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新大阪 美々卯  [日本蕎麦]

2月2日
新大阪 美々卯 あいのり 1450円

新大阪で食事をする必要に迫られた。疲れているのにのんびりできそうなところをなかなか見つけられない。多少高くてもいいのに、、、ホテルのレストランもいまいち、、、結局駅ビルに、、、、大阪まで足をのばすか、、、と考えていたら美々卯を発見。料亭風高級うどん屋さん?つかれてしまったので入ってみた。

店内は和風で清潔。これは嬉しい。着物のおねいさんとおばさんが沢山。悪くない。年配のお客さんがちらほらおられるが、若者は皆無だ。とっても静か。これはいい、のんびりできそうだ、、、蕎麦はあるかな?でもうどん屋で蕎麦というのも、、、あったあった、ざる蕎麦ざるうどんに天ぷら、麺類食べ放題、という”めんくい”には夢のようなメニューを見つけた。あいもりではなく”あいのり”と書いてある。何故?ともあれこの”あいのり”をお願いしてみる。美味しいお茶を飲みながら、おばさんたちを観察。やっぱり着物はいい。キッチンではどうも天ぷらを揚げているらしい、、、、、。やがておうどんが天ぷらと一緒に運ばれてきた。蕎麦は時間がかかるので、先に食べていてね、とおば様がおっとりとおっしゃる。四角四面でないのは関西風なのかしら?

つゆは徳利から塗りのおわんに。蕎麦つゆはやはり蕎麦猪口で受けるのが味やかほりを楽しむのに最良と思うのだが(個人的には食器や酒器を変えると食事の味が変わる、と認識している)、うどんのつゆはこの方がいいのかしら?てんぷらも食べさせるから?塩分控えめ、色は薄く、かつおをメインとした出汁がびんびんだ。こぶも多少入っているのか?ともあれ、江戸前の蕎麦つゆとは大違いである。つゆの味をじっくりと楽しんでからうどんを、、、むっちり、、むちゅむちゅ、べろーんという感じの食感、なかなかのコシ、小麦粉のかほりはほとんど感じない。つゆ、うどん共にかなり上品に洗練されているなあ、という印象。すぐに食べ終わってしまう。天ぷらはつゆに脂を浮かせないように、そのままたべてしまう。野菜、海老、小さいが揚げたてのアツアツ、なかなかだ。薬味の葱、鰹節、海苔もつゆに混ぜずにそのままどんどん食べてしまう、、、。それからようやくお待ちかねの蕎麦だ。

やや太めできっちり角が立った更科系のようだ。つなぎは多め。ニコニコと食べてみると、味もかほりもなんだかのっべぱぼうの印象。しかし食べ進んで慣れてくると、やや遠くのほうで蕎麦粉がちゃんと主張している。上品なかほりもしっかり。しかしこれもざるが小さめなのですぐに食べ終わってしまう。おば様が”あと何枚?”と尋ねてくれたので、”3枚ずつ”とにっこりオーダー。今度もうどんが先だ。やはりうどん屋さんだけあって、うどんのレベルは高く、上記の印象を変えないまま、3枚食べきった。ざるが小さいので、頑張ればあと5-6枚は行けそう?しかしやはりここは蕎麦を食べなければ。待っていると小さいざる蕎麦3枚が供された。やや太の更科系、かほりはやさしめ、はごたえしっかりややもっちり。これをどんどん食べ進んだ。残念ながらつゆが塩分や醤油系の味わいが弱めで出汁が強め、相対的に蕎麦に負けているため(うどんと同じつゆで食べさせるため、蕎麦に工夫をしていることはよくわかるのだが)、だんだん味がぼやけてわからなくなってしまった。それで蕎麦4、うどん4の合計8枚で早々に切り上げることとした。

客席をよく見ており、飲み終わればすぐにお茶の追加、食べ終わればすぐに蕎麦湯を出してくれることなど、
接客は秀逸。清潔なお店でのんびりすることが出来、蕎麦に加えててんぷらとうどんを味わうこともできたので、上出来というべきか。

良い;清潔なお店、行き届いたサービス、うどんの出来はさすが。麺類の食べ放題は(ここで食べ放題をする人はあまりいないと思うが)素晴らしい。
もっと良くなる;うどんと蕎麦のつゆを別にすれば、より良くなると思いました。
また行く?;Yes
総括;大阪駅ビルの上品なうどん屋さん。騒々しい駅ビルの中でも静かな時間をもつことが出来る。うどんはすばらしい。値段はリーゾナブル。このお店は、蕎麦ではなくうどんと割烹料理的な部分を軸に評価するべきだろう。でも蕎麦もなかなかです。
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