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2022/07/17   5F1   本日のメニュー [音楽]

2022/07/17   5F1   本日のメニュー



Before.jpg












一段目の増幅回路、12AX7の3番ピン、カソードのバイパスコンコンデンサを抜いて、音の変化を確かめることが本日のテーマだ。信頼できそうな海外のサイトを用いて計算してみると、unloaded voltage gain が約半分に落ちるようだ。初段のGainが落ちるということがその後の回路にどういう影響を及ぼして、実際に弾き心地や音に最終的にどういった変化をもたらすのか、ということを検証したい。

自分としては、初段でのゲインが落ちるので、同じ大きさの音を出すのであればその後の回路で頑張る必要があるため、低音量高音質を目指す自宅での使用には望ましい方向に行くのではないかと期待している。ただし、真空管独特の、ピッキングに応えてくれるような”あの感じ”が減ってしまうことを心配している。



After.jpg












朝方早い時間に、小さなちいさなパスコンを抜いて回路を作り直した。準備に5分、作業は1分だ。それでいつものように、8インチの小さなSpeakerにつないで音を出してみた。結構長時間日知てみたのだが、このほうが自室内では使いやすい。おとがより生っぽい感じになるためだ。ノイズも全体的に減っているような気がする。ただし、上記した例の”あの感じ”はすこし減ってしまったような雰囲気で、これは残念。真空管アンプって、こちらのピッキングに応じて、なんていうかゴムっぽい感じで反応してくれるような感じがするのだが、そういったPersonalな感じ、アンプとのCommunitation的な感じが少し減ってしまったようだ。

で、結局どうするかというと、パスコンは抜くことにした。今日はInputを一系統の単純な造りにすることも検討課題だったのだが、このあたりで力尽きたので、終わりにしようと思う。結局Leoがひいた図面通りのアンプになってしまった。これでいいのだろう、多分。Leoはやっぱり天才的な人だったんだ。彼の作った作品に手を加えれば加えるほど楽器としての質が落ちてしまい、いわゆる普遍性が失われてしまう。5F1は自宅で使うならおそらくベストな回路なのだろう、うん。今後私にできることは、パーツの選択とか、真空管配置なとか、配線の最適化などのごくごくアナログ的な部分であるので、そのあたりはレイアウトを実際に書いてみたりして、楽しみながらつめていきたいと思う。内臓も眺めて楽しいようなアンプにしたいな。


タグ:5F1
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