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日本橋 吉田 ざる大もり 810円 [日本蕎麦]

2016年6月 日本橋 吉田 ざる大もり 810円
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日本橋をてくてくと歩いていると、よさそうなお蕎麦屋さんが。ここはお江戸日本橋だ、悪かろう筈がない、と、ちょっと迷った末に入ってみた。神田に行くつもりだったのだが、日本橋というのも面白そうだ。ここにしてみよう。

中央通り沿いの自社ビル的な建物の1-2階で、お蕎麦屋さんを営んでおられる。カラリとあく和風の自動ドアは、なかなかいい雰囲気だ。それでいつものざる大もりをお願いした。一緒にお願いしたのはやはり冷の日本酒、例によっておつまみはなしだ。ちょっそ寂しいが決めたことなので仕方がない。

ほどなく蕎麦猪口の上に使い込まれた小皿、やや多めのさらし葱に生と思われる山葵が少量。おそらく繁盛しているお店なのだろう。そりゃそうだ、三越の向いにあるお蕎麦屋さんなのだ。まあそれはいい。蕎麦つゆは、神田から徒歩圏内ということで、やはり江戸前のしつらえ。私が基準にしているまつやよりも神田藪に似ているか?藪のものをすこしカツヲ系の出汁で伸ばして醤油の酵母っぽさを利かせた感じ。甘さをあまり感じさせない、なかなかいい蕎麦つゆだ。お隣にカツヲ節やさんがあるので期待したのだが、それを裏切らないしっかりとした蕎麦つゆだ。白鹿をすすりながらお蕎麦を待つ。すると小ぶりの角盆に割り箸とともに使い込まれたせいろが乗せられ、お待ちかねのお蕎麦が供された。海苔は当然だがなし、盛りの量はそこそこだ。ややエッジの丸い二八、もしくは三七くらいと思われる、見た目はつなぎが目立つお蕎麦。お蕎麦は比較的長いが、中細でやや幅が広く、お蕎麦の幅がややそろわない。星はほとんど舞っていない。機械が活躍しているのかな?少量手繰ってみると、つなぎの薫りとともにきちんとお蕎麦の薫りが楽しめる。しかし栗のような穀物のかぐわしさを思わせる濃厚さはない。表面はややざらりとしているが、むっちり感があって歯触りとのど越しは良好。蕎麦つゆとの相性はとてもいい。お蕎麦を蕎麦つゆに半分弱ほどくぐらせて、おいしくいただいた。

別仕立てと思われる湯桶に入った蕎麦湯も、完ぺきなタイミングで供され、私の蕎麦時間はまったりと過ぎていったのだった。ごちそうさまでした。

良い; 東京のど真ん中、一等地にある、気楽に入れるお蕎麦やさん。値段もロケーションを考えれば良心的かも。夜間は蕎麦好き酒好きののオヤジたちでものすごく繁盛しているのではないか?
もっと良くなる;ちょっと猫っぽい匂いがすることと、おかみさんの芸術的なマニキュアが、、、、。ともあれ、最高のロケーションにあるお蕎麦屋さんだ。文句言って済みません。我が心のオアシスであるすべてのお蕎麦屋さんに頑張ってほしいのです、、、。
また行く?;Probably
総評;日本橋の大通り沿いにある、由緒ありげなお蕎麦やさん。気楽に入って一杯やりながらお蕎麦を楽しみたい。

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