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徒然FD2 2018/9-2 [クルマ]

徒然FD2 2018/9-2

窓を開けて、外の風と音を入れながらFD2を走らせた。
エンジンやギヤ、ブレーキが働いている音が盛大に車内に入ってくる。
地面の凹凸はダイレクトに腰に伝わり、ハンドルからも豊富な情報が入ってくる。
その代り、自分のしたいことが4本の手足を通じて迅速にクルマに伝わり、タイムラグを感じさせることなくクルマの挙動に直接反映される。特にハンドル操作に対する挙動変化の迅速さはスバラシイ。こんなクルマ、よく一般に売りに出したな、と、今更ながら感心する。

FD2を愛でながら、ゆっくりと都会の夜をクルージングした。
法定速度を(ほぼ)守りながらタコメーターの針を6000回転に保つ一人遊びをしてみたり、ヒールアンドトウを必要以上に決めてみたり、ダブルクラッチを試してみたり。私は残念ながらたいしたドライバーではないが、それでもクルマは自分のイメージ通りに走ってくれる。

フルバケを入れ、視線が低くなってからはクルマの見切り、つまり例えばバンパーから壁まであと何センチくらいあるか、にやや自信がなくなってしまったけれど、これに乗っていれば体に合ったモビルスーツを着たように、地上を思った通りに高速で動き回ることができる。確かにクラッチがちょっとギコギコしたり、車内の立て付けが悪く、低級雑音のオンパレードだったりはする。内装に高級感は皆無だし、やっぱり道路の凹凸を拾って、大きな段差を超えた時などは腰に“くる“ことも欠点といえば欠点なのかもしれない。しかし現代においてこんな”アナログ“かつ”アナクロ“なクルマを手にできるということは、かなりの贅沢なのだと思う。

このクルマがもうすぐ私の日常からいなくなるというのはとても想像できない。

我慢できるだろうか? 
今のところ全く自信がない。

タグ:FD2
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