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稲田本店 稲田姫 [日本酒]

6月28日
稲田本店 稲田姫(本醸造)一合 420円(お店で)

 蔵元のアンテナショップには、よい店が多いと思う。ある先輩に紹介されて、鳥取の蔵元である稲田本店が経営していると思われる、都内の稲田屋の支店数店を訪れた。いずれも悪くない。はずれはないと思うが、お気に入りは某支店だ。(これ以上混んでしまうと困るので書かない)このお店には大変お世話になり、仕事の帰りに頻繁に立ち寄らせて頂き、一人カウンターでその日の出来事を思い出したり反省したり泣いたり怒ったりして、おいしいお酒とおつまみがある、有意義な時間を過ごさせて頂いたものだ。魚料理や蕎麦も値段のわりになかなかで、混んでいる割にはそこそこの清潔感もあって、ずいぶんと愛用させて頂いた。おじさんの一人呑みには最高だ。放っておいてくれるし。一人でさみしいと感じたことはない。一度もない。その後事情があり、しばらくお店から足が遠のいていた。菓子折りでも持っていくべきなのに、我ながら恩知らずだと思う。反省している。

 久しぶりに某支店の近くに足を運ぶ機会があったので、迷いながら再訪。食事の後、まだ昼過ぎであったのだが、お酒も出していただけるということで、一番安い稲田姫(本醸造)をお願いした。いつも呑んでいたものより、安いやつだ。しかし、いつものかほり、のど越し、かるいアルコール嗅。雑味がないわけではないが、全体にさわやかだ。素直においしいと思う。ガラスの徳利とお猪口も、高級ではないが相変わらずいい味を出している。大好きだ。懐かしい、というべきか。確かに私の人生の一時期を支えてくれたお店であり、お店のスタッフの方たちであり、お酒だなあと思った。やっぱりお酒はそれ自体もいうまでもなく大切だが、呑む場所も、一緒に呑む人たちも大切なんだなあ、と再確認した。


稲田姫(本醸造)また呑む?:Yes
印象    :鳥取のお酒。やや洗練が足りないと思わないでもないが、全体にさわやか。ほどほどのかほりとこく。呑み飽きない。私の体の一部はこのお酒でできている。嫌いようがない。この店の料理もコスパが高い。魚料理と蕎麦がおすすめ。難しい理屈をこねなければ、どれを頼んでも美味しい、楽しい。このお酒はかって飲んだりせず、某支店に足を運んで、楽しませていただこうと思う。


タグ:日本酒
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