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スバラシイ酒屋さん 2 [日本酒]

スバラシイ酒屋さん 2

最近発見したスバラシイ酒屋さんに足を運んでみた。お店の中をしげしげと見渡すと、すべてのお酒は適切に扱われており、店内は清潔病の私ですら満足するほどお掃除が行き届いている。ここで食事をしてもいいと思うくらいだ。田舎にあるのでお酒を買いにくるお客さんたちは結構ファンキーだが、それはそれ、実害はないので特に問題ない。私のお目当てのお酒数種類がどのように扱われているかを確認し、安心し、それから深く満足した。お酒は嗜好品なのだから、気に入らないお酒は呑みたくない。気に入らないお店からは、お酒を買いたくないのだ。呑まないほうがまし、ということだ。さて。

それでご亭主に(実は若旦那のようなのだが)一番聞きたいことをダイレクトに聞いてみた。私の地元にとてもいいお酒屋さんがあるのだが、ご亭主の好みと自分の好みが合わず、ここに来てみた。ご亭主はやはり自分の好みのお酒を売るようにしているのですか、と。彼が言うには、自分の好みのお酒以外も置いていないことは無いが、自分が好きでない味のお酒を自信をもってお客さんに勧めることはできないじゃないですか、と。それではここにあるお酒は、大体はご自身の好みなのですか?と重ねて伺うと、にっこり笑って”そうです”、と、明快なお応え。気に入った。正直で信頼できそうな人だ。

自分は○や×が気に入っているのだが、ご亭主の好みと比べるとどうでしょうか?と尋ねると、方向性は同じだがもう少し辛いほうが、とおっしゃる。やはり玄人は呑む量が多いので、どうしても辛めの方向に好みがシフトするのであろう。それでもこれまでお世話になってきたお酒屋さんのご亭主と比べてお酒の好みがぐっと私自身に近いことが確認できた。お店が清潔で大変気持ちがいいこと、お酒の品ぞろえが私の好みに近いので大変うれしいこと、遠路はるばるやってきて、お店を拝見して安心したことなどをお伝えし、今後Webなどでもお酒を売ってほしい旨お伝えした。忙しそうなので早々にお店を後にしたが、ご亭主はお店の外まで私を送ってくださった。嬉しかった。

いいお酒は、呑み手自身も努力しなければ手に入らないのだ。
暫くはご亭主のお力をお借りして、私の好みに合ったお酒をじっくりと楽しませていただこうと思う。

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