SSブログ

2022/10/22   No alcohol day 3 [日本酒]

2022/10/22   No alcohol day 3



所用があって出かけたのだが、外出中に飲酒欲求が亢進してコンビニに飛び込んだ。吞もうというのではない。ノンアルを飲んでおなかをガボガボにして“発作”をしのごうという作戦だ。笑いたい人は笑ってくれ。しかし何度大きな冷蔵庫を見てもノンアルがない。何度も見ていると、、、おお、気が付くと目の前はビール、ビール、ビール、酎ハイ、カクテル、等々。色とりどりのうまそうなお酒が並んでいるではないか。断酒中の私にとっては非常にやばい状況だ。マジでやばい。ウルトラマンじゃないけれど、この状態で3分持ちこたえる自信は全くない。やや涙目になりながら冷蔵庫から逃げ、総菜の棚を通りがかりながらちら見すると、なんと端っこの方に、しかも350mlの小さなちいさな缶が並んでいるではないか。待望のノンアルだ。しかもこんなに虐げられた場所に隠すように置かれている。売りたくないのか?しかし酎ハイよりも高くじゃないか?とにかく思考を停止して、アサヒとキリンのものを奪うように数本つかみ、周りを見ないようにしてレジに走り込み、小銭を叩きつけるようにしてそいつらを買って、いそいでコンビニを出ると一気に一本飲みほした。完全にアル中の行動だ。でもちょっと落ち着いたかな。よし。今回は飲まずに済んだし、これならまともなことが考えられそうだ。しかしキリンのものの方がおいしいな。アサヒは今回に限っては敗北しているぞ。そうこうしているうちに、ノンアルでおなかをチャプチャプといっぱいにして、やばい“発作”を切り抜けた今日の私なのだった。これから拙宅にもどり、音楽に没入して夜までやり過ごそうか。

私は自作の真空管アンプをつかって楽器の練習をすることを好む。つまりあまり加工されていな楽器そのものの音を、できるだけ回路が単純なシンプルかつ良質なアンプを通して弾き、聴きたいのだ。今手元にあるアンプは30年前に買ったアンプのガワにいわゆる5F1の内臓を組みなおしたものなのだが、練習用のアンプとしてはたいへん結構だ。おそらくこれ以上はないのではないか。こいつをアンプスタンドに乗せて角度をつけ、自分の方に向けて、真空管アンプらしい音をじっくりと楽しみながら練習にいそしんでいる。実はこのところ大変忙しく、音楽に時間を使う暇がないとは言わないが、練習用のアンプでさえ火を入れることが全くできなかった。街中なので夜中にアンプ鳴らすわけにもいかないしね。それで今日は久しぶりに通電して、意気込んで練習を始めたのだが、なんだかアンプが微妙に“ごそごそ”いうじゃないか。真空管、5F1の場合は整流管をいれて全部でたった3本の真空管で回路が成立しているのだが、すべてを順番に入れ替えても“ごそごそ”が消えない。音自体はいつも通り、ツヤと張りのあるうっとりとするような美音なのだが、“ごそごそ”のために練習を全く楽しめない。むしろ苦行になってきた。仕方がないので一時はあきらめていたYamahaのデスクトップアンプを引っ張り出してきて、入れ替えてみることにした。しかしこいつは私には扱いにくく、BlueToothでスマホとつないで細かい設定をする必要があるのだ。ネットにもつなげながらデータをダウンロードして使う感じ?いわゆるモデリングアンプといっていいような商品なのだろうと思われる。そいつをなんか盆栽みたいに小さくまとめた感じ。かつて、真空管アンプのメンテをする時間がなかなかとれないため、評判のいい、真空管アンプにかなり似た美音をかなでるというこいつを買ってみたのだが、残念ながら気に入らなかったので今まで放置していたのだ。音の“幅”のようなものが狭い印象をうけ、なんだかどうにも弾いていて息苦しいのだ。リラックスできない。真空管アンプで言うヘッドルームが狭いというのとは少し違う印象だ。しかし今日のところは仕方がない。火を入れてみると、アンプのBIOSのようなものがUpdateされていってきたので早速そいつをDLして書き換えて、スマホやPCとつないでいろいろやってみた。早く音楽に浸りたいのだが、音が気に入らなれば楽器を弾く意味がないから頑張るしかない。それで、Speakerの設定を”スルー”にしたところ、出音がおそらく”素”の音に近い素直で軽い感じになってきて、上に書いた音の”幅”がややひろがってようやく息ができる感じの音になった。ほかにもいろいろやってみて、音を加工するための演算?のようなものをできるだけ少なくするよう工夫して、楽器と音との距離を可能な限り近くすれば、つまり電気的な加工をできるだけ少なくすれば、出てくる”素”の音の良し悪しは別として、私の好みに近づくようだ。これでなんとか使い物になるかな。売り飛ばさなくって良かった。まあこれはこれでいいか。

以前しまい込んでしまったときは、私の使い方が悪かったのだろう。しかしそうであっても、真空管アンプの自分の指使いに寄り添ってくれるような何とも言えない感覚は、天下のヤマハ製の洗練されたアンプであっても、残念ながら再現されていないような気がする。なのでやっぱりこいつより真空管アンプの方が好きかな。人生短いんだから、練習だっていい音で弾きたいよね。デジタルはアナログに限りなく近づくことは可能だけれど、感覚的な違和感はなかなか消えないということなんだろうか。ともあれ、今日は調子を取り戻したYamahaのアンプで、嫌になるほど練習に集中した私なのだった。飲まないためには私の場合こうするしかない。もう今日は指がボロボロだな、明日はどうしようか、ドライブにでも行こうかな?

タグ:断酒
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。