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新三郷 こくぼ [日本蕎麦]

8月31日
新三郷 こくぼ 大もり 850円

最近雑用で埼玉県を頻繁に訪れるようになった。千葉や神奈川県とはまた一味違った、味のある街、というか郷?のような街並みを楽しんでいる。どこで何をしていても、人生は貴重だ。楽しむべきだ。さて。

車で流していて、気になったお蕎麦屋さんに入ってみた。旅蕎麦というやつだ。お店に入っていきなりお店、土間にテーブルが2-3個、小上がりに大きな机が2-3個、というつくりで、一人客の私は土間のテーブルに腰掛けざるを得ないのだが、そうすると調理場と向かい合うような形になってなんとも具合が悪い。しかしそうするしかないようだ。腹を決めて大もりをお願いする。結構な田舎?(失礼)なのにいい値段だなあ、と思いながら店内を見回してみると、お店の入り口には石臼や麺打ち場、店内には様々な紙が張ってあり、禁煙、禁携帯、禁メール、などなど、なかなか素晴らしいご指導の数々。トイレは外に作りつけてあるという。うどんは追加禁止、とか、茹でるのに13分くらいかかるぞ、とか、ご亭主のこだわり全快だ。ともあれ、期待して待つ。お蕎麦メインなのか、うどんメインなのか、わからなかったが聞くわけにもいかない、怒られそうだから。

予想通り、盛りは少なめ、お蕎麦は挽きぐるみ風の色が濃いもの。角はやや丸まっているが、太さはきちんと整っている。やや短め。手打ち風だが機械打ちのようだ。口にしてみると、つなぎはほとんど感じない。独特の、なんというか、木の実のような味わいとかほりがある。ややぽきぽきとしているが、お蕎麦として上出来だと思った。おいしい。栄養がありそう。蕎麦つゆは猪口に並々と注がれている、私はこれが苦手だ。だって蕎麦湯を飲む、というか食べる?ときに、蕎麦つゆを全て飲み干すしかないから。捨てるわけにもいかないし。お店には申し訳ないが、湯飲みを使わせていただく事もある。すみません。血圧に悪いからな、、、。

ともあれ、蕎麦つゆを口に含んでみると、おそらく鰹節だけではない強めの出汁、甘さもけっこう強い。苦味のようなものは感じない。全体としてさっぱりとした印象で、個人的にはもうすこし辛いほうがいいかな、と思った。お蕎麦も強い印象を与えるものなのでバランスを考えて。店内にヒゲタ醤油の缶が置いてあり、蕎麦屋専用の醤油を使っているらしいことがわかった。こういうのはちょっと残念だ。舞台裏は見えないほうがいいと思う。

ややひねこびた地元産と思われる葱、これはなかなかいい。山葵ははっきりと粉、味もかほりも飛んでしまっていて残念。白ゴマはおしゃれだと思うが、私には必要無い。その分少しでもたくさんお蕎麦を食べたい。

もごもごはもはも、と、すぐに食べ終わり、本当に蕎麦を茹でるために使った湯、と思われる大粒の蕎麦粉が沈んでいる蕎麦湯を全て飲み(いただき、という書き方は苦手だ 楽しみ、もちょっと恥かしい)、ちょっと不思議な気持ちで店を後にした。どうしてだろう。暫く考えてみよう。

ともあれ、御馳走様でした。いい旅蕎麦でした。

良い; 静かなのはとっても良い お店の方(家族経営と思われる)もやる気があるようだ 
もっと良くなる;お店とか食器などにも力を入れてもいいかも ちょっと高いかも 雰囲気堅いかも
また行く?;Yes チャンスがあればまた
総括;地方都市のこだわりのお蕎麦やさん おそらく地元の常連客に支えられているのだろう お蕎麦は美味しい

7月某日
たまたま 探し当てることができて再訪。前回と同じような印象だった。もりは550円で、大盛りは850円なので期待したが、やはりあまり”大盛り”ではなかったかな?蕎麦つゆは、うどん向きに味を作ったものを濃いままで供しているのではないか、と思った。それでもお蕎麦を楽しく食べさせていただいた。おそらくうどんがメインのお店なのだろう。

タグ:日本蕎麦
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