわけだ。結果は、、、




















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悲しい光景を目にしてしまった。あの懐かしい提灯のようなお店の看板?を目にすることは出来なかった。失われた時間は戻ってこない、、、が、新しくなる藪蕎麦を楽しみにしたい。何事も前向きに考えたいものだ。

そこでひいきにしている松屋に足を運んだが、数十人の善男善女が楽しそうに列をなしている、、、、まいった。松屋のためには良いことだが、私はお蕎麦を並んで食べるのは嫌だ。あきらめて、これまた用がある市川へ足を運ぶ。暫く封印していた”ウズマサ”のつけ蕎麦も大きな目的だ。そそくさと足を運んだが、、、むむ、準備中の札が。今日はよほどついていないとみえる。雑用はこれまた速やかに終了。仕事だけしていればいいってことか?

そのまま少し足を延ばし、以前車で通りがかって気になっていた長寿庵に憩いを求めた。幸いにしてお店は開いており、店内も空いている。新築で、一階が店舗、上が住居といった、私が好きなお店の形態だ。のんびりと余裕を持った商売しているお店が多いような気がするので、気に入る確率が高いのだ。早速席についてメニューを開いた。新築で机も椅子も新しく気持ちが良い。しかし机の上がやや汚れており、メニューはべとべとしている、、、個人的にちょっとお尻がむずむず。しかし常識的に考えて全く問題がないレベルだ。私は病気なのだ。めげずに早速”おおもり”をお願いした。なんと650円というお値段。喜ぶべきか失望するべきか。ともかく楽しく待たせていただいた。

ほどなく、無口な男性(親子でやっておられるようで、息子さんが接客担当らしい)がお蕎麦をサーブ。お盆の上に、竹ざるにこんもりと乗った細身のお蕎麦、薬味、蕎麦猪口 on the 蕎麦つゆ徳利。驚くなかれ水ようかんがサービスだ!さらに蕎麦湯も一緒に供された。

お葱は良質のさらし葱が適量、山葵はからさを抑えた粉物を指で小皿になすりつけるスタイル。味もかほりもほどよい。ちょっと量が多すぎるかも。蕎麦つゆは徳利にたっぷりと。かほりはカツヲが強く薫り、醤油感はやや後退している。大変バランスが良い味付けで、全体に薄味にふってある。なんというか、100人のうち95人以上が喜ぶような蕎麦つゆだ。マニアックではないが文句がでることは稀だろう。業者から仕入れたものを、そのまま供しているのかな?と判断。手作り感は希薄だが、おいしいのだから文句はない。そして肝心のお蕎麦だ。細ーくて長ーい、角がピキピキに立ったお蕎麦。人間業ではこんな風にはできないので、明らかに機械打ちだ。星は皆無。2-8よりもう少し蕎麦粉の割合が少ない配合と感じた。調理は適切で、上手に茹でて、〆て、水を切ってある。良心的なお蕎麦で、蕎麦つゆなしでも楽しめるレベル。しかし蕎麦つゆがあったほうがよい。

長ーいお蕎麦をちょっと苦労しながらはもはもと味わい、かなり満足して食事を終えた。大変良心的なお蕎麦屋さんでした、ご馳走様でした。心豊かに帰宅の途に就くことが出来た。

良い;地域密着型の親しみやすいお蕎麦屋さん。出前もやっておられるのかも。バランスの良いお蕎麦と蕎麦つゆ。コストパフォーマンスはなかなか高い。久保田など、良心的な日本酒も置いてある。
もっとよくなる;手打ちもお出しになったらいかがでしょうか?お出来になりそうと感じました。灰皿が置いてありましたが、何とか禁煙にお願いできないでしょうか?個人的な好みにすぎませんが。
また行く?;Yes
総括;地域密着型の気楽に通えるお蕎麦屋さん。最高の材料、というわけではないが、上手に調理して良い状態でお蕎麦を供してくれている。値段を考えると望外の出来。駅から近いともっといいのですが。
タグ:日本蕎麦
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