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芝大門 更科布屋本店 大もり 730円 [日本蕎麦]

芝大門 更科布屋本店 大もり 730円

芝大門に所用があってそこらを徘徊していたら、こんなところに更科布屋があるではないか?ニコニコして早速お店に足を運んだ。お店の角に、何やらいわくありげな石碑?のようなものが立っている。調べてみると創業220年の歴史ある老舗だというではないか。ついつい期待してしまう。突入してみると、店内は何の変哲もないお蕎麦屋さんで、地味でもなければ派手でもない。客層の年齢がものすごく高いことが気になったくらいだ。例によって大盛りをお願いすると、ほどなくしてお蕎麦が供された。四角い盆にのった蒸篭、小皿に乗ったさらし葱とおそらく粉山葵。蕎麦つゆは徳利で。このスタイルは好きだ。蕎麦つゆは血圧に、、、これはもういいか。大盛りゆえなのか蒸篭のお蕎麦は二つの“山“に分けられており、気が利いているというかなんというか。とりあえず食べやすいことは間違いない。

お蕎麦は真っ白ではなく蕎麦肌がむっちりとした薄いあずき色。中細でエッジがやや丸く、長さとお蕎麦の幅の揃い方から判断して機械切りだろう。お鼻をピッタリ、クンクンしてみると、きちんとお蕎麦の薫りがする。よしよし。しかし二八のつなぎの小麦粉?と思われる薫りがかなり目立ち、お蕎麦のかそけき薫りをややスポイルしている印象。蕎麦つゆは、、、と。少量すすってみると、醤油と味醂系の甘さがカツヲ系の出汁より勝ってしまっており、ややバラバラな印象だ。全体に江戸前に準ずる濃さ。それなりに強さをもったお蕎麦なので、半分くらい蕎麦つゆにくぐらせるのがよさそうだ。

ややばらつきもあるが年月に磨かれて完成されたお蕎麦なのだろう。説得力があり、なんだかありがたい気持ちになってつるつるとすぐに手繰り終えてしまった。茹で湯そのものと思われる蕎麦湯をいつも通り3杯楽しんでから、お店を後にした。老舗というよりはビジネス街のお蕎麦屋さん然とした雰囲気であり、入れ代わり立ち代わりお客さんが入ってきてにぎやかであった。おそらく平日の夜は、オジサンたちの天国になるのだろう。お店は古いのだが、ありがたいことにトイレはそれなりに清潔さを保っていた。私が目にした範囲では、店員さんが全て男性であり、全体に独特の雰囲気を漂わせていた。場所柄と歴史的背景を考えると、ごく良心的な値付けになっており、ちょっとうれしかった。本日の報告はこれくらいで、、、。

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