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2022/5/24   Heritage H575 Custom [音楽]

2022/5/24   Heritage H575 Custom



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私の宝石のような楽器、Heritageはいつだって私の目と耳を楽しませてくれるのだが、必ずしもいつも機嫌がいいわけではない。今日だってそうだ。ブリッジをGotohの金属製のものに交換してから、現代的な分離が良くなった音を楽しんでいたのだが、なんだがボディなりがおおきくなったためなのか、いろいろなノイズが気になるようになってきた。弦高を上げたり下げたり、フェルトをはさんだりボディを叩いてみたり、いろいろやってみたのだがついに我慢ができなくなってしまった。もとの木製のブリッジに戻すしかない。そうしよう。すると3つほどKeepしてあるブリッジがどこかにしまいこまれていてみつからない、ああいらいらする。それでも部屋中を探し回って懐かしいブリッジを探しだし、とりえあず悪かったと謝って撫でさすった。しかし金属ブリッジを試してみたことは悪くなかったと思いたい。木部にスタッドがわずかに斜めに挿入されているオリジナルのブリッジの、弦が直接接触するパーツは一部がすり減ってしまったため、今はローズではなくエボニー製のものに取り換えてある。弦の間隔やわずかのずれなど、時間をかけてすべて完全にオリジナルのローズ製のパーツをフルコピーした。ローズよりも固いエボニーにかえてみたわけだが、基本的な音は変わらなかったことを驚きとともによく覚えている。

そのなつかしい木製ブリッジをもとにもどし、弦を張る。無駄な雑音が省かれた、耳慣れた渋い音に戻って安心だ。これなら大丈夫、ずっと弾いていられそうだ。いつもどおりのセッティングをしてみると、つまりE弦二本のオクターブを合わせるということなのだが、そうやって合わせると、ほとんどの弦は許容範囲内なのだが、G弦のオクターブだけがどうしても大きくずれてしまう。弾いていると気持ちが悪い。こういった楽器に細いラウンドワウンドを張ろうとしている私が悪いのだが、そうする必要があるのだから仕方がない。いろいろ考え、試行錯誤をして、G弦とB弦の狂いの大きさを同じくらいにするよう設定して、とりあえずOKとした。ハイポジで和音を弾くと若干の違和感を感じるが、まあTeleだって同じようなものだ。これを受け入れることとした。一歩前進ということになるだろうか。この楽器と正面からしばらくじっくりと向き合っていくつもりだ。せっかくいい楽器、道具を持っているのだから使い倒そうということだ。2003年生まれのこの楽器、もうすこしで20歳になるのだ、その事実に改めてびっくりした。

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