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徒然F30 12-2 二つの個体の比較 –コーティング- [クルマ]

徒然F30 12-2 新旧二つの個体の比較 –コーティング-

短期間に同じモデルをじっくりと乗り比べながら比較する機会などめったになるものではないので、思いつくままにいろいろと感想を書き連ねてみようと思う。初めにはっきりと書いておきたいのだが、F30は完成度の高いクルマで、馴染むにつれて私の愛情は深まっている。私の選択は間違っていなかったのだ。さて。

私が初めて手にしたF30は、ディーラーのサービスメニュー、というか、お仕着せ仕様でボディ全体にコーティングを施してあり、フロントウインドウにも雨粒が吹き飛んでいくような仕掛け、つまり撥水のためのコーティングがしてあった。

ボディは黒のメタリックなのだが、最初のクルマを手に入れてすぐ、どうも塗装の輝き気に入らないな、と思った。コーティングはきちんとされているのだが、指先と見た目の印象で判断するとかなりペタペタと厚塗りされており、そのあときちんと研磨されていないように見えたからだ。結果として新車なのに塗装はぴかぴかと輝いておらず、もちろん汚いというわけではないが、厚さが均一でないビニールを乗せたような印象をうけ、私の気持ちに添わなかった。また、フロントウインドのコーティングは、もちろんディーラーとして良かれと思ってやってくれているのだとは思うが、以前に書いた通り、ワイパーの働きをむしろスポイルしてしまっており、何のためのコーティングかわからない。こちらもやっぱり納得がいかなかった。我ながらうるさい奴だとは思うのだが、どうして余計な施工をして本来の機能をスポイルしてしまうのか?という感想を禁じ得ない。自分的には視界を悪くしてしまう、色の濃いフィルムをウインドウに張ることも同様だ。だってクルマは走るためのものであり、全てのパーツは各々走るための機能を持っているのだ。だから機能を最大限に発揮させるような整備が良い整備だと思うのだがどうだろうか。フィルムを貼るのではなく、視界を少しでも広く明るくするために、ピカピカにするのがいい整備なのではないだろうか。事故を起こす確率も減るだろうし。

新しい個体は、ボディの数か所にコンパウンドがふき取り切れておらず残されているものの、ボディコーティングは全体にきっちりと磨きこまれており、全体がつやつやピカピカだ。とろりとした艶を放っているということは、きめの細かい仕上げがしてあるということだろう。ウインドについても同様で、かつての個体と比べると透明感と平面度が違う。これはディーラーでの施工なので、工場におけるクルマの組み込みの差ではなく、ディーラーの心意気の差なのだろう。思うに新車のコーティングというのは、距離を重ねて塗装が痛んだ車と比べて簡単なのではないかと思うのだがどうだろうか。

ついでにホイールのコーティングもサービスメニューでやっていただいているのだが、今回のクルマはこれも完璧に施工してあり、工場から出てきたばかりのような風情を漂わせていてスバラシイ。ともあれ、やっぱりつるつるピカピカで、とろりとした艶をたたえたクルマを保有するのは楽しいものだ。この美しさをしばらく楽しみたいと思う。続く。

P.S.: 最近、豪雨の中を走る機会があったのだが、今度もまた、ワイパーが派手にフロントウインド上で踊りまくり、走るのが危険なレベルとなっていて閉口した。ワイパーブレードの動きがコーティングに邪魔されているという、前回のクルマと同じ問題の繰り返しだ。ディーラーに持っていっても状態が良くなるかどうかわからない。しばらくこのまま様子を見てみようとあきらめた。撥水コーティングが古くなればワイパーと馴染むのかもしれないし。あーあ。ディーラーを今一つ信頼できない状態が続くのはつらいな。何とかならないかな。また信頼できるメカニックの人を探して旅に出るしかないのかなあ。ちょっと憂鬱だ。だってFD2の時は、5か所ディーラーを探し回ってやっとまともに話ができる人を見つけたんだよ。彼には迷惑をかけたのか、一緒にオタッキーな話ができて喜んでくれたのかわらないけれど。また彼に整備をお願いするわけにもいかないし、そう簡単に彼のような人に会えるとは思えない。少なくともいま暫くは、現在お世話になっているディーラーに全てお任せしようと決めている。よろしくお願いしたいものだ。

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